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♪~インカムゲインでスローライフを~♪

これは、株式投資をこれから始めたいという人に向けて実際に今主に配当金で生計を立てている私のやり方を書いたものです。ある程度投資経験のある方にはあまり役に立たない記事かもしれません。また、自分のやり方と違うことを書いている記事を見ると腹の立つ方はこの先絶対に読まないでください。どうぞよろしくお願いします。

1.そもそも株って何?

会社を作るときは最初に元手がいります。株式会社は資本金1円からでも作れますが、通常はある程度まとまった金額を共同出資することで設立されます。寄付金などでは1口いくらでお金を集めますが、出資金の場合、この一口に当たるものが1株になります。例えば1株50円で10万円出資した人は2000株を持つことになります。

この株を持つことでどういう権利が発生するかというと、1つにはその株数に応じて株主総会という形で会社の運営方針に口を出し意思決定に参加することができるようになります。もう一つは会社が利益を出した場合1株に対していくらという形で配当金を受け取ることができるようになります。とくにこの出資額に応じて配当金を受け取るというのがそもそもの株の起源でもあり根本的な目的でもあります。

2.株を買うということ

出資というのは通常は初めて会社を設立する時に行うものです。ですから本来の基本に立ち返ればこれから作る会社の株しか持てないということになるかもしれません。

ところがこの株というのは売買することが出来るのです。株を買うというのはこの最初に会社を作るためにお金を出した人が持っていた権利を有償で譲りうけるということです。従って株を買うことで自分が生まれる前から存続していたような会社の最初の出資者(の権利を有する者)になることができるのです。

3.株で利益を出す

株を買って利益を出すには大きく2つのやり方があります。一つはその買った株が値上がりした時に売って差益を出す(キャピタルゲイン)やり方。もう一つはその株を持ち続けて決算後の配当金をもらう(インカムゲイン)やり方。

私がお勧めしたいのは後者の配当金で利益を出すやり方、もともとこれが株を持つことの本来の意味であり王道だと思うのです。

株は買うものであって売るものではないというのが私の投資の基本のやり方です。私の場合は好業績が見込まれる株で配当利回りが4パーセント以上あることを基準にして銘柄選びをしています。

4.株のリスク

確かに株式投資にはそれなりのリスクは伴います。しかし、株は売るものではない、買った時よりも値下がりしても気にしないと割り切ればそのリスクは半減します。気にしなければならないのは業績が下がる、それだけならまだ良いのですが配当金が減配になるあるいは無配になる、その可能性には注意しなければなりません。

株は持ち続けるものという姿勢は基本にしていますが、放置するわけではなく、四半期ごとに出る会社の決算報告には常に目を配っています。

5.分散投資のすすめ

数ある株の指南書の中にはなるべく少数の銘柄に集中投資することを勧めているものが見受けられます。これは主に売買益(キャピタルゲイン)を狙ったものです。その理屈は通っていますがリスキーなことこの上なく、それは投資ではなく投機ではないかと思わざるを得ません。

私の場合は全くその逆で180銘柄弱に分散投資をしています。分散投資をすることでリスクは大幅に軽減されます。先に言った業績が悪くなる株というのももちろんその中には出てきますが、うまくできたものでそれと同じくらい業績が良くなり増配になるような株も出てきます。トータルすればここ数年全体で年に1パーセント程度は受け取る配当金の総額も増加傾向にあります。

6.それでも株を売るとき

株は売るものではないというのは先に書いた通りですが、やはり売る場合はあります。通常ケースは2通りあって、1つは業績が悪くなって減配し配当利回りが悪くなってしまった株。この場合は損切りしても売っています。もう一つは株価が異常に高騰して現値に対する配当利回りが著しく悪くなってしまった株、これも売りの対象ですが、配当が後で追いついてくることもあるので様子を見ながら売ることにしています。

もう一つ特殊なケースですが上場廃止が決まってしまったケース。これも持っていれば配当金は受け取れるのでしょうが将来的に売りたくなっても市場から消えてしまってはどうしようもないので売っています。少し前ですがNTTドコモ株がそうでした。

株は売らないとは言っていますが、なんだかんだで結局金額にして年に1割程度は入れ替えることにはなっています。

7.税金とか

株は買うもので売るものではないとは言っても結果として全体の1割程度は売っているのですが、そのようなやり方でじつはここ10年ほどは年間トータルで損失を出したことは一度もありません。それどころか、むしろ積極的に売買益を狙っていた頃よりも売買益的にも遥かに好成績になっています。

この売買益には2割強の税金が課せられます。同様に配当金に対しても2割強の税金が課せられ天引きされてしまいます。

ただ、配当金の場合はいったん天引きされますが、他の収入と合わせて確定申告することができます。確定申告した場合配当控除があってこれが大きく効いてきます。私の場合、年間の配当金の額は400万強程度ですが、毎年確定申告した後この天引きされた国税部分がほぼ全額戻ってきています。

また、住民税は控除が少ないため総合課税にするとかえって多く税金を取られてしまいます。国税を総合課税、住民税を分離課税にするのは合法なので私はそのようにしていますが、そのためには住民税は分離課税にするという申告を別途する必要があります。

8.参考までに

最後に私のポートフォリオを紹介したいのですが、180近くもある銘柄を列記しても仕方ないので時価評価額で多い方から上位12銘柄を書いて終わりにします。いうなれば私のお勧め銘柄にもなります。

9432 NTT 2100株 

5857 アサヒHD 2400株

9433 KDDI 1200株

2763 エフティーグループ 3000株

8096 兼松エレクトロニクス 1000株

4725 CACHD 2100株

9769 学究社 1800株

1928 積水ハウス 1000株

2760 東京エレクトロンデバイス 300株

8132 シナネン 600株 (※配当利回り的には今は良くないです)

2154 夢真ビーネクスG 1500株

7609 ダイトロン 900株

私の場合はすべて単位株になっていますが、単位株に満たない株でも配当を受け取る権利は生じます。従ってどうしても株主総会に出たいとか株主優待をもらいたいというのでなければ、最初は少額ずつであっても多くの複数銘柄に分散投資することからはじめることを重ねてお勧めする次第です。



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