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【中間報告】Webデザイナーが昔ながらの商店街の課題解決でコミニュティを活性化できるか?【新しい働き方LAB自主企画】

新しい働き方LAB第4期研究員のMarikoです。
自主企画の中間報告をさせていただきます。

◆実験の目的と背景

「まちづくりに関わる仕事が好き!」という思いで、商店街のお手伝いを始めて、数ヶ月が経ちました。

イベントをお手伝いさせていただく中、運営にあたり昔ながらのままでいるだけでは、主にコミニュケーション面において大変だという危機感や課題を持っていることを聞きました。
そういった状況の中で自分のWEB制作やデザインの経験・IT知識等を通してどのような形で課題を解決できるのか、そしてその結果商店街というコミュニティをより活性化できるのかを、というのが実験課題となります。

▼詳しい実験目的【研究計画書】についてはこちら!


◆検証したいと思っていたこと

この実験を通じて検証したいことは、自分のWEB制作やデザインの経験・IT知識等を通してどのような形で課題を解決できるのか、そしてその結果商店街というコミュニティをより活性化できるのかです。

◆研究活動の概要・経過報告

というわけで、やってきたことはいろいろあるのですが、当初の計画からの進捗としては下記となります。

<当初の課題>
・口頭のやり取りが多く誰が何をどうしたなどの記録が残らずお金の流れも曖昧になっている
・組合員への情報伝達が紙と手渡し・回覧板などアナログで手間がかかる
・イベント準備のやりとりが電話やFAX主体で情報の回収が大変
・サイトやSNSの状況がわからない(存在自体知らなかった)
・手書きのため会議の議事録が細かく付けられていない

<活動の進捗>
・紙・アナログ主体の資料進行をデジタル化
→Word・Excelの紙ベースのフォーマットに合わせる形ではあるが、PDF化し資料として配信。手元にディスプレイの無い人も多いので会議では一部印刷資料として使用している。会議用のディスプレイが欲しいところ…。
・商店街のサイトやSNSの改善
→イベント告知などでサムネイル・テキストを作成し、HP、LINE、Twitterなどを使用して各種告知を公開。
サイト設計を含めたリニューアルを進行中。9月中に情報を集めて、10月頃に公開予定。
・商店街のサイトやSNSのトラッキングツール導入
→Google Analyticsを導入。まだ結果をまとめられていないが動きは見れるようになっている。イベント前後のサイト流入が大きい。
・イベントの運営・会計方法のデジタル導入
→オンライン決済ツールの導入・運用。細かな調整はあるが大きなトラブルはなく導入できた。年配の出店者さんにはやりづらい面もある様子…。
・コミニュケーションツールの新規導入・運営
→新規に公式LINEを採用しコミニュケーションツールとして使用。LINEは年配の方でも慣れているツールなため、スムーズな導入ができた。
メッセージのやり取りの頻度は思ったよりは頻繁ではなく、負担もひどくはなかった。
・AIを使用した商店街内の業務改善施策
→議事録にAIを導入できないか考えたが、音声の文書化性能が思ったほどで無く、(マイク等の問題?)議事録自体も自治会ならではの形式があるため一旦断念。

▼実際に行ったイベント活動レポートについてはこちら

◆中間報告時点での気づき・振り返り?

やってみて思ったのが、やることが多く、めっちゃ大変ってことでした。
なぜなら、自分の今までの常識・やっていたことがなかなか通じない世界だったからなうえ、会社員時代に苦手なことは誰かがやってくれたけど、今は誰もいないから…(当たり前ですね)。
以前はこうだったんだけど…なんで変えちゃうの?、というお話を聞くことも多く、周りを巻き込んで新しいことをやったり、変化をしていく、ということが、とても大変だということを思い知らされました。

◆まとめ・反省

最終的な目標がコミニュティの活性化になりますが、デジタルのコミニュケーションだけではなくやはりアナログのコミニュケーション、人との関わり方が重要だなと思う場面もありました。
一方で、「おかげでいろいろと具体的に変えていくことができた、良くなってきた」、と感謝していただける場面もあり、良かったなと思う場面もあります。
アナログでもデジタルでも、一番大事なのは人と人とのコミニュケーションかもしれません。

あと個人的な課題としては、めちゃくちゃこの活動に時間を取られすぎているということと、力の入れ加減が難しいと感じていることです。
時間の捻出方法、力加減、バランスをしっかり取っていきたいです。
もう2、3個ほどレポートにしたかったのですが、それもできずじまいでした。
あとは、私の本業はデザイナーだと思っているので、デザインの面で活躍できることが増えるといいなと思います!(ある意味これもコミニュケーションデザインなのかもしれませんが)

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