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大事なものを大事にしていたい

「メモ帳の外へ」

はじめまして、こうのまりこと申します。

今まで自分だけのためにパソコンの「メモ帳」に書いていた、日々考えていることを、外に出してみようかなと思ってこちらを始めることにしました。

わたしは自分の考えと近かったり、ずっと深かったりする人に出会うとうれしいのですが、人が心の中で考えていることって、案外知れないものだなぁと思います。

ほとんどの時間を家の中で過ごしているので、物理的にお会いする人の数がとても少ないというのもあるのでしょう。

そんなわけで、勇気を出して、しかしあまり神経質になりすぎないで、ちょっと出してみることにしました。

読んでくれる人がいるのかどうかもわかりませんが、試行錯誤しながらやっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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「掃除と心」

晴れて空気も入れ替えられるので、ふだん開けない棚も掃除していると、ふと思ったのです。

昔から頭のなかが混乱しているときは部屋も汚くなる。(いつも混乱していつも汚かったりした…)それって、自分のなかに見ないようにしている部分があるからなんだろうなぁと。

本が棚に入る以上にあるのにどれを捨ててどれを残すかを決められない、あるいは決めたくないという時、本だけではなくて自分の人生のなかでの優先順位を決めることを避けているように感じる。

部屋のすみっこに、なんとなくごちゃっと色々置いてある場所ができてしまう時、ほかに大事なことがあるから、今は考えたくない! という心の表れのような気がする。

ボロボロのパジャマを買い替えられないときは、他人に見られていない自分をおろそかにし過ぎているのかもしれない。

たぶんもう着ないだろう服を捨てらないのは、思い出を捨てらないのか、新しいものを買うお金を心配しているのか、、、。

きっと片付けが大きなムーブメントになっているのは、そういうことを順序立てて説いてくれいているからなのでしょうね! いまさらながら私も本、読んでみよう。(そしてまた本が増えてしまう。)

自分がどのくらい疲れているか、混乱しているかは自分自身では気づきにくいけれど、部屋はきっと拡張した自分自身だから、部屋の状況から心を読み解くほうが早いかもしれない。

いつもピカピカの部屋がいいとは別に思わないけれど、自分の心の混乱は整理してあげたいなと思うのでした。

大事でないものに生えたカビで、大事なものを汚したくない。
大事だったものの抜け殻ではなく、大事なものを大事にしていたい。
抜け殻が大事だと気づいたら、それも大事にしていたい。

おわり

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こうのまりこ
文字でもものづくりでも、どこか通じ合える人と出会いたくて表現をしているんだと思います。何か感じてくださったならとてもうれしいです。