映画「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」を観ました
気になっていたタイの映画「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」を映画館で見てきました。
以下、感想や気になった点を雑多ですが書いていきます。(ややネタバレあり)
感想
・タイのナコーンパノム県が主な舞台(気になって検索してみたら思った以上にバンコクから遠く国境付近だった)。時計台や田園風景、昔ながらの街並みがノスタルジックな映像で美しかった。全編ヒーリング効果すら感じた。
・最初の30分ぐらいはユーとミーの区別がつかなかった。同じ女優さんが演じているとのことだけど、細かい演じ分けができているのが本当にすごい。
・Tor役の俳優さんはドラマで見たような・・・と思ってたらLove in TranslationというBLドラマに出演されている様子。ちなみに双子のお母さん役の方も消えた初恋タイ版にご出演のようだった。
・母の実家の田舎であんなさわやかイケメンがいたら夢中になっちゃうな・・・私の少女時代にもあったらよかったな(決してなかった)と妄想してしまった。恋愛がキラキラしてて眩しさとちょっと共感性羞恥で心がフワフワしました。
・レーティングがPG-12だったと思うけど、どこにそういう要素があったか全くわからなかった・・・強いて言うなら道路交通法違反?
・最後にZon Marie and Billkinの歌が流れるので、映画館でBillkinの歌を聞いてみたい方にもオススメです。
(以下少しネタバレかも)
・最初は「お姉ちゃんはつらいよ」的な要素が騒動のメインなのかな?と思っていたけれど、双子それぞれポジティブ、ネガティブポイントがあって、一概にどっちが有利とか、優れているとか恵まれてるとかはないなと思った。ただ自分が(双子ではないけれど)姉だからか、甘え上手な妹がうらやましい、頑張ってるのになんか自分ばかりが損をしている(実際はそうでもないかもだけどそう思いがち)、素直になれない・・・あたりの姉側の気持ちに共感するところがあって、自分はちょっと姉サイドに肩入れして見ていたかもと思いました。
・英語タイトルのYou and me and meはそのまま考えるとマークとユーとミーのことなのかなと解釈していたけど、
・マークを主体として考えると文字通りユー、ミー、マークのことになる
あと考えすぎかもですが
・最後のmeを映画を見ている「私」と考える
・最後のmeをユーとミーを合わせた一心同体としての'me'と考える
など色々解釈があるタイトルかも?
タイ語の意味合いを考えるともっと意味が違うor限定される可能性もありますが・・・
(余談)
・全く関係ないですが、ナコーンパノムではなく、同じくタイ東北部のウドンタニの蓮の花の池「タレー・プアデーン」に遊びに行って、映画みたいにボートに乗ったことがあります。船頭のおじさんがつく電動ボートタイプで、途中でおじさんから「蓮の茎は食えるから食ってみ!」と蓮の茎を差し出され、恐る恐るほんの少しだけかじってみたのを思い出しました(味はほとんどしなかった思い出)。カバー写真はその時のものです。
2時間たっぷり、舞台はタイだけど小さい頃の夏休みを感じられるような映画でした。