油が決める健康革命 釣部人裕著
①身の回りにあるサラダ油加工品について
最も悪い油の代表格がサラダ油とトランス脂肪酸である。そして何度も使った酸化した油である。悪い油摂取は、あらゆる病気の原因となる。
市販のマーガリン、マヨネーズ、ショートニングはラベルには植物性油脂とか植物精製加工油脂とか食用植物油と書かれているが、サラダ油を原料に化学反応によって変えられた不自然な油である。植物油に含まれているリノール酸は高温により神経毒を発生させる危険なものである。
マーガリンについて、食べられる形をしたプラスチックとある。トランス脂肪酸を多く含む食事は悪玉コレステロールを増加させて善玉コレステロールを減少させるとあり、心臓病などの病気のリスクを大きくしているとある。
トランス脂肪酸は、奇形児の原因であるしガンのリスクも高める為、病気になりたくない人は取らないのが賢明である。
2013年には、米食品医薬品局では、トランス脂肪酸を食品として認められないとし、使用を段階的に禁止することによって、年間2万件の心臓発作を予防できるとし心臓疾患の支社を7千人減らせると言っている。ショートニング、加工油脂、植物性油脂、ファストスプレットもトランス脂肪酸が含まれる厄介なものである。
②よい油と悪い油について
私たちは、トランス脂肪酸やサラダ油などの有害な油を摂取し過ぎて、体内の資質のバランスを崩してしまい様々な現代病を誘発してしまっている。
サラダ油に含まれているオメガ6とアマニ油などに含まれているオメガ3はどちらも細胞膜の材料になりますが、この二つは、全く反対の働きをしている。アマニ油は、オメガ3が豊富な優れた油である。熱には弱いので炒め物や揚げ物には使わないとあるが、スプーン2杯~4杯を毎日とることで、様々な病気などの症状が緩和される。ビタミンやミネラルと共にアマニ油の摂取をすることで、心臓病や糖尿病、関節炎、消化器病、前立腺肥大、片頭痛、慢性疲労、生理不順、精神疾患、皮膚病、アレルギー等の完治につながり、便通もよく熟睡にもつながるといい事ずくめである。アマニ油は、体に優しい万能な薬である。アマニ油には酵素が多く入っている。酵素は熱に弱くサラダ油などには入ってない。
オメガ3は脳に不可欠で特に子どもの脳には大きな影響を与える。認知症予防にもよい。ガン抑制にもつながる。
オメガ6のリノール酸は、紅花油、大豆油、菜種油、コーン油、ごま油、などに多く含まれている。あらゆる加工品(フライドポテトやスパゲッティ、インスタントラーメン、スナック菓子、カレーライス、ドーナッツ、天ぷら、ドレッシング…などなど)に利用されているので私たちは、オメガ6系の脂肪酸を多く摂取してしまう傾向があるので過剰摂取に注意が必要である。
③オリーブ油について
オリーブ油にも良い悪いがあるので、よいオリーブ油を使う事が大事になる。エクストラバージンオリーブオイルと表示されているもののほとんどが偽物である。このような安価なオリーブオイルは、酸化していてオメガ6が多く含まれ大抵はペットボトルに入っている。良質なオリーブオイルは、遮光の瓶にはいている。低温圧縮のイタリア産。安価であればそれなりで良くはない。良質な油は高額かも知れないが、良質の油を少量使う事で健康には意味があるのも事実である。
気付き
知っているつもりの油に関しても、改めて文字を読んでいくと知らないことが拾い読めた気がした。低温圧縮のオリーブ油がよいのは知っていても、ついお手軽な一回使い切りのものを購入したり、アマニ油がよいと一時は使ってみたのでも、月日が経つとついやめてしまって、最近はアレルギーがひどいけどどうしたものか?っと思ったりしていたので、これを機に又油から見直していきたいと思います。食事は大事。生活や日々の色々な事でついどうでもいいや~!そう思うと魔が入るので注意していく必要性を感じました。