やってのける ハイディ・グランド・ハルバーソン著
選んだ理由
メンタリストDAIGOさんお勧めの本だったのと(帯のパワーってすごいと改めて思いました)コロンビア大学心理学博士の著者、そしてタイトルに惹かれて購入しました。
①ゴールを固めることについて
ベストを尽くすという言葉は、漠然としていて明確としていないためにベストからほど遠い結果になる。人は求められたこと以上のことはしない生き物であると著者は言う。具体的で難易度の高い目標と曖昧で難易度の低い目標では、具体的で難易度の高い目標がはるかに高いパフォーマンスを生み出す。はっきりとした目標があればごまかしはきかない。キーワードは、難しいが可能であること。
自己啓発書では、目標達成にはポジティブ思考が大事とある。何事も前向き思考で成功に近づきやすくするという考えですが、これは鵜呑みには出来ないことをこの本には例を挙げて書かれている。
不安を感じている人の方が成功する。人は、将来、何か良くないことが起こると想像して不安になったり、それに対処する為の行動をとろうとするが、私たちは、それをする価値があると思うからそうするのである。
ゴールを固める為のポイントは①目標は具体的に立てる②ハードルは高めにする③「なぜ」と「何」を考える④甘く見てはいけないがポジティブに考える⑤長短比較(得られるメリットと乗り越えなければならない障壁)」を使っての目標設定をする。
②シンプルな計画を作る事について
目標達成の過程で直面する問題の多くは、シンプルな条件型計画によって解決できます。条件型計画は、行動機会を逃さない。不安や自信喪失に対処する。など…様々な効果をもたらすことが出来る。あいまいな計画ではなく、具体的な計画、例えば、2時に4時間以上集中して勉強するなら具体的。勉強する量を増やすではあいまいである。
時間と場所を決める。その行動を、いつどこで実行するか決める。具体的に。時間と場所をはっきりと決めることによって、他のことに気を取られていても無意識に状況を察知して自動的に行動を開始できる確率が高まる。
③自制心を日増しに伸ばす事について
自制心は、筋肉に似ているという。筋肉は鍛えるとついてくるが、自制心も筋肉の様に鍛えることでついてくる。逆に鍛えなければ衰えてくる。著者は、前妻と離婚を経験し、自制心(自己管理筋)がない生活をしていたが子犬を飼い始めた事で、自制心が付き全てがうまく回ってくるようになってきたという。日常の中で自制心を鍛える。些細な事でも日常生活で訓練できると著者は言う。例えば、姿勢を正すことも自制心ですし、甘いものを食べないのも自制心であるので、やる気になればどんどん鍛えられるとある。自制心もエネルギーを使いきったときは休ませることが必要です。消耗したら休ませること。
気付き
意志力を使わずに自分を動かすというサブタイトルですが、それを出来るようになるには、少しだけハードル高めに具体的な目標を設定して、シンプルかつ具体的な計画をたて、日々の鍛錬…として出来るところで自制心をのばすことをしていくこと。これが、この著書から今私自身がワンアクションとして行動することで、今取り組んでいる事の成果に繋げていけると確信がもてました。