見えない力
白波に 龍舞下ろし 風を呼ぶ
女神とはそれ 春に違はぬ
(2014/03/04)
御業
一寸違わぬタイミングで、最適な人材を選び抜き、全く予想外の題材をもって役を与え、全く知らない誰かの心象に大きな波風を立てるものなのだな…と、
ただただ驚きの面持ちで私は、神の御手による業を眺めている
驚くべきことに神の御業は、我々にとって全く個人的なものでしかないと思われる心象と思考を君が、彼(女)が、私が有するが故に為されている
神は、極々個人的なものでしかない心象と思考を用い、風が吹き抜けると同時に事を為し、事を終えている
(【螺旋(二)】の中に記載 御業 より引用)
偶然を装う必然 に寄せて
目に見えぬ力螺旋に放たれて
吹き抜けしとき御業成さるゝ
目に見えない力は集まり強められ螺旋を描いて放たれます。
そして疾風のようなエネルギーが吹き抜けたとき、御業は成されています。
イランにいたときに御業を、たびたび眺めることがありました。が、それは自分の身の上ではなく周囲の出来事の中にでした。
2023年の7月3日、あまりにも大きな出来事が私を襲いました。その後あっという間に5キロ痩せ、眠られず食べることができない状態が続きました。
おそらくそのショックを脳から阻止するため、あるいは全く未来というものが闇に包まれてしまったからか? もしれないのですが、思考機能がストップしてしまいました。何も考えない、というよりは途方にくれているという状態でした。
全く未知なる体験でした。しかし決して不幸でもどん底にいるとも感じませんでした。
私の人生には根底から覆されるような困難が立ち塞がり、真っ暗闇であったにも関わらず、今思い出しても心地良い夢の中にいたように思われるのです。
全き闇のその状況の中で、私にはこれでもかというほどの温かい御手が差し伸べられていたのです。