【感想文】韓国バラエティを観ると出演者に沼る
また韓国バラエティ番組の感想を羅列してみる。
《ユン食堂2》
大御所アカデミー俳優ユン・ヨジョンを店長に、ナPD番組の常連イ・ソジン、チョン・ユミにアルバイトとしてパク・ソジュンを迎えてスペインはカナリア諸島のリゾート地テネリフェ島ガラチコで韓国料理店を期間限定で開店。
残念ながら《〜1》は未見。
世界各地から集まった観光客や地元住人がそれぞれ韓国料理を楽しむ様子も面白いけど、キャストの口から溢れるちょっとした言葉や行動の魅力的な部分が編集によってこちらに伝わってくるのがナPD番組の素晴らしさだと思う。
パク・ソジュンが気働きがいい真面目な青年で、チョン・ユミが周りに振りまく明るさがステキで、イ・ソジンがちょっと横柄に見えるけどたぶんナPDと一緒になってより盛り上がるように努力していて、ユン・ヨジョンの謙虚ではあるが肚の座った存在感と相まって、見ていると心が温まってくつろぐのだ。
《ユン ステイ》
コロナ禍で海外に出られなかった時期に撮影された。
ユン食堂2のキャスト4人にチェ・ウシクを加えた5人で運営。
『出られないなら、来てる人に韓国の良さアピール』と韓国の伝統住宅をペンションとして、在韓(訪韓)外国人に宿泊してもらうという番組。
韓国在住の長い人、家では靴を脱ぐと伝えるところからの人、車で自力で来る人、駅まで送迎が必要な人、と多様なお客さまに5人が応対する様子の端々に素が溢れる。
やっぱり「可愛いなぁホンマに」となる。
そう思わせる編集だと分かっていても、それがナPDの魔法なんやろなぁ。
《村の軽食堂》
【涙の女王】チェ・ジウを店主に迎え、韓国の山間部と海沿いの町でビストロを期間限定で営業するという番組。
ちょうどNetflixで《明日》を観てイ・スヒョクにハマった直後に偶然出会った。
東方神起チャンミンの結婚直後だったらしく厨房スタッフ組でそんな話題ばかり振られてたり、ホール担当のスヒョクがラテアートに挑戦する(でもあまり上手くできない)様子やチェ・ジウが家族連れのお客さんとママ友的な話をしたり。
オーナーの従業員への福利厚生として、ご当地名産紹介や観光地巡りも組み込まれている。構成うまいなぁ。
宿舎での様子、移動中やアクティビティでの表情、そしてもちろんビストロで垣間見えるキャストの素顔が楽しい。
それに加えて、ソウルの有名シェフ監修のとても美味しそうな料理を厨房組が再現できてるにも関わらず、村のお客さんたちに不評だったりするのが興味深い。
ミディアムレアの、見てるだけで涎が出てくるステーキに『この肉は生焼けだ。こんなもの食べられない!』と突き返すお客さんたち。
バターをたっぷり使った、こちらまで芳醇な香りがするようなクリーム系料理に『脂っこいね』『食べられないよね』とコソコソ話をしていたり。
豪華であろうがなかろうが、食べ慣れないモノへの抵抗はあるよね。分かるわ〜。
でもそのお客さんたちの反応に臨機応変に対応するキャストたちの様子に、その柔軟性あってこそ過酷な韓国芸能界で生きていけるんだろうなぁと感心してしまう。
《見習い社長の営業日誌》
好評で《〜2》がこの春韓国で放送されてたそうだ。それも日本で放送されるといいなあ。
これも地方の街で俳優2人がゲストたちと奮闘する系バラエティ。
街の地元密着よろず屋的お店を丸ごと借り切って、店主に10日間の骨休め休暇を取ってもらい、代わりにお店番する。
このお店は、店の前のバス停の利用者に乗車券を手書きで売り(バス会社から委託)、近隣の役場や工場の従業員、道路工事の作業員、地元住人に昼食や夕食を提供し、釣り餌や釣竿、ちょっとした農具も販売し、近所の子どもたちにはお菓子屋さんで、大人たちには夜の社交場としてお酒もおつまみも出す、というある意味複合施設。
おばちゃん一人で長年切り回してきたので、棚に値札もない。
POSシステムなんか「何それ?」の、私なんかには懐かしい、でも代理店番としては困惑の極み。
飼われてる犬クロのお世話をしてるのかされてるのか...。
地元住人のみなさんの優しさが伝わる番組。
ソウルと地方の違いは、日本の都市部と地方の違いより大きいのではないかと思う。
《イケメン ブロマンス》
ひたすらイケメンを愛でる目の保養バラエティ。ちょっと旧作。
私はU-NEXTで視聴しました。
もともと仲よしのイケメン2人ずつが休日を過ごす、というコンセプト。
プランを立てて引っ張っていく側とそれに乗っかる側だったり、落ち合った瞬間からイチャイチャダラダラどこに向かうねん?と突っ込みたくなるようなコンビだったり。
やっぱり端々のカッコつけてない素顔がたまりませんわっ!
☆☆☆☆☆
韓国の俳優さん(アイドルも)はバラエティ力も要求される。
すごいなぁと感心するしかない。
ではまた。