こんな時期だからこそ、このジャンルで勇気をもらおう!!そして、この音楽のルーツを知れば、もっと楽しめる
どうも、まるぞうです。
今日は、深夜の執筆タイムです。
毎日のnoteブログの執筆が、楽しいのですが、いつもより意識して音楽を聴くようになりました。
意識して聞くというのは、ミュージシャンがつづった歌詞だったり、音だったりです。
作品として発表されるからには、そのミュージシャンの想いがそこにはあるわけで。
それをどれだけ読み取れるかというところに、僕は、日々、重きを置いて音楽を聴いています。
今日、紹介する曲は、真夏間近、梅雨のジメジメで暑苦しい時でも、リラックスして楽しめる曲。
しかも、勇気を与えてくれます。
勇気を欲しいときに聞くと、尚いいでしょう。
その曲とは・・・・・
ライオンの子 /SPINNA B-ILL&CAVEMANS
これは、名曲です。(この曲のPVは、こちら)
まずは、SPINNA B-ILLは、レゲエのミュージシャンです。
この曲を発表当時は、SPINNA B-ILL&CAVEMANSというバンドで活動をしていました。
2005年にバンドを解散して、2006年からは、SPINNA B-ILLとしてソロで活動をしています。
この曲に出てくる言葉で、バビロンって言葉があります。
これは、ラスタ用語で「巨悪が集まる、腐敗した場所」という意味です。
その他には、ザイオンって言葉も出てきます。
語源は、ラスタ用語です。
ラスタでいう「約束の地」という意味です。
この曲は、人をライオンに例えて歌っています。
百獣の王、ライオンです。
金色のたてがみを持ち、多くの国の象徴となっています。
百獣の王、ライオンのように気高く生きろというメッセージだと僕は、捉えています。
『闇雲な不条理に 大きな目を光らせ吠えるんだ』とか、
『大地が抱えたしこり 変えられなかったヒストリー
これからはお前一人 正義の縄張りだけは 守っていけよ』という部分に学ぶことは、多くあります。
人は、最後は一人であることだったり、人生は、不条理が当たり前であります。
正義の縄張りって、プライドだと思います。
百獣の王の子なんだから、負けてはダメだよって言われているように思い、僕は、何度もこの歌から勇気をもらっています。
人をライオンに例えるところは、レゲエらしいといえばそうですね。
レゲエとライオンって、密接に関係があるんですね。
レゲエとライオンの関係
こんな絵の描いている服を見たことないですか?
これは、レゲエのブランドなんですが、ネスタブランドって言います。
これも、その関係性からきています。
なぜ、レゲエとライオンは関係があるんでしょうか?
それは、昔々、ジャマイカでは、アフリカ人の奴隷の歴史があって、苦労と無法に苦しんでいました。
そんな中、ラスタファリズムって運動が起こりました。
これは、思想運動とされています。
アフリカ回帰主義運動の要素を持っていたので、黒人主義の考え方だと思います。
これには、エチオピアの皇帝ハイレ・セレシエ1世が関係しています。
当時アフリカ大陸は、イギリスの植民地でした。
皇帝ハイレ・セレシエ1世が激戦の末、エチオピアをイギリスから解放させたのです。
そのことにより、白人主義の思想から変わるきっかけとなります。
この当時、ジャマイカもイギリス植民地でした。
ハイレ・セレシエという黒人の王が、白人に勝ったということもあり、ジャマイカでも、ラスタファリズムが過激になっていきます。
ジャマイカでのラスタファリアズムにはいろんな形があると言われていますが、その象徴が、マリファナだったり、ドレッドヘアーだったり、レゲエミュジックだったりします。
ラスタファリアズムの由来は、ハイレ・セレシエが即位する前の名前が、ラス・タファリ・マッコウネンと言い、ここからとられていると言われています。
そして、このハイレ・セレシエは、『王の王』とか、『ユダヤ族の獅子王』と言われました。
ライオンは、このハイレ・セレシエの象徴とされています。
レゲエミュージックとハイレ・セレシエの密接な関係上、レゲエがライオンをモチーフにする由来がわかっていただけたでしょうか?
結構ざっくりの解説ですいません。
これを知れば、レゲエの背景がわかっていただけたと思います。
レゲエのルーツがわかっていただけると、もっとレゲエを楽しんでいただけると思います。
今日も、いい音楽を聴いて、至福の時をお過ごしください。