災害お備えグッズ
防災についてはこのnoteでも度々エントリを書いていますが、私の過去エントリを漁ろうなどという奇特な方も少ないと思います。皆様ご存じの通り昨今にわかに東南海トラフの危険性が喧伝されましたので、改めて書いていこうと思います。
前提
私個人はかなり備えている方だと思いますので、今回は「まだ使ったことは無いけれど、色々検討して持っておいた方がよさそうと判断したもの」をご紹介します。
尚、お気持ち的には「社会が崩壊しようとも俺だけは生き残ってやる」という厚かましさ全開でやっております。そしてここが重要ですが、「自宅は半壊以下」という前提に立っています。全壊したら住んでいられないし備えた物も取り出せませんし、健康でいられるかも分かりませんので、そんなところまでは備えられません。割り切っています。そして半壊以下なら自宅に居た方がプライバシーも守られて居心地が良く、屋外で被害が出ているなら外に出歩かない方が渋滞などに巻き込まれることも無く安全です。
地域の避難場所を平時から確認しておくことは大切ですが、「自宅が古く倒壊する可能性がある・津波や洪水がくる高さ(海抜)である・土砂崩れの可能性がある・近所で火災があり延焼してくる可能性がある」などが無い限り、慌てて避難するメリットは少ないです。
参考書
防災に関する資料は自治体でも編集・公開しているところもありますお住まいの市や県のサイトを見ておくのも良いし、都道府県によってはkindleで無料配布しているものもあるので、そちらも良くまとまっていてよいと思います。いずれにしても防災情報は大差ないので有料の本などを買う前に出来ることはたくさんあります。
食料周り
それでは本題に入りましょう。まず水ですが、東南海トラフのニュース以降、スーパーで品薄になっているなどという話を聞きますが、有事の際に必要なのは「1日1人2リットル」です。3人家族で一週間耐えようと思ったら42リットルです。スーパーで買って持って帰れる重量ではありません。Amazonや楽天やカクヤスなどの通販で運んでもらうのが良いと思います。尚、1週間は政府が示している指針で、「1週間あれば救助が届くだろう」という希望的観測に則っています。私は2週間体制です。
また、水は2リットルの大型容器より小型容器の方が使いまわしが良いとされています。
リンク張っておきますが、アフィリエイトとか入れてませんので念のため。
保存食は色々ありますが、その前に熱です。食べるにも熱が必要です。というわけでカセットコンロ。ボンベと併せて必需品です。オール電化しててIHを使っていると電気が途絶えた時点で熱源を失います。平時は鍋料理にも使えますし、一台持っていて損はありません。有事の際ガスが途絶えて風呂に入れなくても、お湯が沸かせれば身体を拭いて衛生を保つことが出来ます。
カセットコンロはイワタニさんの製品が鉄板です。品種もたくさんあるので検索して合ったものを購入してください。
保存食はまず米が鉄板です。レンチンご飯は1年程度で賞味期限がありますが、生米なら普段使いの延長で長く持ちます。電気が無いなら炊飯器が使えないのでは?いえいえ、鍋で簡単に炊けます。米1合に水約200cc、合数が増えたら少し水少な目。鍋を中火にかけて沸騰し始めたら弱火にし、水分が消えたら火を消して少し蒸らしたら完成です。トータル20分程度で炊けます。平時に練習しておきましょう。
その他の保存食としてはパスタがおススメです。乾麺は虫さえ湧かなければ保存性は鉄板です。茹でるだけで良く、ソースもレトルトで長期保存可能な製品がたくさんあります。コンソメスープの粉があれば、バキバキに折って冷蔵庫の野菜処分かねてスープで食事も済ませられます。うどんの様な和麺系のものはカレーうどんのレトルトや粉末のうどんだしと合わせれば長期保存が可能でしょう。カップ麺や袋麵も食事のバリエーションとしてアリですが、あまり長期の保存が出来ないので、3か月~半年くらいを目安に普段も使って回転させていく必要があります。
強力粉と薄力粉があれば練って麺やパンにすることもできるのですが、こちらはちょっと上級者向けなので好きな方だけどうぞ。
冷凍食品は停電した時点で冷凍庫が冷却を終了させるため、なるべく開けないようにしても2日程度でダメになっていくと思われます。有事の際には真っ先に食べるべきものになりますね。救援を長く末にはアテに出来ない食品です。
缶詰系・レトルト系は実質賞味期限は無いに等しいものです。長期保存が可能で優れたものです。シーチキン(油漬け)の缶は穴をあけてタコ糸を入れればロウソクの代わりにもなります。缶詰は食事としてのエネルギー源というよりはおかずの代わりと思うのがよいでしょう。特にサバや焼鳥などは貴重なたんぱく源になります。
野菜は保存の仕様がありませんが、ビタミンやミネラルはサプリメントで代用するのが一番手軽でしょう。とはいえ、食事さえしていれば2週間程度ならビタミン類などは不足しても深刻な健康への影響は起きにくいと思います。
電気
電気は断たれればそこまでですが、外部の情報を取ったり最低限は何とかしたいところです。多少の家電を動かしたいという事であれば蓄電池という手段がありますが、なんせ高価です。キャンプの趣味でもあれば普段も使えますが、そうでもないならなかなか費用対効果は薄くなるでしょう。私もここまでは手配できていません。
スマホの充電程度ならなんとか手段はあります。
まず充電池。持ち運びには向かないけど、家庭で非常用に置いておくなら大きめのものが使えます。20000mAhあれば大体スマホ4回分です。次に発電関係のツールを紹介しましょう。
私が買ったソーラーパネルはもう廃番になっていましたので適当なものを選んでいます。もう一つ体力勝負にはなりますが、手回し発電で充電する方法もあります。こちらはラジオもついていて便利そうです。
それから、電気を断たれ灯りをなくすと何かと不安なものです。そういう時は電池で動くものを用意しておくとよいでしょう。
これもたくさん種類があるので、各ご家庭で合うものをどうぞ。この他頭に着けるタイプのランプも便利です。電池はちゃんと確保しておきましょうね。充電タイプの電池は置いておくとちょっとずつ放電してしまうので、長期保存には通常の電池が良いです。
トイレ
トイレは忘れがちですが、水が止まれば流せません。ということで、トイレに関しては簡易トイレ一択です。
ただ、生憎昨今のニュースで欠品状態の様です。各種通販サイトを調べて頂いたり、ホームセンターに行ってみるなど探して頂かざるを得ません。
トイレットペーパーやティッシュ、生理用品などの紙製品は普段からある程度ストックしておきましょう。
医薬品
日常的に薬を服用している方はもちろんのこと、その他の胃腸薬や解熱鎮痛剤、湿布、ガーゼ、包帯といった基本的なものは備えておきましょう。一定期間で買い替えが必要ですが、これも仕方ありません。最初の被害で怪我をする可能性はありますからね。
その他のあったらいいな
災害はいつやってくるか分かりませんが、夏に起きた場合は停電でエアコンが途切れたら団扇しかありません。逆に冬だった場合は保温しなければなりません。アルミシートがあれば割と安心感あります。
また、丈夫なブルーシートも窓ガラスが割れた際などのカバーなど使い道が多そうです。避難所に行ってもプライバシー確保にもできますしね。
サランラップやクレラップの類も多めに持っておくと心強いです。食器をくるんで使用すれば洗い物に貴重な水を使う必要が無いからです。極端な例ですが、骨折した時の固定にもラップは使えます。
最後に
最後にまた食品の話に戻りますが、フリーズドライの味噌汁からレトルトのスープやパスタソース、御惣菜に至るまで、ホントに日本の食品業はあの手この手で美味しいものを作っているなと我ながら感心します。非常時の備えをするとなると、なかなか検討してても前向きになれない作業ですが、色々好みの味のものを探してみるなどすれば、それなりに楽しめるのではないでしょうか?
この他乳幼児がいる場合はどうしたらいいのか(紙おむつをたくさん買い込んでも成長するとサイズ合わなくなりますしね)、家の中を安全に保つために家具の固定などはどうしたらよいのか、職場にいる平日昼間に起きた時にどうやって帰ってくるか等、考えないといけないことはたくさんあります。
ここでご紹介したグッズもごく一部です。
また、それぞれお住まいの土地によっても気を付けるべきが地震なのか洪水なのか土砂崩れなのかでも異なります。ハザードマップはよく見ておきましょう。
この他各県各市などでも独自のハザードマップを持っている所もありますので、是非検索してみてください。災害への備えは通販でポチッとなするだけではありません。「知っておく」ということが何よりも武器になります。大災害なんて無いに越したことありませんが、もしあったとしても「絶対生き残ってやるぜ」の厚かましい精神で備えましょう。
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