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英国大学院・LSEマスターコース準備録⑥ーunconditional offer獲得まで

みなさん、こんにちは。maruoです。

先日ようやく全ての入学条件を全て満たし、6月中旬にunconditional offer(無条件合格)を貰うことができました!本当に苦しく、孤独で辛い道のりでした。

これから進学プロセスに挑まれる方へのエールと私のようなミスをしてほしくないという思いをこめ、今回はそのプロセスについて書いていこうと思います。

1. 卒業証明書、最終成績証明書の提出

まず、予想外に時間と労力を取られたのが、この各種証明書のLSEへの提出です。

LSEは、基本的に証明書や必要書類の提出を電子で行うよう、applicantsやoffer holderにも求めています。

Graduate offer packから

ただ、この電子での提出(最終的には色々とあり、郵送で提出しましたが)における私のミスがいくつかあったため、手こずりました。
注意点として記載しますので、是非大学院進学の準備をご自分でされる方は、気をつけてほしいと思います。

①電子提出を自分でできると思っていた
上記資料に書かれているDigitaryやHEARといった電子書類共有サービスを理解しておらず、てっきり自分でできると思い込み、それぞれ1枚ずつ証明書を発行してしまいます。

またGraduate Applicant Portalにも、なぜか各種証明書の提出項目があったので、一度提出してみました。が、受理はできないとメールが来ただけでした。

その後、DigitaryやHEARのサイトを詳しく見ると、学生自身がアップロードする方法はないようで、大学自身が共有するしか方法がないようです。
なお、調べたところ、日本の大学はほとんどがデータでの証明書発行をしていないようだったので、ご注意を。

②Graduate Admission Officeに連絡できない
一度、卒業大学に連絡し、どうにかデータで大学院に提出してもらえないか、と頼んだところ、不正を防ぐために不可能と言われ、先方大学院に問い合わせしてみてくれ、と言われました。

しかし、LSEは基本的に直接の問い合わせを受け付けていないので、連絡ができません。
offer holderに限っては、平日毎日決まった1時間の間だけ、チャットで問い合わせできます。ただ、私もこれを利用してみましたが、案の定、その時間にみんな問い合わせするものですから、直接つながらず、AIに片づけられる羽目になりました。。

Graduate Admission Officeへのcontactから

ちなみにその時間外は、問い合わせ内容を送ることもできますが、メールはほぼ返ってこないでしょう。
私のダメもとで送ってみた問い合わせメールは、1ヶ月近く経ちますが、返ってきていません。
必要なことは、Knowledge Baseにまとめられていたり、graduate offer packに書かれているので、隅々まで読んだらわかる、ということなのだと思います。私のように手こずらないためにも、ちゃんと読んだ方が良いですね。

③最終的に郵送でも可能だった
offer packでの見落とし、卒業大学との連絡など、右往左往した結果、きちんと読んだら「審査までに時間はかかるけど、郵送でも受け付けます」と書かれていました。
大学側がデータでの発行はしていないと言われていたので、追加で証明書発行料・EMS郵送料を支払い、提出を行いました。

以下が審査結果が出るまでの具体的な流れです。
5/1 大学側に発行・郵送依頼
5/9 大学側から発送完了
5/12 イギリス到着

*後に調べてから判明したのですが、日本の郵便局でEMSを使用すると到着国でもその国の郵便局みたいなとこが発送を担うわけです。そして、イギリスのそれにあたるParcel Forceが非常に評判が悪く、留学経験者が絶対使うな!と言うほど。私は他に選択肢がなかったわけですが、大学からEMSしかないと言われた場合には注意が必要です。
しかしながら、これも全て大学がメールで提出してくれていれば起きなかったこと、、つくづく早く電子証明書を認めてほしいです、、。

ちなみに、最終的なGPAについては、これらの最終的な提出の前に自分で間違えて提出した最終成績証明書が証明となり、途中でPart Confirmationメールが届きました。

2. IELTSの獲得

大学を卒業してからは、IELTSを早く取ろうと勉強に励んできましたが、このプロセスもなかなか長かったです。
また別の記事で詳しく書こうと思いますが、精神的に辛い数ヶ月で、何度ももう諦めてPresessionalに申し込もうかと思うほどでした。

大学院進学を決めてから最終的に必要なスコアを取るまでは、計4回受験しましたが、その間のスコア変動が以下です。

2022/6/25  S7.0, L6.5, R7.5, W6.0 : OA 7.0
2023/2/19   S6.5, L6.5, R8.0, W6.0 : OA 7.0
2023/4/27  S6.5, L8.0, R7.5, W6.0 : OA 7.0
2023/6/3    S7.5, L7.0, R8.0, W6.5 : OA 7.5 ←LSEに提出したスコアです。

特に苦戦したのは、皆さんご存知の通りwritingです。
何ヶ月もかけ、何回もwritingを6.5取るためだけにIELTSを受験したようなものでした。
この辛いプロセスを乗り越えるまでに試した方法は全部で3つあります。

①2022年12月-2023年1月:テキストでwritingを再勉強
2022年に受けたIELTSでもスコアが足りず、色々と調べてみると自分で勉強してwriting 6.5を獲得した人もいたので、自分でやってみようとテキストを購入してみました。

そこでこれまでの知識や書き方を一度忘れて、テキストの方法に則って練習をしました。
自分では頑張ったと思ったんですが、2023年2月に受けたIELTSでもやはりスコアが足りませんでした。
ここで何がダメだったのか、は正直自分ではわかりません。ただ求められている書き方や内容、ルールを理解していなかったのだと思います。

②2023年3-4月:大学の語学支援センターに頼る
次に、大学在学中だったので、学内にあった語学支援センターのスタッフの方にお願いしてIELTSのwritingレッスンを受けました。

そこではパラグラフの書き方やアカデミック・ライティングの細かいところまで教えてもらったんですが、4月末に受けたテストでもやはりスコアが足りませんでした。
そのレッスンをお願いした方は、自分でIELTSのwritingで6.5以上を既に取っている方だったんですが、やはり自分でやると教えるのではかなり違うのか、私がうまく吸収できなかったのか、原因はわかりませんでした。
ですが、この2度の失敗を受けて、もうやれることはやったからお金を払ってプロに頼もう、と決心しました。

③2023年5-6月:IELTSの専門講師からレッスンを受ける
スクールは、知名度や実績などを参考にし、最終的に「バークレーハウス」にお願いしました。(PRじゃないです)
個人で指導をやっている方もいらっしゃいますが、バークレーハウスが50年くらい日本で英語指導をやっていること、またその分の経験で得た知識を受けられるメリットを踏まえ、無料レッスンで講師の方の教え方がわかりやすかったので、バークレーハウスにしました。

*スクールに関しては個人によって、どこが良いか、講師と合うか、が変わると思うので、よく調べたりレビュー見たり、無料レッスン受けるなどして決めるのが良いと思います。*

全5回、週1回、1回2時間を5月から6月初めまで受けて、全5回を受け終わる前にあまり期待せず、試しに受けてみました。
テストまでの毎日、教えられたことを最後まで暗示するように自分に言い聞かせて、1つも忘れないように勉強していました。

そして、この受けたテストでwritingだけでなく、speakingもOAも過去最高スコアと良い結果で終わることができました!!

具体的に何を学んだのかは営業妨害になるので書きませんが、個人的には英語力があるとわかった上でIELTS的にwritingのスコアを上げるために使用した方が良い表現・書き方を指導してもらえたのが凄く自分に合っていました。

また、誰か頼れる人がいる、というのが凄く心強く、メンタル的にとても安心して先生の指導についていくことができました。

3. IELTSレッスンの費用とPre-sessional courseの比較

できることならIELTS受験代以外にお金をかけず、自力で達成したかったのですが、結果的にはバークレーハウスにお願いして本当によかったです。

バークレーハウスに頼む頃には、仕方ない!と腹を括ってましたが、熟考するにあたり、IELTSでスコアを獲得できない場合のPre-sessionalの値段を比較してみました。

バークレーハウス
writingレッスン、全5回 ¥132,000
IELTS受験料 ¥27,500 → 計¥159,500

Pre-sessional Course
コース5週間 約¥630,000
その間の寮費, 生活費 約¥200,000    → 計¥830,000

こう比較すると、半分以下の出費でクリアできたので、多少の初期投資と思えばそこまで高いとも思わなくなりました。
むしろ今回、きちんとIELTSのwritingを学んだことで、勉強になる部分がたくさんあり、講義を受けるたびに自分の知識量が上がっていく面白さを感じることもできたので、結果としては良い経験になりました。

このIELTSをクリアするまでが本当に辛く、暗い道のりでしたが、こうして無事クリアすることができ、本当に安心しています。
あまりにも自分が出来なさすぎて、途中はもう大学院に行けないんじゃないかとまで落ち込みましたが、スクールの担当の先生やずっと気にかけてくれていた大学の語学センターのスタッフの方、大学の先生など、周りのサポートがあって、やっとここまでくることができました。感謝してもしきれません。

これから大学院への出願プロセスに挑まれる方は、IELTSのスコアを目指すときに、少しでも自分で無理だ、と諦めそうになったら専門講師に頼む選択を是非してほしいです!
紆余曲折を経てわかりましたが、きちんとした方法で勉強すれば、スコアは必ず!必ず上がります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
私の経験が少しでも皆さんの参考になれば幸いです^^

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