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賢い子に育てる究極のコツ  瀧靖之著

選んだ理由
子育てに関して、それぞれ皆こだわりがあるので、私は、その人なりでいいって思っています。我が家の子育ても色々参考にさせていただきながらでしたが、子育てはホント楽しいと思います。脳と加齢のスペシャリストである著者が、どんなことを教えてくれるのか、とても興味を持てた今、手に取ってみました。

①睡眠と脳について
無自覚の睡眠不足が、脳の成長を妨げる。子供の脳の成長にとって「寝る子は育つ」はその通りである。なぜかというと脳の司令塔である海馬と睡眠の量が明らかに関係している。十分な睡眠をとっている子は、慢性的に睡眠不足の子よりも、海馬の大きさも大きく、記憶力も優れている。
つまり、睡眠不足になると海馬は、育たなくなる。親と一緒に遅くまで起きている子は、海馬が育っていない状態であると言える。
受験勉強なども、寝ないと覚えることが出来ない。勉強した内容は寝ている間に能に定着する。そして、脳の機能を考えた勉強方法で効率の良い学習をすることで、目標達成をしている。

②好奇心ある脳にするために
著者は、図鑑が良いと言っている。確かに、子供に図鑑がよいのは分かるが、では、図鑑に関心のない子にはどうするか?まず、親が楽しそうに読むこと。そして、子供と話をつなげていく。
外で、リアルに触れること。例えば、図鑑でのこととリアルを結びつける。バーチャルとリアルを結びつける。そして、子供自身の好奇心を刺激する。
旅行も、バーチャルとリアルの結び付けの材料になる。子供の好奇心を育てるには、親にもある程度の努力が求められますが、必ずかけた労力と手間以上の成長が子供にあらわれると著者は言う。

③高次認知機能について
高次認知機能は、人間らしさを叶える能力である。例えば、考えたり、判断したり、計画したり、洞察したり、コミュニケーションをとったりする機能である。高次認知機能の高い人は、幸せな人で長生きをすると言われている。好奇心が高次認知機能を高めてくれて、幸せに長生きできるようになる。これは、将来的には認知症のリスクを減らすことになり、体はもとより脳の健康寿命を長くする大きな要因だということが、最先端の脳の研究から分かっている。

気付き
子供の好奇心を伸ばしてあげることが、子供の脳の成長に繋がり、賢い子に育っていくということが分かっているが、これは脳医学的にも脳の萎縮を抑え、高次認知機能の高い、幸せな長寿者にまで行きついてくるというのは、改めて考えさせられました。睡眠と海馬について。ここまで、影響があるのかと思うと、まず睡眠ありき!だと思った。他にも、運動や食事についても書かれているが、改めて読みながら、自己チェックしていきたいと思った。

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