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一流と二流は「香り」でわかる。「香りマネジメント」は常識に

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日経新聞朝刊の「春秋」に「スメハラ」に関する記事が載っていました。

「スメハラ」は「スメル.ハラスメント」(匂いによる嫌がらせ)の略です。

自分の体臭や口臭、喫煙臭など、無頓着にまき散らすことや、

逆に良い香りであるはずの香水のつけすぎで強い香りを発しすぎることで、

人を不快にすることです。

はっきり言って、日本は「自分の匂い」に関する意識が薄い人が多いと思います。

特に前者は非常に多いケースで、一般の会社でも「⁈!」と感じることがままあります。

印象コントロールに関して企業研修などしている私の経験から言わせていただくと

体臭を抑えることや、程よく「香り」を使うことについて少しでも意識している人は、

管理職や経営幹部でも大変心許ないと言わざるを得ません。

「僕は体臭がないから平気です」

「香水って、臭い消しに使うものでしょ。自分には必要ない」

などの無自覚発言もよくお聞きします。

いえ、本来人間は匂うのです。

いっぱしの社会人であれば、身だしなみの中で「匂い」は最も注意すべき部分です。

「記事」の中にこんな記述があります。

「視覚や聴覚などの情報は大脳新皮質というところで処理されるが、嗅覚情報は大脳辺縁系にも伝わる。ここは記憶や喜怒哀楽にかかわるところ。いってみれば、においは思い出や感情をじかに刺激するようなのだ。」(2018.1.16 日経新聞「春秋」より)

嫌な匂いには人間は即反応し、嫌悪や軽侮の感情を引き起こします。

口にはしないが、その人をできれば避けようとする行動に結びつくこともあります。

ビジネスにおける印象コントロールには、

人の感情や無意識的な反応は最も気にすべき要素で、

その意味でも「匂い、香り」に対する配慮は欠かせないものであるはずです。

そのせいか、

「一流」と見られる人が多い場所では「匂い、香り」に配慮する人が多いらしく、

例外なく良い香りで満ちています。

反対に「うーん…」と思う場所や機会では、申し訳無いのですが

やはり風采が上がらない印象の方が多いと言えます。

まさに「一流と二流は、香りでわかる」のです。

匂い、香りというものの影響や効用を知り、

ビジネスの場においても、積極的にご自分の「香りマネジメント」を進めることは

経営幹部、管理職、これから成長するビジネスパーソンに一番おすすめしたいことです。

企業側も「スメハラ」を軽視せず、従業員の身だしなみ指導などでも一層配慮すべきでしょう。

=プレゼンスコンサルタント®︎ 丸山ゆ利絵=

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO25729860W8A110C1MM8000/

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