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日本と西欧、2人の覗き魔のお話。

「のぞき魔」は日本では、「出歯亀」。

西欧では「ピーピング・トム」。

なぜか両方とも人の名前が元になっています。

面白いとは思いませんか?

気になったので英語の勉強がてら、少し調べてみました。

日本の「出歯亀」は、明治時代に発生した殺人事件の犯人として捕らえられた男性のあだ名だそうです。

名前は植木職人の池田亀太郎(当時35歳)。

女湯の覗き行為も常習だったそうです。

英語の「ピーピング・トム」は、街を全裸で行進したゴダイヴァ夫人を、ただひとり覗き見したという、ピーピング・トムという人物から来ているようです。

ゴダイヴァ夫人が、夫であり、領主であるレオフリックの圧政を諌めるために、「じゃ、裸で街一周したら願いを聞き届けてやる」という提案を受け入れて実行したものです。

これって実際は史実ではないみたいですが(笑)、、、

彼女の領民を思う気持ちに打たれた街の人びとは、行進の間、窓を閉め、彼女を見ないようにしました。

皆で約束を守りました。

でも、このトム君だけは、誘惑に抗しきれず見てしまったという訳です。

この天罰でトムは目が見えなくなってしまいましたが、名前だけは(不名誉な形で)残りました。

なお、このゴダイヴァ夫人はチョコレートメーカー「ゴディバ」のブランド名です。

そのためゴディバのロゴは馬に乗った裸のゴダイヴァ夫人になっています。

面白い話だったので、書いてみました。

ゴディバのロゴ(左)と記念のお祭り(右)


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