そもそもFXの『MAM』ってなに?
『MAM』とは「Multi Account Manager」の略です
プロトレーダーの口座とあなたの口座を紐づける
⇒プロトレーダーのエントリー、利確損切を自動で紐づける仕組みです
ミラートレードやコピートレードとも言います
FXを運用する3つの方法
FXで資産運用する場合、大まかに3つの方法があります
(1)裁量トレード
自分で証券会社を選択し、口座開設、入金する
⇒自分の裁量でトレードを行う
裁量トレードにも色々な手法があります
実際に独学で本で勉強したり、
FXスクール等に参加されている方もいるのではないでしょうか?
【掛かる費用と証拠金】
・本の購入費や、投資スクールなどの受講料
・証拠金はいくらからでもOK
【メリット】
・自分なりの手法を確立すれば、いくらでも儲けることができる
【デメリット】
・トレード手法を確立するまで時間が掛かる
・トレードを勉強する時間が必要
(2)自動売買(EA)
無料配布や有料販売されている自動売買システム(EA)に運用を任せる
⇒あるロジックで稼働する『EA』が勝手にトレードを行う
ちなみに『EA』とは「Expert Adviser」の略で、
FXの自動売買を行うプログラムを指します
『EA』の導入でFXをスタートした方も多いと思います
勝手にトレードしてくれるので、ラクですよね
『EA』にも色々な種類があります
しかし本当に稼げる『EA』を選択するのは至難の業です
『EA』を無料配布している方(有料販売も多いですが)は
必ず指定された証券会社の「口座縛り」で『EA』を配布します
なぜなら、配布された方が『EA』で運用する
口座の「取引による報酬(IB)」(アフィリエイト)が目的だからです
つまり無料配布している『EA』の性能はどうでも良いのです
たくさん『EA』を無料配布して、
たくさん口座を開設してもらって、たくさん取引してもらう
これで配布している人間は儲かるわけです
ただすべての『EA』がそうでありません
もちろん、優秀な『EA』もあります!
【掛かる費用と証拠金】
・『EA』の稼働はMT4という取引ツールが必要
⇒24時間稼働のため、VPS(バーチャル・プライベート・サーバー)が
必要になります。そのVPSの初期費用と毎月利用料が掛かる
・有料『EA』の場合はその購入費用
・「証拠金は5万円~でもOK!」というような言い方が多い
⇒実際には殆ど利益は出ないと考えた方が良い
【メリット】
・FXの知識がなくても『EA』が勝手に自動でトレードしてくれる
【デメリット】
・自動と言いながら「経済指標」の時や「相場情勢」によっては
手動管理で『EA』稼働を停止しないといけない
⇒全自動ではない(任せっきりにはできない)
・どんどんポジションを持っていくタイプだと、
含み損が増えたときに資金を追加しなくてはいけない
つまり、自動売買と言っても
チャートに張り付いていないといけないということです
2月のコロナ相場で資金が溶けた『EA』がたくさんあります
そういう私もそうでした(^^;
(3)『MAM』運用
最後に『MAM』による運用です
冒頭にご説明した通り、
プロトレーダーの口座とあなたの口座を紐づける
⇒プロトレーダーのエントリー、利確損切を自動で紐づける仕組み
『EA』と『MAM』の違いはもうお分かりですよね?
『EA』は決められたロジックで勝手にトレードをしていきます
運用益がプラスになろうがマイナスになろうが『EA』は関係ありません
『MAM』はトレーダーの裁量トレードがそのまま自分の口座で反映されます
つまり元になるトレーダーが儲かれば、自分のトレードも儲かります
「Win-Win」の関係です
あとは運用益が多いトレーダーを有する『MAM』システムの選択が必要です
中には悪質な『MAM』詐欺もありますので
運用益が多く安心できる『MAM』運用を選択が必要です
運用口座数の多さ(利益が出ているから参加人数が増える)や
運用実績、証券会社の信用度などを調べて選択することが必要です
最初は少額からスタートして、
少しずつ運用額を増やしていくという方法もおススメです
【掛かる費用と証拠金】
・『MAM』システムを運用しているグループに参加する場合
⇒「口座維持手数料」(10,000円が多い)や
「運用益」(ひと月の運用利益)のコミッション(20%~30%が多い)
・すべて無料で使える『MAM』の場合は無料
・証拠金は『MAM』によって異なる
20万~というところもあれば、最低100万~というところもある
※「最低100万~」という『MAM』が必ず利益が多いとは限らない
【メリット】
・トレーダーが相場をみながらトレードしてくれる
・自分がやることは口座開設と入金のみで完全放置できる
【デメリット】
・優秀なトレーダーを有する『MAM』を選択すれば、特にない
いくら優秀なトレーダーでも、FXでトレードをしている以上は
利益が多い日もあれば、マイナスになる日もあります
一日の運用益に一喜一憂することなく、
ある程度のスパンで見ていく必要があります