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An seule étoile

伊波杏樹さんと一緒に曲を作りました。12月25日の夜に突然公開された「An seule étoile」がそれです。私が曲を書き杏樹さんが詞を書いてくれました。

今年はコロナ禍の影響でレッスンもあまり出来ず、杏ちゃんともお会いできる機会が少なかったのですが「元気かなぁ」とずっと気になっていました。

私が杏ちゃんのボイストレーナーを担当させていただくようになって、もう随分時間が経ちました。負けず嫌いで泣き虫だった杏ちゃんが大きな舞台で活躍している姿をいつも眩しく見ています。彼女の負けず嫌いはいつも自分自身に向いていて、ストイックに自分を高めることを決してサボらない人。演技でも歌でもいつもそう。本当に自分に厳しくて平坦な道を行こうとしない。だからこそ多くの人の心を動かすんだと思います。

「あなたは愛されてる。みんな待ってるんだからもっと自信を持って前に進みなさい」

最近お会いしても私が言うのはそればかり。

そんな杏ちゃんから突然連絡を貰ったのは11月の初旬でした。「クリスマスソングを一緒に作って欲しい」杏ちゃんからの頼みを私が断るわけもなく、詳細がよくわからないままOKして実際に会えたのは11月末。

彼女の想いを聞き、楽曲のコンセプトを話し合いました。その場で私がメロディーを提案し反応を見ながら曲として練り上げ、杏ちゃんは歌詞の第一稿を考えてくれました。簡単なピアノ伴奏に仮歌を乗せるまで作業開始から実質5時間弱。

コンセプトの段階から彼女がずっと言っていたことは「みんなに届けたい」

ここで言う「みんな」とは彼女のファン、いな民のこと。そして2018年のアコースティックライブイベント「An soule étoile」のことも二人でずっと話してました。アレンジを進め、歌詞が完成して仮歌を録り直したところで同時に出た言葉は「もうタイトルはAn soule étoileしかないよね」でした。

12月某日、旧知の映像作家、小嶋貴之さんにMVを撮っていただきました。絶対にクリスマスに間に合わせたい!もうね、凄まじいスピード感。マネージメントスタッフ、関係者の皆様、本当にありがとうございます。

そして完成した作品がこちら。

12月25日、杏ちゃんのスペシャル生配信で発表された時の興奮、反響の大きさに感激しました。いな民のみんな、ありがとうございます!

杏ちゃんの言葉、歌、姿、全てが素晴らしい。歌ってくれてありがとう。感謝です。チェロを弾いてくれたのはmaruxenon Liveでもお世話になっている河副圭子さん。素晴らしい演奏をありがとうございます。小嶋さんの映像もあたたかくてどこか儚げで最高です。美しい。DUSTY FRUITS CLUB(私と矢野妃菜喜さんのバンド)でもお世話になっていますが流石です。

杏ちゃんの想いが詰まった曲です。どうぞたくさん聴いて愛してくれたら嬉しいです。

いつかこの想い、この曲を皆さまに直接届けられることを祈っています。

あ、Aqoursのカウントダウン始まった。

それでは、また。

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