IBD患者の今宵の食卓 第四十四卓
たこ飯は蛸の下処理さえできていれば作るのはとても簡単です。以前もたこ飯の献立は紹介したことがあるのですが、今回は一から手順を追って紹介していきたいと思います。
写真のような素材で作りましたが、野菜は牛蒡と人参が必須で干し椎茸と特に芹は好みで入れている感じです。具材の分量比は人参だけが写真の半分、あとは写真の全量使いました。
もち米とうるち米の比は1:1で合わせて1.5合(270ml)、これでだいたい軽く4人前の分量になります。
薄口醤油を米1合半に対して醤油大さじ2というのは塩分濃度から逆算して寿司飯に使う米と塩の量とほぼ同じ比になります。
ちなみに寿司は米3合に対して酢大さじ4砂糖大さじ4~5食塩小さじ2が万人に美味しいと感じさせる黄金比なのですが、寿司飯に限らず米と塩のこの比は応用できます。(米1合半なら塩は小さじ1)
また、醤油と味醂の比が1:1というのは蕎麦のつゆに使う比率です。これも蕎麦に限らず和食のいろんな場面で応用できるようです。
今回使った蛸は明石だこを生の状態で購入し、自宅でボイルして冷凍していたものを使いました。いぼと反対側の皮は寿司に使うように剥いていますが、これは(ぶよぶよした皮がどうしても好きになれず)私の好みです。
炊飯器に入れれば後は炊きあがりを待つだけです。
お品書き 3月21日(夕)
・(自家製)サヨリの干物
・酢もずく
・煮奴
・たくわん、(自家製)セロリの漬物
・ワカメと卵の味噌汁
・たこ飯
写真の数は多くなりましたが、要は切って入れて電器釜で炊くだけでできます。コツといえるほどの難しいところはなく、調味料と米の量の割合が正しければ美味しく仕上がります。
年に何度かは作りたい一品です。