超過酷辛さの調べ方・・・
ひょんなことから知ることとなった辛さの単位、
調べてみるとなかなかに面白い歴史があったので
ご紹介させていただきます。
①フリーザ様を上回る戦闘力・・・
156万スコヴィルのすごいやつ
ハラペーニョやハバネロについて調べたときに知った
辛さの単位スコヴィル
ハラペーニョ:〇〇スコヴィル
ハバネロ:〇〇〇スコヴィル
といったように表現します。
この表現方法ドラゴンボールにて登場した「戦闘力」
みたいで個人的に結構好きです。
世界一辛いといわれるキャロライナリーパーなんて
156万スコヴィルなのでスコヴィル=戦闘力にしたら
戦闘力100万のフリーザ様を軽く超えてしまっています。
でも、実際目に入ると失明する可能性があるほどの辛さなので
本当にキャロライナリーパー1つでフリーザ様に勝てるかも・・・
②スコヴィルの起源
冗談はさておき、辛さを表現する単位スコヴィルが
どのように生まれたか少しお話しさせていただきます。
まずスコヴィルは、薬剤師として唐辛子の研究をしていた
ウィルバー・スコヴィルの名前が由来です。
スコヴィル氏の研究の結果、
唐辛子の辛さを数値化して図れるようになり
その成果からスコヴィルとなりました。
ただ、スコヴィル氏が確立した辛さの計測方法・・・
なかなかに強烈なものでした・
③過酷!!スコヴィル式計測方法
用意するもの
・計測担当者5名
・計測用唐辛子溶液
・砂糖水
以上が計測に際し用意するものです笑
さて実際どのように計測するのでしょうか。
計測方法はいたってシンプル。
計測方法手順
①計測用に用意した唐辛子の溶解物に
1:1となるように砂糖水と混ぜます。
②①の溶液を摂取、辛みを感じるかどうか確認。
③辛みを感じなければ砂糖水の割合を1:2、1:3と増やし
辛みを感じなくなった倍率=スコヴィルとなります。
ちなみに0スコヴィルは砂糖水に溶かす必要もない
ピーマンが基準です。
なかなかに過酷な計測方法ですが、
現在は電気を使った方法が用いられるため
この方法は用いられていないようです。
今現在世界一辛いキャロライナリーパーが
156万スコヴィルなので、スコヴィル式で計測したら
1gのキャロライナリーパー溶解液であっても
1.56トンの砂糖水が必要になるので
とてつもなく大変な作業になります・・・
当時はこれほどまでに辛いものがなかったために
計測することはなかったのでしょうが、
もし計測するとなったら大仕事になっていましたね・・・
ちなみに私たち日本人になじみ深い
鷹の爪は大体4万スコヴィルほど。
スコヴィル式で計測するなら
1gに対し40キロの砂糖水に溶かせば計測できます笑