事件とデマ
もう既に2件もnoteのエントリを書きかけでお蔵入りにしています。自分で書いてて面白くない物は投稿したくないんですよね。そんなこんなで随分間隔が開いてしまいました。
暗殺未遂事件
さて先日、皆様ご存じ某米国大統領候補が暗殺されかけるという事件が起きました。ご本人豪運の持ち主の様で軽症で済んだようですが、一般人や護衛のSPにも犠牲者が出ており、痛ましい事件です。犠牲になられた方のご冥福をお祈りします。
どちらの候補が日本にとって良いのかとか、そういった政治的な内容についてはこのnoteでは触れないことにしていますのでスルーするとして、歴史を変えかけた大事件であることは間違いありません。
米国ではケネディ大統領の暗殺事件が有名ですが、ルーズベルト大統領やレーガン大統領も銃撃されています(一命はとりとめた)。銃が容易に手に入る国なので、護衛も厳重ですが、それでも事件は起きるのです。大統領が乗っているキャデラックは銃の弾なんか全部止めますし、戦車用兵器でも耐えるという話もあります。それくらいリスクを見ているんですね。
日本でも安倍首相が暗殺されましたが、過去にも伊藤博文や原敬、高橋是清、濱口雄幸、犬養毅、斎藤實とたくさん犠牲になっています。日本の場合は戦時中の右翼活動の犠牲になったケースが多いですね。ちなみに犬養毅の曾孫となると、国連難民高等弁務官を務められた緒方貞子さんや女優の安藤サクラさんが居たりします。
いずれにしてもどれも歴史に大きな影響があった事件であったと言えるでしょう。暴力で何かを変えようとしてもいずれも碌なことになったことが無いのは述べるまでもありません。
大事件の陰にデマあり
ウクライナの戦争であろうと、新型コロナウイルスであろうと、今回のような暗殺事件であろうと、歴史的に大きな出来事にはいつもデマがつきまといます。現に先述のケネディ大統領暗殺事件などは米国国内でもあれやこれやと憶測めいた解釈や陰謀論が溢れていて、手に負えません。今回の事件も犯人が既に死亡していることから、これからも何が出るかわかりません。
既にネットではある外国人が「トランプは他界した安倍晋三の声が聞こえて振り返って九死に一生を得た」なんてジョークを流したら日本人が真に受けちゃってまことしやかに広がるという馬鹿馬鹿しい事案が起きていますし、米国内でも犯人の写真が他人のものが出回るなど問題が噴出しています。
昔から事件の際には風説が出るというのは定番ですが、今はインターネット、というかSNSがあるので誇張されたり間違った情報が広がるスピードが段違いに速くなっています。しかも大体デマは「そうだったら面白いな」みたいな脚色がされていたり、やたら誰もが知りたくなる内容の速報性が高かったりします。もう広がり方が山火事なんてレベルではない。もはや爆発です爆発。
大体のものはあとからデマだと分かったり、検証されたりするのですが、広がったものが収拾されることはありません。Twitterでリツイートしたものがデマと分かってちゃんとリツイート解除するようなことする人は少ないのです。勿論訂正もしません。「流した奴が嘘ついたんであって、私は関係ない」と思うのでしょう。気持ちは分かります。
デマを流す側に回らないように気をつけよう
SNSでデマを流すような人はそんなにたくさん居ないと思いたいですが、それを面白いと思って拡散させてしまう人はそこそこ居るでしょう。かく言う私も後から分かってリツイートを消したりすることもあります。出来るだけデマを流す側には回らないように気をつけたいものです。
私が主に気を付けているのは以下のポイントです。
①新聞のようなメディアでも間違っている場合がある。しかも彼らは後から削除するだけで間違いを認めないことが多い。
②凶悪犯罪や子供が犠牲になるケース、外国人が関わっているなど「瞬間沸騰的に怒りが湧くような事件」は怪しい場合があるので、リツイートやイイネはしばらく控える。
③政治家が関わっていたり、右寄り左寄りの様な政治色の強いものもデマがあることがしばしばある(相手側が流しているケース)ので飛びつかないようにする。
④地震や台風など自然の大きな災害の際の衝撃映像や救難情報なども注目集めの為に昔の画像や映像を流す輩がいるので気を付ける。
こんなところでしょうか。デマについては本noteでも何度も触れていますが、気をつけましょうね。それから、私の母もそうですが、皆様高齢の親族も時々は連絡とりましょう。TVやネットから変なことを信じ込んでいたりします。
ホントに忙しい時代だ…。
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