続・新時代のリーダーたちへ捧げます。
リーダーとは何だろう。どういった存在なのであろうと考えた私は、
「人をリードする方法を、改めて考えなければならない」と言う瞬間に立ち会う事が出来ました。
過去の指導方法として、「熱意」的なものを感じながら指導をされてきた身には、次代への指導方法を考える事は、難しかったと思えます。
ただ、この熱だけを感じる様な接し方では、この先の指導方法としては、時代遅れだなという事だけは理解が出来たんです。
「こうすれば上手くいくから、こうして」
「余計なことは気にせず、こうすれば大丈夫だから」
このようなセリフが横行している事を理解した私は、それを言われている当事者に実際に話を聞いてみる事にしたんです。すると・・・
「説教されているみたいで・・・」
「理解できないまま進めています・・・」
「実は、このようにも考えていたのですが、忘れました」
この瞬間、
「良かれと思って細かな指導をしてきた結果が、その人の主体性を奪ってしまう結果になる」と言う事を、痛感させられたのでした。
私が、部下という立場に於いて業務を進めている時、声をかけてくれる上司はいましたが、「心理状態」まで考えて対応を取ってくれた方は、なかなかに出会えませんでした。
人と触れ合う事については、良い時代であった事も理解はしていますが、では現代の方達が、そこまでの関係性を築きながら、また求めながら働いているのかと思うと、「でもない」感が強く感じられた次第です。
では、触れ合い増やすかと飲食に誘ってみたりもするのでしょうが、「過干渉はNG」なんです。SNSの発展に伴い、セキュリティ意識の高い環境で過ごしてきたので、特に女性スタッフとの関係については、ハラスメントと言う制度もある事から、踏み込み注意です。
かと言って、部下の方達は「人とのつながりを大切にしていないのか?」と言うわけでもないんです。ただ、それは職場ではなく、自身の好むフィールドに於いて強く重宝される時代です。
ただ、これだけネットに於いて情報量が行き届く環境下で過ごされてきたので、「多様な価値観を受け入れる」特徴は持ち合わせている様です。
この心理状態を、心得ておけば、対応策が見えてくるんです。
現代に於ける指導方法とは?
① 自らの失敗談を語り、安心感を与える。
② 部下自身に答えを考えてもらう。
③ 自分の言葉ではなく、他人の言葉を引用する。
この3つの事を理解しておくことが、ミスリードを減らしていきます。
権限が人を動かす時代は、終わりました。
これからは、上下関係・肩書に縛られずに働く選択が出来る様になります。
上司や先輩と呼ばれる立場のあなたにも、多様性がより強く求められる様になってきます。
そこで掲げるのが、私の考え方の中心となっている
「マーベラスリーダー」論となります。
次回では、その基となるポイントをご案内させて頂きます。
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