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【歌詞意訳】Devil's Dozen/GIVEN BY THE FLAMES

EP「SALEM」より、ライブでよくやってる美メロ曲Devil's Dozenです。
タイトルの読み方は「デビルズ・ダース」だそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/13_(%E5%BF%8C%E3%81%BF%E6%95%B0)

EP歌詞カードに公式和訳・作者コメントがついていることに気付いたので、そのまま引用、考察とさせていただきます。

I'll drag you down
(必ずお前を引きずり下ろす)
As the sun rose, the fog disappears
(日が昇り、霧が消えて)
As it glow darker, it became colder
(暗くなるとともに寒くなる)
Give it up breathing as they advised
(言われた通り呼吸をやめた)

But this is not a game
(これはゲームじゃない)
I'll show you pain
That you think of
(お前の思っている痛みを与えてやる)
No time for playing
(遊ぶ時間はない)
No god for praying
(祈りを捧げる神はいない)

He said the nightmare begun
(彼は悪夢が始まったと言った)
She said there's no happy ending
(彼女はハッピーエンドなど存在しないと言った)
They were looking for the ending will be for them
(彼らは終わりを探し求めていた)
Then he promised her that he will give his everything to you
(そうして彼は全てを捧げると言った)

Stop and think again
(止まってもう一回考え直せ)
Keep calm and try it again
Over and over again
(落ち着いてやり直せ)
But never stop thinking
(考えるのを止めるな)

Now, what the fuck would I be without you
(お前無しでは俺は不完全だ)

My friend will drag you down and then you'll be accepted
(俺の友達がお前を引きずり落とす、そうすれば受け入れられるだろう)
I am the hell for those who thought that they controlled me
(俺は俺を支配していると勘違いしていた馬鹿共の地獄になる)

Your lies(お前の嘘)
Your eyes(お前の目)
Your voice(お前の声)
was all I needed(必要だったのはそれらだけだ)



About the ”Devil’s Dozen“
いくら恨もうが嫌いになれない人、いますよね
本当は好きなのに殺したいほど憎い人、いますよね
-Willian-

EP「SALEM」

この曲のいうところの「お前」がどういう存在を指すのか?について
作詞者コメントの

「いくら恨もうが嫌いになれない人、いますよね
本当は好きなのに殺したいほど憎い人、いますよね」

を併せて考えた時、個人的に浮かんだのは実家で同居していた祖母でした。

個人的な話をして恐縮なんですが、祖母は私を支配する人で
気に入らないことがあると家庭内で無視を始め
私の分だけ夕食を用意しないなどの嫌がらせで怒りの発露をする人で
幼少の頃から、私は祖母の機嫌を取るように行動していました。

学校の成績が悪い、マニキュアを付けた、派手な服を着た、
帰宅の時間が遅い、皿洗いを忘れたなど、
生活の節々で気に入らないことがあると、
祖母は私に懺悔を求めて無視をしていたのですが、
私が中学生くらいになると、「もう相手するのやめよう」と
私が避けはじめた相手でした。

子供は支配して自分の思い通りに服従させるもの、というのが
小学校の先生をしていた彼女にとっての常識で、

長女である私に彼女なりの愛と正義をぶつけたのが
上記の地獄だったんですけど、

祖母が私に、家族で一番執着して、
彼女の価値観に従って愛をぶつけようとしてくれたことは
わかっていて、でもそれに反発して、
私は逃げるように実家を出たんですが、

彼女が居なければ、今の私は居なかっただろうし、
彼女の与えてくれた児童文学は私の血肉になっています。

本当に当時は居なくなって欲しいと心から思ってたんですが
現在の私を構成する大きな要素としての存在として、
ゆがんだ形でも愛と執着を注いでくれたことは分かっていて
祖母が死んでだいぶ経ついまだに複雑な気持ちがあります。

Now, what the fuck would I be without you
(お前無しでは俺は不完全だ)

上記の話をここの歌詞で思い出しました。

My friend will drag you down and then you'll be accepted
(俺の友達がお前を引きずり落とす、そうすれば受け入れられるだろう)

「俺の友達」というのは、
内輪ではない第三者の他人の例かなと思うんですが、
祖母も、家族の外から祖母の行動を止めてくれる存在が居たら
よかったのかなとも思いました。
(祖母以外の家族はもう諦めて口を出さなかったので)

話が逸れてすみません。
私は個人的に上記のことを結び付けて考えてしまったんですが
多分、これそういう歌ではないと思います。

Your lies(お前の嘘)
Your eyes(お前の目)
Your voice(お前の声)
was all I needed(必要だったのはそれらだけだ)

どういう状況なのかはわからないですが、
上記の部分は「存在してくれるだけでいい」
という意味なのかなあと思いました。

サビ終わりの「everything to you」の高音に振れるところが
憂鬱切なげ寂しげ儚げで美しくて
個人的にめっちゃツボです。ありがとうございます。

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