ホンブシくん1
ホンブシくんとは?
だし屋のマルサヤWEB担当が気まぐれ描いた落書きから爆誕したホンブシくんです。
不定期でゆる~~~くお送りしますので、引き立てのだしの如く温かい気持ちでご覧ください。
解説という名の雑学
さて、一般的に本節と呼ばれるもの(よくCMなどでも見かける表面が薄茶色のもの)は、枯節という表面にカビ付けを施された鰹節のことを指します(他にも細かい縛りは色々とあるのですが、ここでは割愛します)。
しかし、あれは鰹節の最終形態。
そこにたどり着くまでには、様々な形態を経ているのです。
まず、原料となる鰹は生の魚です(当然ですが)。
この生の鰹を3枚におろし、その半身をさらに半分に割ると、いわゆる鰹節の形になります。
これを煮て、骨を抜き、薪で燻して出来上がるのが2コマ目の荒節です。
荒節自体は実にメジャーな鰹節で、スーパーなどで販売されているような安価な削り節は、実は大体この荒節を削ったもの。
と言うのも、荒節自体は早いもので1カ月ほどで完成します。このため製造にかかる期間が短く、そのぶんお安く提供できるというわけです(他にも理由はあるのですが、難しくなりすぎないようとても大雑把に説明しています)。
で、この荒節は言うなれば燻したまんまのため、タールで表面が真っ黒です。
荒節がガングロなのは、これが理由です。
ここから表面のタールを落とし、身を整形して、カビ付けを施し、天日干しを重ね、半年くらいすると、あの薄茶色の枯節として仕上がります。
そう、1コマ目のホンブシくん=枯節です。
ちなみにホンブシくん自体はファンタジーなので、年齢設定等の細かい部分は気にしないでください。
(次回に続く?)