はるかの日記【猫背史】

時は小学生に遡る。
6年生くらいだったか。

私のクラス、6-4の教室のすぐ側には、
全身鏡が設置されていた。
思春期の女子たちは毎日、鏡の前に立っては
気に入らないヘアスタイルを
ミリ単位でいじっていた。

私もその中の1人だった。

友達と少年漫画でゲラゲラ笑い転げていた平穏なある日。
いつものように鏡を見ると、

「あれ、胸があるな…。」

そりゃ小6ともなれば胸くらい出てくる。

しかし当時の私はなんだか、
急にものすごく恥ずかしくなった。
と同時に、隠さなきゃ!と思った。

しかし残念、つい先日買い換えた
制服のセーターは、面倒くさがりが仇となり
試着を端折ったため、えらいピチっとしていた。

これでは余計私の巨乳が小学校でボインボイン
してしまうでは無いか。

未だに悔やんでいるが、そこで思いついた
名案がこちら。

猫背になろう!

アホだなぁ、一生そうなるぞ。
というかそうなっとるぞ。

という歴史があり私はえらい猫背なんだ。にゃ。

そして今20代。

同年代の割には健康大好きなため、
1人ヨガをせっせとやってみたり、
ときには習いに行ったりしている。

しかし!まだ猫背なのだ!にゃ!!!!

21歳と5ヶ月の今日。
とうとう猫背を本気で治す決意をした。

バレエスクールに申し込んだのである。

猫背なんてゴメンだ!まして超愛犬家だ!

さよなら猫背。世話になったな。

ということで、ちょっくらバレリーナに
なってくるさ……


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