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DDドリームチョイスお迎えレポ① 前日談

 2024年10月下旬のある日、私はおもむろにDDのドリームチョイスをすると決意した。

 このレポは、お迎えを決意するまでに情報収集をする中で、意外とドリームチョイスのレポが見つからないことに驚き、じゃあ自分が残せばいいんじゃない? と思い立って書き始めたものである。なお、公開するのはDDをお迎えした後にする予定だが、これを書き始めたのはお迎えを決意した翌日である。まだドリチョの予約もしていなければ、手元にDDがひとりもいないという状況で書いているという点を念頭にお読み頂ければ幸いである。また用語の説明は必要最低限に留めるため、分からない用語は各々お調べ頂けると有難い。

 さて、本題に入る前に、今回はDDのお迎えを決意するに至った経緯を書き連ねてみようと思う。私がお迎えする予定の子は、自作のオリジナルキャラクターをドール化する存在である。自力でのヘッドカスタムを選択肢から外していたこともあり、その子のドール化を実現するに当たり、どうすればいいか自分なりに悩んだのだ。もし同じような悩みを抱えている方がおられたら、少しでも参考になれば幸いである。


初めてのドールお迎え

 とは言うものの、一体自分がいつからその子のドール化を目指し始めたのかと問われると、正直よく覚えていない。

 先程も書いた通り、執筆時点で私はDDをひとりもお迎えしていない。ドールオーナーではあるのだが、我が家にいるのは1/12規格の小さな子ばかりである。今うちにいる子達は、DOLLCEという店が展開しているMini Sweets Doll、通称「あまむす」が3人、それとドール化するつもりでお迎えしたねんどろいどが2人。後者はまだドール用ボディなどを入手できていないため、ドールという形でお迎えできているのは3人だけだ。そんな私が、なぜ自分のオリキャラをドール化するに当たって、DDという選択肢に行き着いたのか?

 実をいうと、私が最初に興味を持ったドールは、そもそもDDことドルフィードリームだったりする。

 2024年2月、なんでだったか理由は覚えていないのだが、私はおもむろにドール情報をあれこれと調べ始めた。その中で見つけたのがDD MEIKOである。たまたまだったのか、そもそもMEIKOのドールを探していたのかは覚えていない。ともあれはっきりしているのは、そのあまりの美しさに息を飲み、「もし万が一ドールをお迎えするならDD MEIKOがいい」と思ったということである。

 だがしかし、その時点でDD MEIKOを正規ルートでお迎えする手段はなくなっていた。既に完売している過去の商品のようだし、お値段もいい。そしてサイズも1/3スケールとなかなかの大きさだ。とてもとても欲しいと思ったけれど、私は割とあっさり諦めた。そして代わりに、どんな条件のドールならお迎えしたいのか、なぜか真面目に検討し始めた。果たして当時の私がお迎えしたいと思ったドールの条件は、机に飾れるくらい小さくて持ち運びしやすい、1/12スケールの子であった。そうして改めて情報収集する中で見つけたのが前述した「あまむす」である。

 DOLLCEの通販サイトに行くと、お迎え待ちをしている小さなドールの写真がこれでもかというくらい並んでいた。あまむすは何人分ものお顔のパターンが存在していて、お顔ごとに名前がつけられている。そうしてオリジナルで作られているヘッドの他、オビツ11のボディ、ウィッグやアイ、ドレスに靴まで一通り揃った状態でお迎えできるのがあまむすである。同じ名前の子でも、セットされているアイやウィッグによって結構お顔の印象が変わる。そうして片っ端から写真を眺める中で見つけたのが、「セルフィーユ」という名前の子のひとりであった。

 あまりの可愛らしさに目を奪われた。その子を見た瞬間、「娘としてお迎えしたい」という気持ちが湧き上がった。同じお顔の子は他にも何人も並んでいたにも拘わらず、である。

 果たして数日後、私は秋葉原にあるDOLLCEの実店舗に赴き、店員さんに頼んで気になっている子を実際に見せて頂いた。目の前に現れたセルフィーユは思っていたより存在感があり、思っていたより遥かに可愛らしかった。私はその場で彼女をお迎えすると決め、店員さんにドール初心者であることをお伝えし、最低限必要なものを教えて頂いた。こうして私はドールオーナーになった。小さな小さな可愛らしい命。彼女が私にとって、最初にお迎えしたドールだった。

 恐らくは、そうして彼女をお迎えした後であろう。私はぼんやりと、いつかは大きなサイズの子もお迎えしたいな、と空想するようになっていった。そしてその中で自然と、もしもお迎えするなら、自分で生み出したオリキャラの中でも誰より思い入れのある「あの子」がいいな、と思うようになったのである。

 といっても、実際にその子をお迎えする手段を検討した訳ではなかった。否、自分好みの子を作れる手段としてスーパードルフィーのフルチョイスのサービスを眺めてみたりなどはしたが、とはいえ実際にお迎えする予定はまだ立てていなかった。最大の理由は「場所」である。私は体調的な理由で、いい歳の割に未だ実家の世話になっている。自室はもともと弟と共に使っていた子ども部屋で、弟が自立した今も彼の私物があれこれ残されたままであり、部屋を片付けようにも限度がある。ゆえに私は、机に飾れるサイズの小さな子を検討したのだ。なので、大きいサイズの子をお迎えするのは、いつか自立できた時の夢のひとつとして考えていたのである。体調に難を抱える私にとって、それは本当に叶うのか定かではない、ささやかすぎる夢であった。

発想の転換

 我が娘としてあまむすのセルフィーユ、改めミルフィーユちゃんをお迎えして以来、私は時々ドール情報を探してみる程度に落ち着いていった。娘用に新しいウィッグやドレスを調達しつつ、ディーラーさんの情報を探す中でブラインドドールの存在も知った。とはいえ、なんだかんだ言いつつも、お迎えした我が子が1番可愛いと感じてしまうドールオーナーは多いだろう。私は典型的な親バカタイプで、皆さんのお宅の子も可愛いな〜と心から思う傍らで、とはいえうちのみるちゃんが1番可愛い、とも思いながら彼女との日々を過ごしていた。「あの子」のドール化のことは時々頭を過ぎっていた。そのたびに私は、いつか自立できたらお迎えしよう、と考えて、遠いおとぎ話を眺める気分で妄想を重ねていた。

 ミルフィーユちゃんをお迎えしてから半年経った9月頃、私はなんでだったか、久しぶりにSNSであまむすの情報を漁り始めた。DOLLCEの通販サイトも見てみると、いるわいるわ、可愛い子達が。といっても、可愛らしさにキュンとする子は何人かいたのだが、ミルフィーユちゃんを初めて見た時のような気持ちになる子には巡り会えなかった。やはり初めてのドールは相応の決定打があってお迎えするに至っているのだ。新たにお迎えすることはないかな……と思いつつ、そのくせ私はあまむすの情報を見続けた。そのうちに、「娘としてお迎えするんじゃなくて、みるちゃんのお友達としてお迎えするならアリだな」という結論に至った。要は、あまむすを追加でお迎えする気になったのである。

 その時は通販サイトでビビッと来る子がいなかったので、再び店舗に乗り込んでみることにした。あまむすはネット通販だけでなく、店頭でしかお迎えできない子達をショーケースに並べて定期的に入れ替えて、といった売り方もされている。店頭に並んでいる子とご縁があったらいいな〜、という気持ちでお店に行ってみた訳だ。

 果たしてその日、私は2人のあまむすと目が合ってしまった。いやいや、これは聞いていない。今日はひとりお迎えする気で来た訳で、2人もお迎えできるだけの資金は用意していない。

 結局その日、私は目が合ってしまった2人のうち、店舗限定モデルのシロネだけをお迎えすることにした。もうひとりはディーラーさんが委託している子で、同じ顔の子が世の中に存在していない。否、そんなことは重要じゃない。大事なのは目が合ったという事実である。私は大変に後ろ髪を引かれていた。帰宅してからも通販サイトを覗いては、その子がまだおうち探しをしていることを何度となく確認した。

 迷う理由が金だけなら買え、という誰かが残した名言がある。同月末、給料日を迎えた私は再びDOLLCE店舗に赴いた。あの子はまだ待ってくれていた。かくして私の机の上には、あまむすが3人ちょこんと居座ることになった。いやぁ、ひとりひとりは小さくても、3人もいると意外と場所を取りますね……。なんならこの9月のうちに、急に思い立ってねんどろいども2人お迎えしちゃったしね……。

 こうして続々と可愛い子達が我が家へと集まった。そんな私の頭の片隅には、叶う可能性の低い夢として、「あの子」が存在し続けていた。


 さて、ドールオーナーになってから抱いた夢は他にもいくつかあった。そのうちのひとつが、家の外での撮影会である。ドールを連れてお出掛けしたい、あわよくば外で撮影してみたい、と思うようになっていたのだ。

 小さな子が3人に増え、私は改めて、ドール歓迎のお店の情報を調べ始めた。その中で特に気になったのが「MarionnetteAmis」、通称マリアミという喫茶店だった。ドールフレンドリーどころかむしろ大歓迎な紅茶の専門店で、店舗の2階はドール専用の撮影スタジオになっているという。店内には何人ものドールがいるらしく、SNSでは大勢の利用者がハッシュタグを使って店内で撮影した写真を公開してくれていた。

 私は10月26日の予約を取り、我が家のあまむす3人を連れて店舗に向かった。その日の昼過ぎの時間は私以外に客がおらず、とてもフレンドリーな店員さんといろいろお話しさせて頂きながら、紅茶とハニートーストを楽しんだ後は嬉々として娘達の撮影をさせて頂いた。店内には、これまで写真でしか見てこなかったブラインドドールの子が何人もいた。写真より実物の方が遥かに可愛らしかった。ちょうど来春発売のブラインドドールで少し気になっている子がいたのもあり、店員さんとはブラインドドールの話でも盛り上がった。そんな中、私が小さい子しかお迎えしていないことを告げた際に、店員さんが仰った。

「大きい子をお迎えする予定はないんですか?」
「いつかお迎えしたいとは思ってるんですけど、いかんせん部屋が狭くて場所がなくて……」

 私は正直にそう答えた。すると店員さんは、身を乗り出すようにしてこう仰った。

「小さい子をいっぱいお迎えするのも大きい子をひとりお迎えするのも、スペース的には変わらないですよ!」

 ……なるほどー! 確かに!

 会話していた時の私の前には、店員さんのお宅の子であるという大きめのドールさんが佇んでいた。目から鱗だった。確かに、小さな子達を5人お迎えした結果、既に意外とスペースを取られているという現状がある。そう感じていた私の胸に、店員さんのお言葉は物凄い実感を伴って届いた。そうか……確かに、そうだな……。

 だとすれば、ちょっと「いいなー」と思っている程度のブラインドドールをお迎えしている場合ではないのではないか? 同じスペースに、ずっとお迎えしたいと思い続けている「あの子」をお迎えした方がいいのではないだろうか……。私の頭の中、ささやかだったはずの夢がおもむろに現実的になっていくのを、帰宅する道すがら感じていた。

ドリームチョイスという選択肢

 マリアミさんにお邪魔する数日前、私はたまたまSNSで「DDドリームチョイス」というワードを見かけていた。DDは、つまりドルフィードリーム。ドリームチョイスというのは、スーパードルフィーでいうところのフルチョイス、フルチョみたいなものだろうか? そう思って気になったものの、その時の私はさほど気にせずスルーしていた。ただ、ドルフィードリームでもフルチョっぽいことができるらしいという情報だけは、なぜか頭の隅に残り続けた。

 スーパードルフィーについては、私も以前からたびたび情報を漁り、フルチョでのお迎えレポを読んだりしていた。当然その中で何点もの写真を見てきた。その結果としてひとつ自分の中ではっきりしたのは、スーパードルフィーはとても美しいけれど、私向きではなさそうだ、ということだった。

 スーパードルフィーとドルフィードリームは、いずれもボークスという会社が展開しているオリジナルドールである。スーパードルフィーは、まさに西洋人形という印象の、レジン製の透き通るような肌とリアル寄りのメイクが特徴であるように感じている。一方のドルフィードリームはソフトビニール製で柔らかくて軽く、メイクは割とアニメ顔寄り。初音ミクなど、有名キャラクターのドルフィードリームも数多く製作されている。ミルフィーユちゃんをお迎えした頃に気になっていたのはリアル寄りのスーパードルフィーの方だった。フルチョイスというのは、ヘッドやメイクのイメージを細かく指定できる、いわゆるフルオーダーのシステムのことだ。このサービスを使えば、世界にたったひとりの理想のうちの子を作れるんじゃないのか? と考えていたのである。しかし私は、数ヶ月に亘って検討しているうちに、結果的にはスーパードルフィーを選択肢から外していた。

 美しくはある。見とれる子もたくさんいた。だが、美しすぎて繊細そうで、とても触れられそうにない。ただ鑑賞するだけで終わってしまいそうだ。ミルフィーユちゃんのように可愛がれるイメージが湧いてこない。そしてもうひとつ大きな問題点があった。この造形で「あの子」を再現できる気がしなかったのだ。

 私が拝見したスーパードルフィーのフルチョレポはいくつかあった。そこでは皆さん、理想とする我の子のイメージを伝えるべく、イメージに近いドールの写真を徹底的に探したり、先方に手渡せる形で資料を用意したりして、職人さんの手で一からメイクを施してもらうという手段を取っていた。しかし、この作業を自分ではできる気がしなかった。作りたい「あの子」は私の頭の中にしか存在せず、しかしその子はスーパードルフィーのような顔の造形をしていない。要はリアル寄りの姿をイメージできていないのである。それでも私なりに様々なドールの写真を見てみたけれど、「あの子」を想定した際にピンとくる子はいなかった。となると、「あの子」をスーパードルフィーで再現するのは相当厳しいのではないか?

 そう思い至ってから、私は「あの子」をドール化するために他にどんな手段があるのかを考え始めた。たとえば、うちの子達はあまむすばかりだし、ノーメイクのあまむすヘッドを購入して、自分でお顔を描くのはどうだろうか? 否、自分にそんな力量はない。それは分かりきっている。では、ねんどろいどはどうだろう? ねんどろいどには派生製品として「ねんどろいどどーる」という商品があり、公式の手段でねんどろいどをドール化することが可能である。そしてお顔については、これまた公式の手段でオリジナルの顔パーツを注文できるサービスが存在する。だが、じゃあ、髪はどうする? ねんどろいどは入れ目ではなく描き目である。個人的な拘りだが、描き目の子にはウィッグより、ねんどろいどのような硬い髪を被せたい。だがその場合、「あの子」のイメージに合う他のねんどろいどを購入して、髪だけ借りる……ということをしなければいけないのではないだろうか? それはちょっとなぁ……。

 かくして私はぐるぐるひとりで考え続けた。いつの間にか、大きなドールをお迎えするなら「あの子」がいい、という話から、「あの子」をドール化するためにはどうしたら? という方向に話がスライドしてしまっていた。

 そんな時に私は、マリアミの店員さんから思いがけないお言葉を頂き衝撃を受けた。大きなドールをお迎えするための高いハードルが、ドガガガガッと音を立てて目の前まで下りてきたように感じていた。

 そこでふと思い出したのがDDドリームチョイスというサービスだった。改めて調べてみたら、ドリームチョイスはドリチョという略称で知られていること、フルチョと同様にボークスの店頭でドールをオーダーできるサービスだということなどが分かった。その中で意外だったのは、スーパードルフィーのフルチョと異なり、DDドリチョはセミオーダーである、という点だった。

 前述の通り、スーパードルフィーのフルチョではメイクのイメージを具体的に伝える必要がある。だがDDドリチョの場合、選べるヘッドの種類は多いものの、全てのヘッドに既にメイクが施されている。ヘッドによってメイクは1〜5種類ずつ用意されており、その中から好みのメイクを選んで、アイやウィッグ、そしてボディを選択して組み合わせる、というサービスなのだ。イメージに合うヘッドとメイクさえあったなら、オーダーでオリジナルキャラを再現する難易度はがくっと下がる。これ、いいんじゃない……? 公式のドリチョ紹介サイトを眺めながら、私はそう考えていた。

 では、価格とサイズ感はどんな感じなのだろう? 価格については、どうやら選択するボディによって多少変動するようで、高くても7万弱だった。但しこれはヘッドとアイ、ウィッグ、ボディというセットでの価格である。衣類はついてこないので別途用意しなければならない。他にも必要なものはいろいろあるだろうし……ざっと10万円と考えた方が良さそうかな……。10万、買えなくはないが、決して安くはない。分かっていたことだけれど、やはりドールは高い買い物になってしまう。まぁそれは織り込み済みとして、サイズ感が分からない……。ボディサイズはおよそ60センチ、どうやら1/3スケールに該当するらしいが……うーん、開封動画を見てもイメージが湧かない……。どうせ通院で都内まで出るし、いっそ店舗で見てくるか……。

 そうして私は、秋葉原にあるボークスの店舗、ドールポイントまで行ってきた。10月28日のことである。結論だけ言うと、やはりDDはでかかった。でかい、これはなかなか度胸がいる。しかし同時に、もうひとつ分かってしまったことがあった。DDのメイクや顔立ちは、個体によっては物凄く私に刺さる。そう、薄々分かっていたはずのことだった。何せ私は、初めてドールに興味を持った際、DD MEIKOにとても惹かれたのだから。

 問題は顔だ。お顔がイメージと合わなければ話にならない。だがこの問題は思いがけずあっさり解決してくれそうだった。公式サイトには取り扱い中のヘッドの見本が一通り掲載されている。そしてヘッドによっては、公式ブログにてメイクのバリエーションを載せてくれているものもあった。その中で、これいいんじゃないか? と思えるお顔があった。DC-H-26。メイクの番号は、秋葉原店のブログと大阪店のブログとで食い違いがあったから正確には分からない。だが、ピンと来るメイクがあったのだ。試しにSNSで検索してみる。気になっているヘッドの子の写真が見つかった。これだ。早々にイメージが固まってしまった。

 そうしてパズルのピースが嵌るかのごとく分からないことが判明していく中、私はふと思い至った。10万円という価格は決して安くはない。だが、出せない金額でもない。そしてこの金額は、実家にいる今だからこそ出せるものなのではないか?

 私は身体に不調を抱えている。そのため、フルタイムで働いてはいるけれど、障害者雇用の契約で仕事をしている。心身への負担が少ない代わりに単純な作業がメインで、給料が少ない働き方だ。自立が難しいのはこれも大きな要因である。私の収入では、物価高の今、自立するのは難しい。けれど実家の世話になっているお陰で貯えはある……10万の買い物を検討できる程度には……。むしろ自立した後となると、趣味の買い物に10万もの大金は出せなくなる可能性が高い……。

 よし、DDドリチョ、決行しよう。私は決めた。決めてしまった。お迎えするのは12月、自分へのクリスマスプレゼントとして。DDドリチョはフルチョと異なり、パーツを選んだらその場でプロのスタッフがドールを組み立ててくれる。ドリチョを依頼した日がお迎え当日となるのである。12月下旬、私は「あの子」を作り、ドールという形でお迎えする。マリアミの店員さんに軽く背中を押されてから、僅か2日後の決断だった。

 さて、ここまでが前日談である。DDドリームチョイスのレポは、実際に体験してから綴るとしよう。

あまむすについて補足

 この項は、記事の公開直前に書き足したものである。
 今回の記事であまむすのお迎え方法について具体的に記していたのだが、2025年2月以降、あまむすは販売形式が変わるそうだ。2月以降にあまむすのお迎えを検討されている方は、当記事に書かれていることは過去の情報であることを前提として参考にして頂ければ幸いである。

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