小豆汁で人柱してみた話
ゆるい漢方の櫻井大典さんの小豆汁を飲んで余分な水分を体から排出しよう( https://twitter.com/pandakanpo/status/1279237489580888064?s=21)
↑のツイートを元に小豆汁を飲んでみた人間の体験レポです。結論から言うとナイアガラにはなれなかったけど華厳の滝くらいにはなれた気がする。
人間ステータスとして、私は食うのが好き!アイスが好き!飲み物には氷をガボガボ入れて飲むのが好き!!な人間である。そのせいで手足が熱くなり、お腹や背中が冷えるという『内蔵型冷え症』持ちだ。この症状は夏に酷くなるため、この小豆汁を飲めば余計な水分が抜けてマシになるかな、という考えでやってみようと思ったのがきっかけだった。
材料と作り方
乾燥小豆……50g
水……1リットル
この2点を小鍋に入れて弱弱火で約30分煮るという簡単なもの。我が家はIHのコンロだった為、メモリとしては3あたりの火力でスタートして、フツフツと泡が出てきたら2に落として煮るという作り方だった。ちなみに作り方は一藤様(https://twitter.com/lh9nh31jueymhwx/status/1282656383230304259?s=21)のを参考にしている。しかし参考に作っても運動場の水溜まり色にならず、濁った紅茶色の汁が出来上がった時は若干の不安を覚えたのをここに書いておく。小豆の種類の差かもしれない。
そしてここからは結果の次に気になるだろう、味についてのレポになるのだけれど、まぁーーーーー辛い。辛い味。作って食べるのが好き、仕事も10年以上調理畑をしていた自分だけど、味を辛いと表現しなければいけない事になろうとは。人間3×年やってますが初の体験だった。
まず出来たて。煮出してすぐ小豆と分けた汁は某あずきなバーやぜんざいに似た香りがして、「あ、これいけんじゃね」と規定の150ミリをしっかり計って口に含んだ(ちなみに蓋をせず煮たため、出来上がりは800mlだった)のだが、
「お゛っ」
と声がでた。上記で書いたが決して感動してとかではない。口に広がるただただ強烈に豆の匂いのする『無味』の汁に嘔吐いた音である。最初は自分の舌が突然おかしくなったのかと思ったが、二口飲んでも三口目も無味しか感じられなかった。Twitterで飲んでいる実況もしたけれど、だんだんと口に入れるのが辛くなる液体は初めて。しかも無味のくせに強い小豆の匂いがガッツリするため脳が誤作動し、一生懸命味を探そうとする。敏感になった舌のせいで飲み辛さに拍車がかかり、たった150mlを飲みきるのに15分もかかった。
出来ればそのまま無かったことにして全部捨ててやろうと思ったけど、Twitterのフォロワーさんに応援していただき、なんとか粗熱を取った小豆汁を冷蔵庫にしまえた。ありがとうフォロワー。そんな感じで初日は終了した。ちなみにその日は近所の小川にもなれなかった。
小豆摂取汁2回目。次の日翌朝の汁は冷蔵保存という事もありキンキンに冷えた物を飲む。漢方的には常温まで戻した方がいいのだろうが、昨日の出来たての無味を思い出すと冷えていた方が飲み安いんではないかと一抹の希望を持ってしまい、冷蔵庫から出してすぐひと口飲んでみる。
結果、冷えた小豆汁は温かい小豆汁より不味いことがわかった。
冷えて豆の存在感が増し、鼻をすり抜けていく匂いに鋭さが増した気がする。汁の方も液体と感じている筈の喉越しが「バブルスライムの液体部分を飲んだ感じ」だった。飲んだことないけど。
効果が一番出るのが初日であるという触れ込みをいただいたので、利尿作用のあるお茶は控えて水を1Ⅼ用意して休日を過ごすのだけど、効果は意外と早くでた。
小豆汁接種6時30分
7時22分 8時13分 9時00分 10時11分 11時0分 12時40分 13時15分 14時23分 17時35分 18時15分
小豆汁接種18時30分
19時25分 20時40分 22時0分 22時45分
人柱実体験レポなので正直に話すと、上記時間がトイレにいった時間。通常の日より明らかに多く、昼の時間帯は30分に一度程度行く頻度だった。しかも出る量が常に満タンと言わないが8割程度を排出。想像していたナイアガラの滝よりは少ない気がしたけど、午前中に意識して摂取した水分は500mlのことを考えるとこれが体に溜まっていた水ということになる。めっちゃ出た。そして体、主に脚が軽くなった気がする。軽やかなまでとは言わないけれど、夜に重ダルイ感じが軽減したのを考えると小豆汁の効果は『ある』と感じた。
ただこの効果を一番感じたのは触れ込み通り初日(二回摂取)のみだったので、生理前やむくみがひどいと感じるときにまた飲もうと思う。次はもう少し作る量を減らして。
しかし体重はどういうわけか増えていた。おかしい。