なもあても
言の葉に羽を与ふて放つならたつ鳥に名もあても持たさぬ
ことのはにはをあとふてはなつなら
たつとりになもあてももたさぬ
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言葉というものに羽を与えて放つならば
立っていく鳥に名も目指すところも、帰るところも無い方が良いように
その言葉が誰が誰に宛てた、どういう状況を表現していると言ったような、
個別性、特殊性は持たせない(で放ちたい)。
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思考を言葉にするということが
私の中で変化しているようで
言葉にする作業に躊躇いを伴うようになっている
自分でも何をしたいのかよくわからないので
曖昧模糊としたことしか記せないのが申し訳ない……