守(も)り渡す 人は数多(あまた)に 昇るらむ ゆくへ見え来(こ)ぬ 天の浮
守り渡す 人は数多に 昇るらむ ゆくへ見え来ぬ 天の浮橋
浮橋という名がついている、橋の渡し守でいらっしゃる貴方のことで御座いますから、
その浮橋を昇って渡る人は、きっと数多にのぼることでしょう。
しかもその橋は、天に浮いてかかる、行く先も見えて来ない、虹の架け橋のような、天の浮橋でございますからね・・・
追記:
この歌は、自分でいうのもなんですが、変な歌です。
ですから、深くお考えにならず、お感じになられたように解釈なさってくださいませ。
これを作った日の朝不気味な夢をみました。
私は日本にいました。下の姉とともにどこか観光地のようなところで、ケーブルカーにのって山の中腹にいったような感じでした。姉と食事?をしてお会計をしようとしたら、姉があんまり私を急がせたからでしょうか?そこへついたら、私は携帯もお財布も何処かへ置き忘れてしまって、何処かへまた引っ張っていこうとする姉に、ちょっとまって、私、携帯もお財布も置き忘れたようで今何処へもいけないのよ・・・・っと動揺しながら、その場で焦燥しています。
そしてカバンの中をもう一度確認しましたが、やっぱりありません。
ふと向い側にある私がいるところよりも2・3階も高い大きなビルの屋上(7階建てぐらいのビル)を見上げてみると、そこには、あふれるばかりの、皆美しく着飾った女性ばかりが、100人以上もいたでしょうか・・・?その女性たちの中でビルの前の中央にいて、一番ワタシの目を惹きつけた女性は、そこではしゃいでいました。どういうわけか、その女性が屋上から落ちるのではないかっと私は見ていて、すごく不安になったんです。そしたら、そのビルが、大きく、大きく、大きく高波に揺られるように揺れて、みるみるうちに崩壊したのでした・・・
そんな夢をみたのでした。
こちらと彼岸を渡す守、、、死神という名もございますが、
登山なさっていて災害にあった方々も、まさかこの先に死が待っていると思って、歩いていたわけではないと思います。数多の人が、知らず知らずのうちに、渡し守に渡されて橋を渡るのだろうとは思います。
勿論、恋の歌とも解釈できます。数多の女性と交流のある男性に、そんなに浮いている、軽い方と共にはたとえ虹の架け橋のように美しく、心惹かれる橋であったとしても、渡りませんわよっとやんわり断っている歌です。
2014/10/25記