自分の得意なものはなにか?(2011年8月3日)
モヤモヤ
昨日BRIDGE 2011 August 震災支援フェーズ2〜活動とつながり、新たな自分と組織を〜に参加してきた
震災支援のあり方がフェーズを移し、これから何をすべきかという話だった
その場で思ったことを忘れないように書き留めておきたい(体調がすこぶる悪いのでまとまらないかも)
会場では震災直後から活動を始められた方々の活動内容が共有された
有名な助け合いジャパンの石川さんも話されていた
#brudge2011 でも意見交換がされていた
ハッシュの中で反応が多かったのは「被災地にぜひ行って現場を見てほしい。被災地に行くのに遅すぎることはない。フェーズごとに現場にはやることがある」という内容だった。
震災後5ヶ月が経とうとしている。
現地では避難所が閉鎖されつつあり、仮設住宅に入ることによって人のコミュニティが希薄になることでの問題が増えている
復興のニュースが流れる中、流されてしまった家や、壊れてしまったものの整理が終わっているのは、わずか26%
ほとんどがまだ手つかずなのに、被災地以外の人たちの関心度は時が経つに連れて低くなる
ボランティアも徐々に集まらなくなる
マスコミは絵になる映像や情報しか拾わない
被災地の真実を知るには、現場に行く、あるいは現場で活動している人たちの情報を聞くしかないのだ
現地の現状を把握し、的確に報告する人は、自らも被災した地方公務員だ
震災前の仕事と震災後の仕事は全く異なる性質を持つ
日々変わる現状を整理し、変わりながらこなさねばならない。そのことのストレスも高まっているとのこと。
彼らの心のケアも今のフェーズで必要であるようだ
現場で動いている彼らの言葉を聞くうちに、自分ができることはまだまだあるのではないかと思いはじめてきた。
個人としてできること、もしかしたら組織としてできること、仲間を募ってできること。
これから益々被災地の本当の姿はマスメディアからは入ってこなくなるだろう
被災地の今必要なことを、その時々で自ら情報収集し、想像し、自分でできることを探して行動し続けること、決して忘れないこと。それが大事だと思った。
震災孤児の9割が施設に暮らすことになるというのも衝撃的な事実だった。
諸外国は8割から9割は里親と暮らす中、日本だけが真逆の現象。
それをなんとかしたいと声を上げた団体もあった。
その中で、パネラーの関さんから投げかけられた言葉がある
それは「あなたの得意なものはなんですか?」だった
震災当日に被災地の情報を地図とリンクさせるサイトを立ち上げた関さんは、自ら得意な物はプログラム作りだった。だからやった。それに賛同する人が集まって、自らの意思で作り出せたからこそ短期間であのサイトはできたのだ。
そう語った彼の顔はさわやかだった
震災支援というと、どうしても自分に無理して何かをやらなければならないと思いがち。
ただ、何かをやらなければいけないのではなく、自分が何ができるのか、自分の得意なことで支援する、しかも継続性をもって考えること
その考え方だけで大分自分ができる幅が広がった気がした。
企業活動とは別に、個人としてその時にできることを続ければいい
今何も思いつかなければ、夏休みに東北旅行にいってもいいではないか
東北地方の商品を買うのでもいい、東北の今の情報を友達にシェアするのでもいい
もちろん寄付でもいい、休みが取れればもちろんボランティアでもいい
自分で動けなければ、すでに動いている団体を支える手助けでもいい
大事なのは、自分は非力だから自分だけでは何もできないと思い込まないこと
自分でその時できることを見つける。それをその日その日で見つけて行く
それだけでいいではないか
東北の復興にはさらに数年かかるだろう。これからはもっと産業ベースの支援も必要
でも、ちっぽけでもいい。自分の思いつく支援の形を見つけ、そして続けようと思った時間だった
まただらだらと書いてしまった
でも忘れてはいけない。自分には何もできないと思うことこそがダメなことなんだと。
何もできないのではなく何もできないと思い込んでいるだけなんだと
まずそこからリセットしよう。まだまだ自分の身の丈でやれることは残っている。
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