【LUNASEA】おすすめ曲まとめ
LUNASEAを初めて聴く友人に、個人的に知ってもらいたい、聴いてもらいたい曲をピックアップしてみます。
彼らの描く世界の繊細さ、美しさ、誠実さ、力強さ、など私の信じた情景が
誰かにとって未知のLUNASEAの凄さを知る手引きになればと思います。
◆まず見て欲しい動画
Wish
現在のLUNASEAをよく知らない人へ、一つ動画を薦めるとしたら迷わずこれです。
Wishは初期のアルバム『IMAGE』に収録されている
非シングル曲(J原曲)ながら
今はファンにとってのLUNASEAを象徴する曲になっているというのは
この曲を演奏し続けてきたバンドと
この曲の言葉とフレーズと演奏すべてを宝物のように
愛してきたファンが居たからだと思います。
それがあますことなく編集で詰め込まれた素晴らしい動画だと思います。
弱さも孤独も、祈りをもって暖かく肯定してくれる祝福の歌。
◆問答無用に格好いい曲たち
Wishの次は、心臓を掴まれるような格好良さを見てください。
音の重さと美しさ、歌が意味として深くまで届く説得力、5人それぞれの問答無用の存在感に驚いて欲しい。
JESUS
アルバム『EDEN』の1曲目。(J原曲)
問答無用に格好いいライブ映像を一つ選ぶならこれ。
荘厳なベートーベン月光を背景に入場してからライトが集まり
一気に曲が始まる情景、見る度に息が止まります。
G.
アルバム『STYLE』収録。(J原曲)
セルフカヴァーアルバムに伴って作られたMVが格好良すぎて駄目です。
歌詞は甘くて暗くて退廃的なラブソングだと思うんですが、音のひとつひとつが強すぎて。
口を開けて見惚れてしまいます。2024年現在のLUNASEAの格好良さ。
本当に信頼できるし愛してる。
LOVELESS
アルバム『MOTHER』1曲目。(SUGIZO原曲)
イントロの囁き声のカウントアップからの各音の入り方が完璧すぎる。
神々しさがすごい。何回聴いても慣れずに鳥肌が立ちます。
2023年秋のDUAL ARENA TOUR初日、横浜MOTHERの日に、1曲目にこの曲を目にして、「5人の神様がそれぞれの仕事をして、一つの天地創造してるじゃん、、、」と度肝を抜かれたことを思い出します。
HURT
アルバム『STYLE』収録。(J原曲)
この曲だけは、ヘッドホン推奨です。
ベースラインが格好良すぎる。頭を抱えてしまう。
ギターも歌もドラムも全部格好いいんですけど、でもこの曲はベースです。
あと(Three, Two, One, Break…)のJさんの声の良さ。
◆言葉を失う美しい曲たち
ここの曲たちがあったから、私は中学生の頃にLUNASEAの描く情景を信じたと言えると思います。
RAIN
シングル『ROSIER』カップリング曲。INORAN原曲。
私が中学生の頃に、LUNASEAの描く景色にハッとしたのはこの曲でした。
今も指折りで好きな曲です。
音の描く重く暗い静かな雨の景色と、雲が割れて光が差すような展開に息を呑みます。
「砂に埋もれても構わない」の示す無力感と諦念と祈りと切望が本当に美しい。
「今までの全てを忘れてしまうだろう」の希望を夢見るようなフレーズ。
この映画のような結晶した祈りの視界を現出させるのは、演奏と歌の説得力だと思います。
Twice
シングル『END OF SORROW』のカップリング曲。INORAN原曲。
淡々とした静かな情景描写から始まり、サビで悲しみを含んだ祈りとともに
視界が開けるように遠くへと音像が広がるLUNASEAの描く美しい曲の一端。
祈りの純度を曲にしたもので、一番に思い浮かぶのはこの曲。
MOTHER
アルバム『MOTHER』の掲題曲でありシングルカットされた曲。INORAN原曲。
自信を持てるようなことが何もない無力な中学生だった頃、
自分の手で未来を切り開く自信もなく、心細さに途方に暮れていた頃に
寄り添って支えてくれたのはこの曲でした。
夜明けが、今とは違う未来を連れてきてくれると信じるしかない無力感。
FOREVER&EVER
アルバム『STYLE』収録の大名曲。(J原曲)
現在に至るまでのLUNASEAの核の一つになる曲だと思います。
心細さの中に、一つの炎を灯してそれを両手で守りながら
吹いている向かい風の中で、前を向くような。
吹き抜ける風のようなギターと、叩きつける滝のようなドラミング。
そんな自然の中にあるものたちを司る音像が、人工的な意識を剥がして
無防備な素の自分を晒していくような心持になります。
このフレーズ大好き。
内心の不安や混沌から、何か高貴で特別なものが生み出せるなら
それが、自身が悩んだり苦しんだりして生きている価値なんだと思えました。
◆希望を信じる強さを教えてくれる曲たち
Time Has Come
アルバム『SHINE』1曲目。(J原曲)
時計の音に重なる鼓動、鐘の音、おもむろに重ねられるベース、ギター。声。
「運命が始まる」という予感が確信として体に染みわたっていくのを感じる曲。
Be Awake
アルバム『LUNACY』1曲目。(SUGIZO原曲)
この短い1曲の中に何度も心臓を掴まれて、息が止まる感覚があります。
胸がいっぱいになる感じと疾走感。迷いを振り落として前を向く感じ。
For my futureのところで胸がいっぱいになって、泣きそうになります。
光にあふれている景色だと思う。
STAY
アルバム『EDEN』の最後を飾る曲(J原曲)。
ライナーノーツに「花束のような」と書かれていて、すごく正しいと思った記憶。
STORM
アルバム『SHINE』収録のシングル曲。(J原曲)
代表曲の一つだと思うんですが、好きというか私の背骨にある言葉が以下の部分です。
「手を伸ばさなきゃ あの光さえつかめない」の部分で、毎回涙腺が弱くなります。
人生のあらゆる部分で、手を伸ばさないと何も掴めないので
本当に生きていく上で、自分を強くしてくれている歌だと思います。
◆ライブを見て好きになった曲たち
TIME IS DEAD
インディーズアルバム『LUNASEA』収録。(J原曲)
駄目、格好良すぎて笑ってしまう。大好き。
ライブに行ってセットリストにないとがっかりするくらいに大好きです。
SANDY TIME
インディーズアルバム『LUNASEA』収録。(J原曲)
ベースリフが格好良すぎて駄目。
BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー
インディーズアルバム『LUNASEA』収録。(INORAN原曲)
激しさの中にINORANの繊細さなアルペジオがキラッキラしています。
IN FUTURE
アルバム『MOTHER』収録。(J原曲)
音源で聴きなれていた曲が、ライブで映えて、目を疑った曲です。
毛穴から熱が蒸発するようなチリチリする感覚と、ライトで赤く染まる視界に理性が飛ぶような高揚。
◆
2024年に『LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOUR 2024 ERA TO ERA』として
2000年の終幕までのアルバム『LUNASEA』『IMAGE』『EDEN』『MOTHER』『STYLE』『SHINE』『LUNACY』各アルバムツアーセットリストを日替わりで演奏する41本の全国ツアーを行い
全国の2000~3000人規模のホールを中心に、一日一日を誠実に燃やし尽くすようなツアーをしているのを必死に9本見に行って、行くたびに感動させられて帰ってきた日々を過ごしました。
今回はこのツアー『ERA To ERA』の中で、見ることが叶った曲から選曲を行いました。
このツアーのファイナルは、2025年、2/23(日)に東京ドームで予定されているので、ご興味を持った方は足を運んでみてください。
心臓を掴まれる経験ができると思います。