ポケカ初心者がしっくり来たのがレジドラゴだったという話
はじめに
こんにちは。最近ポケカを始めたきつつきと申します。
ポケカを始めてようやく1か月程度経過したため、自分のための備忘録&同じく初心者の方の暇つぶしになればと筆をとった次第であります。
初心者なりに感じていることをつらつらと書いていこうと思います。
本記事は全文無料です。お時間ある方はおつきあい下さい。
1.デッキ遍歴
まず前提ですが、スタンダード環境についてのみ考慮しています。
では何故初心者がレジドラゴを選んだのかという経緯について書いていこうと思います。
ポケカに限らず、カードゲームで対戦を始める際はまずデッキが必要となります。
私が初めて組んだデッキは変幻の仮面が発売する少し前でしたので、クリムゾンヘイズ環境、世はまさに大リザードン時代(?)とはいいつつ様々なデッキが活躍していたかと思います。
そんな中、素直に環境TOPのリザードンデッキを握ることに抵抗があったひねくれ者の私は、ちょくちょく大会で結果を出していたテツノイバラ単を構築することにしました。
テツノイバラ単はテツノイバラのみ採用することによって、特性「イニシャライズ」を常時発動して相手の動きを阻害することに長けたデッキです。
相手にポケカをさせない間に走りきるタイプのデッキだと個人的には考えています。とはいえ、わずか1か月でいくつかデッキを変えているので、対戦回数は極めて少ない素人の感想にすぎません。
そんな素人なりに感じていたテツノイバラの悩ましい所が火力の低さでした。
わざ「ボルトサイクロン」が140ダメージですので、330のHPを誇るリザードンex相手には単純に考えて3ターンかかってしまいます。
もちろん、テツノイバラ単は真っ向勝負をするデッキではないですから、たねポケモンのうちに処理する、技マシン「デヴォリューション」でアメを無効化して止める等の方法はあります。
前述の通り、走り切れず、相手の準備が整ってしまったら負けとなりますが、そこが一つの面白い所だと感じていました。
そして変幻の仮面にて奴が現れます。
ドラパルトex、3進化ポケモンかつ特性を持たないポケモンです。
そもそもテツノイバラの特性はルールを持つポケモン(未来は除く)の特性をなくす効果でしたので、当然特性を持たないポケモンについては何の意味も持たないわけです。
ついでに非常に優れた特性を持つ進化前のドロンチ、システムポケモンとして採用されることの多いネイティオも、ルールを持たないポケモンですので、効果対象外。
つまるところ動きが全く止められません。
これは困りました。
ならば解決策は一つ。
ドラパルトを握ろう。
ところが作ってみたのは良いものの、使用していてテンポの遅さが気になりだします。
そもそもドラパルトデッキ自体が3進化のドラパルトexが主軸であるため、どうしても用意に時間がかかります。
ドラパルトex自体がHP320の高耐久に加えて、ベンチ狙撃付きの200ダメージと、スペックが高いことは使用率の多さからも明らか。
しかし、後攻1ターン目、先攻2ターン目からファントムダイブできるプレイ技術と運は私にはなく、3進化ポケモン主軸ということもあって、どうしても展開が遅くなりがちです。
もちろん、ドラパルトexが立ってしまったらそこから十分捲れる試合もありましたが、意外と難しくね?と感じたことは事実です。
そんな所に救世主として現れたのが、レジドラゴ+オーガポンでした。なぜそこに行った?
2.レジドラゴポン構築
現在使用しているデッキレシピから。
まだまだ改善の余地しかないデッキだとは思っているため、ちょこちょこ手を加えていきたいところ。
エネ加速ギミック
レジドラゴVstarを使用する理由は、トラッシュのドラゴンタイプのわざをコピーできる「りゅうむそう」これに尽きると思います。
無双の名の通り、トラッシュにドラゴンポケモンさえ落ちていれば状況に合わせたワザ選択ができることが魅力。
またVstarパワーにより、自らトラッシュにカードを送り込める一方で、好きなカードを2枚手札に戻せる効果も強力です。インチキじゃね?
しかしながらそのわざコストは決して軽いとは言えず、草草炎を貼り付けなければいけません。
そこで重要となるのがエネルギー加速手段。
従来スタン環境で使用されていたのは、アルセウスVstarやナタネの活気でしたが、オーガポン+エネルギーつけかえを考案された方により、新たなドラゴンポケモン、ドラパルトexと共にX(旧ツイッター)で見かけるようになりました。
自分も初めはナタネの活気を使って一人で回していましたが、再現性はオーガポン+エネルギーつけかえの方が勝るように感じました。
初動の安定化
カードゲームにおいて初動が安定することは、デッキが確実に回っていくことを保証します。
いわゆる手札事故はどこまで行ってもゼロにはできないかと思いますが、極力スムーズな立ち上がりが理想となります。
まずイキリンコex。
私が参考にしたデッキレシピは多くの場合はイキリンコ採用型でした。
自分の最初のターン限定ですが、ネストボールからサーチ可能で手札全捨てからの6ドローと、トラッシュにドラゴンポケモンを送り込みたいレジドラゴとシナジーがあります。
枚数も後述のゼイユと比べて1枚多く、最悪ハイパーボールでも持ってこれるため、最初のターンに持ってくることが比較的容易なことが最大のメリット。
逆に最初の1ターン目に使用しなければ意味がありません。
また、ベンチに出さなければいけない性質上、相手に狙われるリスクがあります。
次に自分が採用しているゼイユ。
youtubeでゼイユを採用している型も1度見かけましたが、こちらの方が少数派なような気がします。
要するにトレーナーズになって5枚ドローになったイキリンコ。もちろん最初の1ターン目で使えます。
最大のメリットはイキリンコという標的をベンチに出さなくてすむこと、これにつきます。
初動で使いたいので4枚投入は必須になると思いますが、これに加えて採用はしていませんが、ポケギア3.0でさらに安定を求めても良いのかな思っています。
デメリットは初動以外で来た時のカードパワーの低さ。
よく似たカードで博士の研究がありますが、同じ効果で7枚ドロー。初めて博士の研究を見たときは、そのドロー枚数の多さに驚愕した思い出があります。
自分はカードパワーの低さに目をつぶる代わりに、イキリンコという標的を立てないことを選びました。
このあたりは今後も要検証だと思っています。
コピーするドラゴンポケモンの選択
さて次にりゅうむそうでコピーするわざを持ったドラゴンポケモンのドラフト会議です。代表的なメンバーは下記。
〇高火力系
タケルライコex or ギラティナvstar
280ダメージのロストインパクトで倒せないexポケモンも環境に多数いることに加えて、ベンチのオーガポンについているエネルギーさえもコストの対象にできるタケルライコの方が好み。というかやってることライコポンやん!
〇中打点+効果
ドラパルトex or ヒスイヌメルゴンvstar
どちらも長所があり、攻撃によっているのがドラパルト、防御によっているのがヌメルゴン。どちらも200ダメージと非エクはワンパンかつ、追加効果も強力なので両採用。
〇その他
オンバーンex or カイリュー or チルタリス
オンバーンとチルタリスは相手の動きに制限を持たせられます。特にオンバーンはたねポケモンしか入っていないデッキにはぶっ刺さるカードなので迷わず採用。
カイリューは二体目のレジドラゴを育てられると思いきや、火力の低さが足を引っ張って1体目が簡単にやられそうなので採用していません。
3.採用カード説明
自分が採用したカードに対する説明になります。
もちろん、なんとなく採用してしまったカードもあるため、そこは今後の改善対象であることは言うまでもありません。
ポケモン
レジドラゴV、レジドラゴVstar
主役。現在は3-3ラインで投入しているが、正直2体目の準備が間に合わないため、1試合で1体働けば十分。
サイド落ちがあるため、2-2は流石に怖い。
最大の魅力「りゅうむそう」により、青天井火力も出せれば耐久することもできる器用なポケモン。
Vstarパワーのレガシースターも普通に強いので、無理やりエネルギーつけかえをトラッシュから拾ってきて攻撃できたりする。
オーガポンex
このデッキにおけるシステムポケモンかつサブアタッカー。
特性みどりのまいにより、場に草エネルギーを供給しつつ1ドローすることができます。貯めた草エネルギーはレジドラゴに供給するか、自らの火力として運用することになります。
逃げエネが1なのがとても素晴らしく、みどりのまいで張ったエネルギーで逃げることができるため、スムーズにレジドラゴに交代することができます。
個人的にはシャリタツについでスタートしてほしいポケモンであるため、4枚投入。
かがやくリザードン
炎エネルギーが入るデッキなら入る余地のある終盤アタッカー。
なお、ミミッキュでレジドラゴ、オーガポンが止まるのでこの子でなんとか突破しなければいけない。きつい。
非エクであるため2-2-2でサイドを取られて負けるパターンをずらせる点が非常に相性が良い。
多くのプレイヤーが入れてる理由がわかる一枚。
シャリタツ
変幻の仮面で登場してから引っ張りだこな握り寿司。
特性でサポートを引き込める、生きたポケギア3.0。
特にスタートで来てくれるとゼイユにつながる確率がぐっと上がるため、非常にうれしい一枚。
また貴重な非エクの1枚であり、かがリザが使えなかった際に相手に1ターン消費させる壁の役割も兼ねている。逆に言えばシャリタツがやられると若干かがリザが出しにくくなるか。
ヒスイヌメルゴン、オンバーンex、タケルライコex、ドラパルトex
前述のとおり。
初動でゼイユと共に来てくれても良いし、ハイパーボールで無理やり持ってきてゼイユで落としても良い。
余裕があればトラッシュに落とす動きをすること。
タケルライコexスタートは最悪なので日ごろの行いには細心の注意を払っています。
トレーナーズ
現状ピン刺しが多く、トラッシュに落ちてしまうことが多いため、入れる枚数を多くしてやれることをわかりやすくした方が良いかもしれない。
ただピン刺しはワンチャンこのカードが来ればというロマンがあるので止められない。
ネストボール3枚、ハイパーボール3枚
ポフィンでベンチに並べるデッキではないので、もう少し枚数があっても良いと感じている。
後述のむしとりセットがオーガポン限定のボールに近いことができるため現状この枚数で採用しているが明確な理由がない。
ハイパーボールに関しては手札をトラッシュすることができるカードであるため、手札に来たドラゴンポケモンをトラッシュに送るためにも重要なカードとなる。
大地の器4枚
おそらくエネルギーの配分から見て入れ過ぎ。もしくはエネルギーを増やす必要がある。
とにかく草エネルギーが手札に来ないことには、オーガポンが機能しないため、多めに現状は投入している。
エネルギーつけかえ4枚
このデッキのキーカード。
オーガポンからレジドラゴへの草エネルギー供給に使うため迷わず4枚投入。
ポケモンいれかえ1枚、すごいつりざお1枚、ともだちてちょう1枚
なんとなく入れてしまっているカード群。
入れ替えは逃げエネの重いレジドラゴを下げたり、相手に呼び出し札を要求するために入れているが1枚では機能しづらい。
つりざお&手帳はトラッシュにカードが多く送られるデッキである以上、回収札は必要と思い投入。これも要検討。
むしとりセット1枚
2枚入れてもいい!
オーガポンや草エネルギーを引き込めるので、システムポケモンをオーガポンとしたこのデッキとそもそも相性が良い。
まずは2枚で試してみたいと思う。
ポケモン回収サイクロン
エーススペック枠。
レジドラゴのvstarパワーにより、1ゲームで最大2回の使用ができる可能性もある。
ダメージの嵩んだレジドラゴを手札に戻したり、序盤にオーガポンと草エネルギーを戻して無理やりドロー加速していくことに使用。
今のところプライムより使いやすいように感じている。
ゼイユ4枚
前述の通り。先攻かつ1ターン目で使いたいカード。
ナンジャモ3枚
相手への貴重な手札干渉カード。大抵どのデッキにも出張しているため、特に言うことはなし。
しいて言うならば、ジャッジマンとの入れ替えか。
ボスの指令2枚
強い!言うことなし!
ボタン1枚
初動でタケルライコスタートしてしまった時のケアであったり、草エネのたまったオーガポンを回収する手段として投入しているが、サイクロンでよくね?と感じることもある。
意外とサイクロンを使った後に使用すると相手に驚かれる印象。そりゃあんまり入ってないよね。
スタジアム
ジャミングタワー2枚
みんな大好き(?)ジャミングタワーを採用。
やはりペパーからの道具は強力であるため、自分は好んで採用している。
逆に絶対に採用したい道具がないからこそ採用しやすいカードであると思っている。
4.まとめ
ちなみにデッキの動かし方については単純で、
オーガポンでカードを引きつつ、場に草エネルギーを貯める。
エネルギーつけかえで草2枚をレジドラゴに渡す。
Vstarパワーやゼイユでドラゴンポケモンをトラッシュへ送る。
以上でレジドラゴが機能します。
問題はその後。
1枚目のレジドラゴがやられた後は後続のレジドラゴがほぼ準備できない。
また、オーガポンはサブアタッカーとしては優秀だが、相手にもたくさんエネルギーがついていないと大火力は出せないため、後続の火力不足がある。
つまりちんたらしていると負けます。あれー。
カードゲームの面白い所はプレイングに加えてデッキ構築でそれぞれ自分の色を出せるところだと思います。
感じている弱点を補強するために、限られた枠内でどうするか。
このあたりが面白くてみなさんカードゲームにハマるんだろうなぁって感じながら、つらつらと書いてみました。
自分の中での情報の整理と、ついでにある程度人が読める文章にもしてみようという試みでしたので、見苦しい点などあったかと思いますが、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
また気が向いたら情報整理がてら書く練習をしてみようと思います。