![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57644492/rectangle_large_type_2_91737960e3d5bb659d46d8f52a828e20.png?width=1200)
ヘップってなんなん?【tabiについて】 Vol.24
ヘップってなんなん?
ヘップの名称の語源として1954年、映画「ローマの休日」でオードリーヘップバーンが履いていたフロントオープンバックレスサンダルを親しみ込めてヘップサンダルと呼ばれた事だと業界では言い伝えられています。そのヘップサンダルを通称ヘップと業界で呼んでいます。
著作権の問題があるかもしれないので画像は載せることが出来ませんが、アン王女(オードリーヘップバーン)が街にくり出すシーンの中で、露店で履物を買って履き替えるシーンがありますよね。そのシーンの履物がヘップの語源と言われてます。興味のある人は休日に映画観てみて「ローマの休日」だけに笑
今、tabishoesとtabisandalsという一風変わった靴を作っています。ヘップ違うんかい。と言われそうですが誕生までをお話をしいたいと思います。
私が家業を継いでまもなくして、商品開発のために参加した講習会で初めて私の師匠H氏と出会い、ものづくりの楽しさを教えてもらいました。
その講習会で履物のことをいろいろ調べるうちに、地下足袋に興味を持つようになりました。
実際購入して、履いてみたりしているうちに、なんかこれサンダルにできんかな。という思いが強くなって、師匠に相談し試行錯誤を繰り返しながらラフサンプルができました。
しかし、当時奈良の自社工場では生産がまだできないと判断しました。
中国生産もやっていた頃なので、その紙型を持って中国へとも考えたのですが、やはり足袋靴は日本で作りたかったので、中国生産もやめました。
それから何年かたったころ、毎月お参りさせて頂いている神社の宮司さんから、足袋を履いたまま履ける靴とかサンダル作ったらどうやとアドバイス頂きました。
その時、「何年か前に断念したのわかってはるんかな。」「これは神様が私に作れとのお知らせなのか?」など考えたのを思い出します。
そしてちゃんと保管してあった金型とアルミラストを引っ張り出してありました。
それからまた数年後、中国生産から撤退し国内生産への切り替え。その中国生産での経験で靴の生産のノウハウは得ていました。
そして昨年、デザイナーからこのサンプルの提案を受けました。何年か前に断念した足袋サンダルへの再チャレンジ。それは何かに導かれるような感じがしました。
そこからがまたいろいろと試行錯誤。インソールの作り方。アウトソールの形状。
靴も作るか。靴にするなら踵をどうするか。
何より悩んだのはサイズ展開でした。
そして、今年に入りMEN’Sの方を受注していたこともありMEN’Sを先行して生産しました。
そしてついに今月LADIS’の生産も始めたというのがこのtabishoesとtabisandalsを生産するに至るストーリーとなります。
実際履いて頂いている方から
歩きやすくて軽い。
モダンな感じが良い。
とのお言葉も頂いて作り手として履いていただいてる方の言葉が最も大事だと感じています。
今後は、良い履物とは履いていただく方にとってどれだけ必要なのか。それをものづくりの裏付けにしていきたい。
それはお客様が笑顔であってほしから。
その気持ちを忘れずに日々ものづくりに取り組んでいきます。
ヘップ親父渾身の•••(買ってください笑)
https://marusanfootwear.stores.jp/
https://marusanfw.thebase.in/