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TheMiracleOfTeddyBear読了直後の感想(ややネタバレあり)

 The eclipseの作者でもあるタイの作家Praptさんの小説「TheMiracleOfTeddyBear」を読みました。ほんわかした表紙と序盤の雰囲気からは考えられないようなミステリーとサスペンス展開、社会問題へのメンション、美しく色鮮やかなタイの情景(陽の光と花の色が鮮やかに描き出されるような)、そしてとにかく先が読みたくなるストーリーで後半はほとんど一気読みでした。
 
(以下やや内容に触れる箇所がありますので注意でお願いします)




・チェンマイの寺、歴史の描写がありますが、観光地として有名な寺や市街地に隠された歴史を知れたのも面白かったし、ショックでもありました。(観光では表面的な部分しか見なかったんだな…と自戒)
・英語の歌をベースにした歌詞も出てきますが、何の曲が元ネタなのか気になって調べましたがまだ分かりません(すでに小説中のどこかで触れられていたかもですが…)。個人的には、Minnie Riperton の Lovin’ youがテーマソングでした。美しいソイ・ピー・スアと南国の鳥のさえずりのイメージからでしたが、よく歌詞を読んでみるとタオフーとナットくん両サイドから見たふたりの関係、というかお互いがどう思い合ってるか?が表されてるかなと思いました。

・この曲は春のイメージで実際にspringという単語も出てきますが、タイの春は1年で1番暑い時期のはずなので、季節感は違うかもです。でもタイの春は日差しが強く、タイの花が1番美しく色鮮やかに見える時期かなと思っています。サムネの写真はチェンマイのお寺でみつけた花(おそらくブーゲンビリア)の木です。

ドラマがU-NEXTで見放題になったとのこと、もっとたくさんの方に見てもらえるチャンスになりそうです。個人的にはバンコクとチェンマイを旅行しながらもう一度読み返しても味わい深いかもと思いました。






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