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儚きの 白にな咲きそ寒椿


2012年の12月に、



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白という色に関して私は・・・


”白鳥は哀しからずや 空の青海のあをにも そまずただよふ”


白は染まらぬ 孤高の色 であると思う。




純白の衣装を着、この地に嫁入りしたのは1996年。

いろんな人や、いろんな事柄から、

いろんな染料で、いろんな色に染まったけど、

どうやら生地(素地)そのものが粗悪だったか?

すぐに染まるけど、次第に漂白していってるな・・・


でも、

真っ白な純粋無垢なままでいたい

なんてとても思わない!


いろ~~~んな色、黒よりもっと濁った、暗い色からでも、

白には戻れなくても、自分らしい色に還る方が私は好き。


たとえその経過において、

洗いざらしのように、漂白して、生地が薄くなって、

ヨレヨレになってしまっても、

一旦色が抜けてしまえば、これからいろんな選択がまだまだあるんじゃない?

っていう おめでたさ の方が私は好き。

未来は未知数。

何歳になっても、

まだまだこれからさ

って部分をほんのチョッピリ・・・

自分に残しておきたい。




*** *** ***



っと書いていた。



先日、私の記事のコメント欄にRさんより、



「白はより 儚き色の 寒椿」
寒椿がいろんな色で咲いています。寒風の中で赤、ピンク、白
といろんな色を楽しませますが、白の寒椿は儚く感じます。
ご挨拶の一句。




を頂いた<(_ _)> 



私は以下のようにお答え致しました。





白は儚きですか、



色褪せつ 白く咲くとも

儚きの 白にな咲きそ 寒椿




寒椿というのは、冬薔薇ふゆそうび と同じように

ハッと、目と心を奪う美しさ(色気・艶)がありますね。



白い色 は 冬という季節を背景に視界に入ると

儚く映るかもしれませんね。



椿(山茶花)として、冬薔薇ふゆそうび として咲くなら 朱やピンク がいいかな。


(但し、私には、冬の殺風景や雪景色に匂い咲くような冬薔薇・
寒椿・山茶花にはなれないし、なりたくない!っと
毒舌をふるった記事も御座います。)



蜉蝣のように儚げな、純白にはもう、

どう逆立ちして、化けてみたって為れませんから

せめて、どんな色でも色付きで咲いて、

お天道様に照らされて、風雨にさらされ、

色褪せた、漂白の白を目指してみますわ~



2014/01/25

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