見出し画像

大手通信キャリア光回線オペレーターが本当は言いたい裏話②無派遣開通工事のトラブル

こんにちは!前回は光回線10Gプランについてお話しましたが、今回は無派遣開通工事でよく起こるトラブルについてお話しします。

皆さんは引っ越し先で光回線を申し込んだ際に、「無派遣で開通できます」と説明を受けたことはありませんか?
工事費も安くて、工事の立ち会いも不要なので、一見とても便利に思えますよね。
でも、実は様々なトラブルが起きやすい工事方法なんです。

無派遣開通工事とは?

無派遣開通工事は、以前その部屋でNTTの光回線を使用していた履歴がある場合に可能になります。
しかし、これがさまざまなトラブルの元になっているんです。

開通予定日に繋がらない!その原因は?

例えば、以前NTTの回線を使っていた人が、その後NTT以外の回線に乗り換えて、引っ越してしまった場合。この情報が正しく更新されていないため、開通予定日になっても繋がらないということがよく起こります。

マンションの場合は特に要注意!

マンションなど集合住宅の光回線は、実は複雑な構造になっています。

まず、屋外からの光ファイバーケーブルが建物の集合装置まで来ており、そこから各部屋に配線される仕組みになっています。
ここで問題になるのが、前の入居者が使っていた回線です。

NTT以外の光回線を使っていた場合、集合装置のポートにつながっている光ケーブルは他社のままです。
これを使えるようにするには、NTTの光ファイバーケーブルに繋ぎなおす必要があるんです。

室内設備のトラブル

室内でもトラブルは起こります。例えば以下のようなケースです。

トラブルを防ぐために

特に重要なのは、室内に光コンセントがない場合です。
この場合は、開通予定日を待たずに光回線事業者へ連絡することをお勧めします。早めに対応することで、スムーズな開通の可能性が高まります。

オペレーターはトラブルになったお客様の対応をする仕事であり、開通前にこんなことが起こる可能性がありますよ!とお伝えする機会はありません。
「無派遣で大丈夫です」と言われても、実際はトラブルの可能性が潜んでいることを知っていただきたいなと思います。

そこで、どうしても開通予定日に使えないと困るような状況は避けておくと、当日慌てることもないと思います。
例えば、開通するまでポケットWi-Fiやホームルーターを貸し出してくれる事業者もあります。契約時に確認しておくと良いでしょう。

次回は、また別の「言いたい裏話」をお届けする予定です。お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!