人間は『なぜお金に振り回される』のか

お金は生きていくために必要不可欠なもの。だけど、いつの間にかお金に人生左右されていない？どうして人間はお金に支配されるのかを解説しました。

お金といい関係性を築くことができると、"暮らし"だけでなく、人生そのものが豊かになります。

なぜ人間はお金に振り回されるのか。

その答えは『お金が腐らないから』です。

今のようなお金の形ではなく、今でいう硬貨の代わりにお米が用いられていた時代の話。お米を必要以上に溜め込むことはしなかった。お米は数ヶ月分もあれば十分だし、一生分のお米が家にあっても邪魔だし、時が経てば腐る。つまり、時間の経過とともに価値がなくなっていくものだったんです。

ところが、便利さを求めた結果、いつしかお金は硬化になり永久的に保存できるものになった。そのため、必要以上のお金を溜め込むことが美徳とされ、一生分のお金を集めようとする人が現れた。この行為は本当に必要だろうか？

いま必要ではないもの（お金）を
今集めるために
今という時間を犠牲にする

なんだか矛盾していませんか？

老子は『足るを知る』といいました。

何事においても必要以上に求めることで、人生が空回りしていくような気がしています。『もっと、もっと、今のままではダメだ』と自分にダメだしをし続ける人生になります。

豊かさとは、心のあり方。

自分が求めているものは睡眠を削って、体を壊してまで、必要なものだろうか？必要な金額だろうか？いくら貯金があれば満足するのか？

足りない。
もっと稼がなくては。
将来困ることになるから。

そんな思いでお金を稼ぎ続けると、ずっと足りない人生。ずっと稼ぎ続けなくてはいけない人生。将来は困る人生になります。だって心の中は間違いなく現実に反映されるから。

なぜ、老後の2000万円問題が報道されるのか？
それは国民に働き続けてほしいから。ではないですか？

もちろん稼ぐ力は必要だけれど、本当に2000万は必要だろうか？日本には生活保護だってある。日本の制度は充実している。医療費だって国が負担してくれている。

いつの間にか自分の生活がお金に支配されていないだろうか？

お金を稼ぐために今日を生きていないだろうか？

生きる目的が『お金を稼ぐこと』になっていないだろうか？

お金はやりたいことをするためのエネルギーで、ガソリンのようなもの。ガソリンだけを大量に持っていても意味がないよね。車を走らせてこそ価値があるし、そして目的にたどり着くことで喜びを感じるんだと思うの。お金に支配された状態ってガソリンだけを大量に集めているのと同じだよ。『こんなにガソリン持ってるんだけどどう!?（ドヤっ）』ってやってる人がいたらちょっと面白いよね。だけどお金に対してはそれをやりがちな世の中だよね。

お金に愛される生き方

お金との信頼関係を作り、お金に執着しないこと。自由に伸び伸びとさせてあげること。お金はエネルギーだから、人間と同じで感情があると思った方がいいかも。

お金が生きているとしたらし、居心地のいい場所にいたいし、丁寧に扱ってもらえる場所にいたいし、好きだと言ってくれる人の近くにいたいものだと思わない？？

お金に好きだよ！って伝えてる？？

『私はお金が好き』『お金も私が好き』と言って相思相愛の関係になるといいらしい。"お金を好きになる"はよく聞いていたけれどお金にも”お金も私が好き”の前提にするのは新しい考え方だったから取り入れていこうと思う。

そもそも『お金＝卑しいもの』みたいなネガティブイメージが強い人はお金そのもののイメージを書き換えることから始めないといけない。お金が怖いものとか、人生を狂わすものとか、人を騙して得るものとか、そんなイメージは必要ないし、それは本当か？？を疑っていくべき。

私もお金に苦労した時代があるから、お金で人は狂わされるし、人生を左右されると思っていた。つまりお金に人生を支配されていたし、お金が全てだと思っていた時代がある。

お金にコントロールされる人生
↓
お金をコントロールする人生
↓
お金を相棒にする人生

こうやって少しずつ自分の思い込みを書き換えて、新しい常識をインストールして、お金との付き合い方も変わってきた。

いつしか、必要な時に必要なだけやってきてくれて、私を助けてくれる存在になった。パートナーに執着すればするほど『重い』と言われて距離を取られてしまうのと同じだと思う。だからこそ、精神的に自立することが大切。

お金があってもなくても、あなたそのものの価値は変わらない。
お金があってもなくても、あなたが別の誰かになることはないし、できない。

唯一無二の価値をどれだけ自分に感じられているかが重要だよね。

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