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【LUNASEA】おすすめ曲まとめ

LUNASEAを初めて聴く友人に、個人的に知ってもらいたい、聴いてもらいたい曲をピックアップしてみます。
彼らの描く世界の繊細さ、美しさ、誠実さ、力強さ、など私の信じた情景が
誰かにとって未知のLUNASEAの凄さを知る手引きになればと思います。

◆まず見て欲しい動画

Wish

現在のLUNASEAをよく知らない人へ、一つ動画を薦めるとしたら迷わずこれです。

溜め息が時を刻む 長い夜の途中
思い出すたび あなたの夢繰り返す
孤独だけ抱きしめて

永遠を欲しがっても 刹那を感じてる
BLUE な気持ち ちりばめた時の中
答えさえ無いままで

一人きりの自分がいた 暗い迷路の中
自分の居場所さえも まだ分からずに
行き場所も分からずに

明日さえ怖がっていた 冷めた瞳のまま
だけど今は 擦り切れたこの夢を
抱きしめて

Wishは初期のアルバム『IMAGE』に収録されている
非シングル曲(J原曲)ながら
今はファンにとってのLUNASEAを象徴する曲になっているというのは

この曲を演奏し続けてきたバンドと
この曲の言葉とフレーズと演奏すべてを宝物のように
愛してきたファンが居たからだと思います。

それがあますことなく編集で詰め込まれた素晴らしい動画だと思います。
弱さも孤独も、祈りをもって暖かく肯定してくれる祝福の歌。

◆問答無用に格好いい曲たち

Wishの次は、心臓を掴まれるような格好良さを見てください。
音の重さと美しさ、歌が意味として深くまで届く説得力、5人それぞれの問答無用の存在感に驚いて欲しい。

JESUS

アルバム『EDEN』の1曲目。(J原曲)
問答無用に格好いいライブ映像を一つ選ぶならこれ。
荘厳なベートーベン月光を背景に入場してからライトが集まり
一気に曲が始まる情景、見る度に息が止まります。

輝きが深みに嵌まる前に
満たされ過ぎて朽ちてゆく前に I'm on the edge
この場所で祈りを捧げているさ 今一人救いを求めて

誓い続けたこの夢は今 光りに包まれてゆく (Just wait for you)
誓い続けたこの夢を今 輝きに変えてゆけ (Just wait for you)

Jesus 秒読みを始めて 全ての嘘を消して欲しい (Just wait for you)
Jesus 罪が消えるなら今 輝きに変えてゆけ (Just wait for you)

G.

アルバム『STYLE』収録。(J原曲)
セルフカヴァーアルバムに伴って作られたMVが格好良すぎて駄目です。
歌詞は甘くて暗くて退廃的なラブソングだと思うんですが、音のひとつひとつが強すぎて。
口を開けて見惚れてしまいます。2024年現在のLUNASEAの格好良さ。
本当に信頼できるし愛してる。

LOVELESS

アルバム『MOTHER』1曲目。(SUGIZO原曲)
イントロの囁き声のカウントアップからの各音の入り方が完璧すぎる。
神々しさがすごい。何回聴いても慣れずに鳥肌が立ちます。

2023年秋のDUAL ARENA TOUR初日、横浜MOTHERの日に、1曲目にこの曲を目にして、「5人の神様がそれぞれの仕事をして、一つの天地創造してるじゃん、、、」と度肝を抜かれたことを思い出します。

HURT

アルバム『STYLE』収録。(J原曲)
この曲だけは、ヘッドホン推奨です。
ベースラインが格好良すぎる。頭を抱えてしまう。
ギターも歌もドラムも全部格好いいんですけど、でもこの曲はベースです。
あと(Three, Two, One, Break…)のJさんの声の良さ。

◆言葉を失う美しい曲たち

ここの曲たちがあったから、私は中学生の頃にLUNASEAの描く情景を信じたと言えると思います。

RAIN

シングル『ROSIER』カップリング曲。INORAN原曲。

私が中学生の頃に、LUNASEAの描く景色にハッとしたのはこの曲でした。
今も指折りで好きな曲です。
音の描く重く暗い静かな雨の景色と、雲が割れて光が差すような展開に息を呑みます。

打ち寄せる波は何かを伝える為? キミの言葉なの?
現実に敗れて 分からないだけど知りたい 包んで欲しい優しく

キミが知る 淋しさも きっと同じさ

Take to heart
キミだけを いつまでも 熱くまぶたを重ねて 
キミだけを 待っている 砂に埋もれてもかまわない

キミが来る この場所で 僕は生まれる
今までのすべて 忘れてしまうだろう くちづけた後

Take to heart
夢なのか 嘘だろう まだ見ぬキミは幻? 
空が今 泣きだした まだ見ぬ天使のキミよ 

Rainy day
キミだけを…いつまでも 熱くまぶたを重ねて

「砂に埋もれても構わない」の示す無力感と諦念と祈りと切望が本当に美しい。
「今までの全てを忘れてしまうだろう」の希望を夢見るようなフレーズ。
この映画のような結晶した祈りの視界を現出させるのは、演奏と歌の説得力だと思います。

Twice

シングル『END OF SORROW』のカップリング曲。INORAN原曲。

黙って見ている だけで良かった
自分に嘘が つけない事も知らずに

声を聞かせて 涙を止めて
声を聞かせて あぁ もう一度

行くあてもなく 流されるまま
声を聞かせて あぁ もう一度

淡々とした静かな情景描写から始まり、サビで悲しみを含んだ祈りとともに
視界が開けるように遠くへと音像が広がるLUNASEAの描く美しい曲の一端。
祈りの純度を曲にしたもので、一番に思い浮かぶのはこの曲。

MOTHER

アルバム『MOTHER』の掲題曲でありシングルカットされた曲。INORAN原曲。

Mother of love
奇跡よ今 僕を救え 何処へ行けば 何をすれば
夜明けよ今 僕を救え 何処へ行けば 何をすれば
夜明けよ今 僕を誘え 愛が欲しい 愛して欲しい

自信を持てるようなことが何もない無力な中学生だった頃、
自分の手で未来を切り開く自信もなく、心細さに途方に暮れていた頃に
寄り添って支えてくれたのはこの曲でした。
夜明けが、今とは違う未来を連れてきてくれると信じるしかない無力感。

FOREVER&EVER

アルバム『STYLE』収録の大名曲。(J原曲)
現在に至るまでのLUNASEAの核の一つになる曲だと思います。

心細さの中に、一つの炎を灯してそれを両手で守りながら
吹いている向かい風の中で、前を向くような。
吹き抜ける風のようなギターと、叩きつける滝のようなドラミング。
そんな自然の中にあるものたちを司る音像が、人工的な意識を剥がして
無防備な素の自分を晒していくような心持になります。

So bright 輝いて 信じ続けて
Tonight 旅立とう 乾いた ここから

Forever & ever きっといつか
Forever & ever たどり着ける
Forever & ever きっといつか
Forever & ever

So, remember
That body, soul, mind, blood,
tears, dreams, love, pain, and joy
Cause, they're all so precious, forever & ever

So bright 輝いて 信じ続けて
Tonight 旅立とう 光の中へ

さまよい続けてる 乾いた心は
愛されたいと願う ほど傷付いて
限りなく続く この道の先に
求めるその何か あると信じたい

Forever & ever 叶うなら
Forever & ever 見つけたい

“Out from my chaos to grace”
何処まで翔べるのか確かめたくて

このフレーズ大好き。
内心の不安や混沌から、何か高貴で特別なものが生み出せるなら
それが、自身が悩んだり苦しんだりして生きている価値なんだと思えました。

◆希望を信じる強さを教えてくれる曲たち

Time Has Come

アルバム『SHINE』1曲目。(J原曲)
時計の音に重なる鼓動、鐘の音、おもむろに重ねられるベース、ギター。声。
「運命が始まる」という予感が確信として体に染みわたっていくのを感じる曲。

新しい時が 始まろうとしてる 胸騒ぎのする 今夜は
つかまえてみよう 何も嘘じゃない
キミの想い描く キミを越えた場所で

Be Awake

アルバム『LUNACY』1曲目。(SUGIZO原曲)
この短い1曲の中に何度も心臓を掴まれて、息が止まる感覚があります。
胸がいっぱいになる感じと疾走感。迷いを振り落として前を向く感じ。

for my future 今感じる 眩いエナジー 忘れないでいて
for your future 愛する未来へ飛びたとう 君と二人で
時が生まれるよ

For my futureのところで胸がいっぱいになって、泣きそうになります。
光にあふれている景色だと思う。

STAY

アルバム『EDEN』の最後を飾る曲(J原曲)。
ライナーノーツに「花束のような」と書かれていて、すごく正しいと思った記憶。

鮮やか過ぎる 遠い記憶は 真夜中過ぎの夢?
何時でも この胸の中で 微かに輝きつづけ

空回りした 言葉だけが 最後の夜に
流れた 時の数だけが 静かに色あせてゆく

Bring me tonight トキメキ感じたままで
Please tell me why 奇麗な嘘を止めて欲しい
キミに 送る 思いの様に 今から

この想い Just for you 今も変わらない
鮮やかに Just for me 決して変わっていない
この想い Just for you 汚れなき夢に
鮮やかに wait for the end 静かに瞳を閉じて

STORM

アルバム『SHINE』収録のシングル曲。(J原曲)
代表曲の一つだと思うんですが、好きというか私の背骨にある言葉が以下の部分です。

今吹き荒れる 嵐の中 そう抱き合って 確かめ合って
失うものなど 何もなかったはずだね
手を伸ばさなきゃ あの光さえつかめない
What will it take for you 君が望む様に 僕も望んでる

「手を伸ばさなきゃ あの光さえつかめない」の部分で、毎回涙腺が弱くなります。
人生のあらゆる部分で、手を伸ばさないと何も掴めないので
本当に生きていく上で、自分を強くしてくれている歌だと思います。

真実はきっと 臆病だからその姿を決して見せない
だけど僕らは 離れたりしないから

◆ライブを見て好きになった曲たち

TIME IS DEAD

インディーズアルバム『LUNASEA』収録。(J原曲)
駄目、格好良すぎて笑ってしまう。大好き。
ライブに行ってセットリストにないとがっかりするくらいに大好きです。

SANDY TIME

インディーズアルバム『LUNASEA』収録。(J原曲)
ベースリフが格好良すぎて駄目。

BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー

インディーズアルバム『LUNASEA』収録。(INORAN原曲)
激しさの中にINORANの繊細さなアルペジオがキラッキラしています。

IN FUTURE

アルバム『MOTHER』収録。(J原曲)
音源で聴きなれていた曲が、ライブで映えて、目を疑った曲です。
毛穴から熱が蒸発するようなチリチリする感覚と、ライトで赤く染まる視界に理性が飛ぶような高揚。

2024年に『LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOUR 2024 ERA TO ERA』として
2000年の終幕までのアルバム『LUNASEA』『IMAGE』『EDEN』『MOTHER』『STYLE』『SHINE』『LUNACY』各アルバムツアーセットリストを日替わりで演奏する41本の全国ツアーを行い
全国の2000~3000人規模のホールを中心に、一日一日を誠実に燃やし尽くすようなツアーをしているのを必死に9本見に行って、行くたびに感動させられて帰ってきた日々を過ごしました。

今回はこのツアー『ERA To ERA』の中で、見ることが叶った曲から選曲を行いました。

このツアーのファイナルは、2025年、2/23(日)に東京ドームで予定されているので、ご興味を持った方は足を運んでみてください。
心臓を掴まれる経験ができると思います。

https://www.lunasea.jp/live/20250223tokyodome

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