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集客がうまくいかない時に考えてほしいこと

ビジネスにおいて集客がうまくいかない時、商品の質を改良したり、広告にお金をかけたりと試行錯誤を繰り返すと思うのだけれどそもそものターゲット設定が間違っていることがよくあるよねという話です。

・サービス/商品を誰に届けたいのか
・それはなぜなのか
・なぜそのターゲットでなければいけないのか

これらを明確に説明できないのであればターゲットの設定が甘いなと思うわけです。もう少し言い換えると、その商品の強みを理解できていなかったりする。

特に自分ビジネスにおいては自分が商品そのものになるので、自分のスキル、経験、キャラクターが商品の価値に直結する。そしてそれらを適正に評価して価値を感じてくれる場所を探すことが必要になるのだ。そのためには自分の売り出したい商品がどんなものなのかを明確に理解して他者にプレゼンできるだけの商品への理解力が必要不可欠となる。

世の中は需要と供給のマッチングなので、必要な人に必要なものを届けることがいちばん簡単なビジネスの成立方法なんだよね。お腹が空いている人におにぎりを売るのはシンプルで簡単だけど、満腹の人におにぎりを買ってもらうには『お土産として』とか『後でお腹がすくだろうから』とか『これは特別なお米でできたもので』とかの枕詞が必要になる。さて、あなたが設定しているターゲットはどれぐらいあなたの商品を欲している人だろうか?

相手の『欲しい』を引き出すためには基本的に
①すでに欲しいと思っている人に出会う
②必要なものだと理解してもらう
の2通りしかない。

どちらにせよ商品の強みを理解していてその商品について熱く熱く語れないのならばお話にはならない。ここの熱量が弱いと冒頭の話で【サービス/商品を誰に届けたいのか】についての設定が甘くなる。

例えば、ダイエットにまつわる商品を提供していたとして、『痩せたい人に届けたい』では弱いよねって話。その届けたい相手がなぜ痩せたいのかをきちんと理解しているだろうか。そして同時にあなたはなんのためにそのダイエット商品を作ったのかが重要なんだよね。

届けたい相手が3ヶ月後に結婚式を控えていて、綺麗にウェディングドレスを着こなしたいという理想があるとする。その時に自分が3ヶ月で無理なく綺麗にマイナス5キロ達成したという経験があれば説得力があるってわけ。そしてその背景には何度もダイエットをしてはリバウンドを繰り返した経験があるとか、無理な食事制限をして肌がボロボロになったので綺麗に痩せる方法を研究したとか、結婚式でダイエットが間に合わなくて着たいドレスが着れなかったみたいな自分の過去のストーリーがブランディングになる。

ブランディングのヒントは過去にしかない。自分の過去にその商品を生み出した理由は必ず存在する。理由がないのに良質な商品だけが完成することはありえない。基本的には自分や自分の身近な人の問題を解決するために生み出した商品のはずなので、同じような問題を抱えている人に届くように設計すればいいのだ。それなのに商品をつくる途中で『自分をよく見せたい』という余計な思考やプライドがブランディングを難しくして気づいたらターゲットがずれていく。ここがビジネスの落とし穴でもある。

その商品を生み出した理由を包み隠さず、オープンに伝えることがスモールビジネスの第一歩なんだよね。そのためには自分の過去の悩みや状況をきちんと把握して忖度なく人に見せていくことが必要になる。結果を出している人ほど自分のポンコツ度合いや失敗談を発信材料にしたり、書籍にして公開したりしている。つまり、自分の過去のヒストリーに集客とターゲット設定のヒントが隠れている。

さて、あなたは
①自分をよく見せること
②商品が売れて収益を上げること

どちらを目的地として設定しているだろうか?

不必要なプライドを手放してなりふり構わず目的地に向かおうね。
結果さえ出れば全てを笑い話にできるから。

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