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音圧戦争を乗り越えた先のラウドネス大戦争

海苔波形の話をしよう。いや、別にしなくてもいいか。

時代の流れと共に、音楽の在り方も変わってしまった。ひと昔前は「音圧なんてあればあるほど良い、リミッターで限界まで潰してしまえ~」なんて本気で思っていた(マスタリング舐めすぎ)。

そして時は流れて大サブスク配信時代が到来。ラウドネスという概念が一般的になり、誰かが決めた-14というLUFS値に苦悩する人々で溢れ返った。

。。。で、結局のところラウドネス値はいくつにすれば良いのでしょうか?言いつけ通りに-14に合わせたらどうだ、他の曲より小さく聴こえるではないか!

というか、まずもってラウドネスの概念が曖昧過ぎる件。聴覚上の音量感みたいな人によって個人差があります、みたいなテレビみたいなお茶の濁し方。あんまり好きじゃない、そういうの。

だた好き嫌いも言ってられない、人の楽曲より小さく聴こえるのはなんか癪だし。別に深く理解とかしなくていい、とにかく人の楽曲と同じくらいの音量で流れてりゃあ文句はないんですはい。

ひとつ考えられるのは、もしかしてその他大勢はラウドネス調整が掛かることを前提に突っ込んでる可能性。要するに、プラットフォーム側のラウドネス調整のロスも辞さない覚悟で上げてる、って考え方。いやそんな、一緒に-14にしようって言ったじゃん。。。

ただ、-14ぴったりを狙うよりはロスカット覚悟でラウドネス値を気にせずに音圧を稼いだ方が、結果的には「なんか自分のだけ小さいなぁ問題」は間違いなく減る気がする。(まぁその代わりに「自分のだけちょっと音質悪いなぁ問題」が出てくるかもだけど)

というか、まずもって小さく聴こえる原因がシンプルにmixが下手って可能性があるし。ここまでくると、結局やってることは海苔波形音圧戦争の時と変わらない気がしないでもない。人って案外、変わらないものなのかもねぇ。。。


結論、何がベストかは分からない。こればっかりは、当人それぞれが納得いくまで試行錯誤していくしかない問題だと思う。
少なくとも自分は、とりあえず音圧戦争時代を思い出して、海苔波形至上主義の旗を掲げて再起しようと思う。

あとは各々好きにすればいい。音楽って自由だ、最高にハッピーだ。

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