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LSE大学院日記:冬学期振り返り

こんにちは、maruoです。

学期終わりにかけて、学校課題やレポートなどなどに追われており、全くnote書けてませんでした。
その間、まあ良くも悪くもいろんなことがあったので、記憶をたどりながら冬学期終了までのweek3-10まで振り返ります。

これまで同様、辛いこと多めなので、軽く受け流すか、どんな状況であれ同じように辛い、、ってなっている方がいれば、ここにも辛い奴いるんだって思ってもらえると幸いです。

*ロンドンは3月に桜があちこちで咲き、4月現在は桜が散り、葉っぱがついてる木もちょこちょこ見ます。


week3-5: 教授とトラブル、というかそもそも相性悪かった

2月の初めごろですね。
留学から半年が過ぎ、ちょうどロンドンにも慣れてきて、授業にも大学にも慣れてきた時にまさかのタイミングで事件発生でした。

詳細は省きますが、要するにmentor/supervisorの教授と相性が悪く、すごいメンタルを傷つけられた、という話です。
私が所属するコース(MSc Development Managamenet)では、自分のdissertation topicや関心と担当教授の研究テーマが異なっていても、mentorとsupervisorが同じ人で変更不可なんです。で、変更不可で、とりあえず頼るしかなくて行ったら、なんか話が噛み合わず、こちらの話や関心を聞き出す姿勢もなく、とにかく今思い返しても頭が痛くなるような状況でした。
(*mentorとsupervisorが同じで、変更不可かどうかはコースやdepartmentによって違うようです。Department of International Development内でも他のコースのことは分かりません。)

もう忘れもしませんが、2月2週目の金曜日で、授業がないのでお世話になっている母の友人とご飯に行って楽しかったのにその後、office hourのためだけに大学に行ったらすごい辛くて、帰りのバス待ってる時も乗ってる時ももう涙我慢して(我慢できず流れてたけど)帰りました。
で、もう本当に辛くて仕方なくて、帰り待ってる時に返信早いフラットメイトに連絡して、話聞いてもらいながらなんとか帰り、帰ってからも話聞いてもらって、もう散々でしたほんとに。

この経験からの教訓としては、まず入学したらすぐできるだけ多くの教授のoffice hourに行って人柄やテーマなど、とにかく話を聞きに行く、です。
初めは周りの雰囲気や授業や課題に追われると思いますが、履修できる授業数も計3-4個と限られてるし、実際に話す教授の数も時間も限られているので、後々のためにも、履修する授業選びのためにも(e.g. 話し方や態度など)会いに行っておくのは凄く有利に働くと思います。
これをしなかったことをこの事件があってから後悔したので、特に1年のマスターに行かれる方はやって損はないと思います。

ちなみに、その後翌日になってもその教授に言われたことが頭から離れず、やらないといけないreadingも手につかず、放心状態でただ涙が出てくるとかなり深刻だったので、LSEの学生サポートに連絡→カウンセラーに話聞いてもらう→departmentが特別措置でmentorを変更してくれました。
新たなmentorは冬学期に履修していた授業のlecturerで、office hour何回も行ったことあったし、凄くフレンドリーで面倒見の良い先生だったので今は何にもストレスを感じることなく、dissertation準備を進めれています。

week7-10: レポート、consultancy projectなど怒涛に訪れる提出期限

話が前後しますが、week6(reading week)はweek7の初めにあったdissertation topic proposalのための文献調査に追われ、毎日文献を読んでの繰り返し、まさにreading weekでした。

week7以降は、week10の金曜日にあったconsultancy projectのfinal paperの締切に向けて、レポートの執筆に励みながらも別の授業であったレポートやセミナー準備などに追われ、3月はあっという間でした。

consultancy projectについては、以前に記事で詳しく書きましたが、ILO Fijiのプロジェクトに参加していました。
私たちの場合のスケジュールはこんな感じでした。

2023.9~10: プロジェクトへの配置、ワークショップ
2023.10~12: 文献調査、クライアントミーティング、データ分析などデスクリサーチメイン
2024.1~2: ステークホルダーへのインタビュー(主に対象国のILO・IOM職員)
2024.3: レポート執筆→week10に提出→week11にfinal presentation

年明けからインタビューに追われ、時差のために朝7時からの早朝インタビューがほとんどで、プロジェクトメンバーみんなで疲労困憊でこなしていました。
頭もあんまり動かない中で、英語やし緊張しながらインタビューしてましたが、数をこなすと慣れるもので、またやっぱり文献の数が限られているので情報が少なく、国連職員の当事者の方からのお話は興味深かったです。
途中からは楽しんでリサーチできていました。

リサーチテーマは、フィジー、パラオ、バヌアツにおけるフィリピン、バングラデシュからの移民労働者でした。太平洋諸国における移民労働者の文献はほぼなかったり、対象国のガバナンスの問題から移民の数を特定できてなかったり、そもそもILO Fiji事務所が新設で2人しかクライアントがいなかったり、まあなかなか一筋縄ではいきませんでした。
そこで、私の学部時代の太平洋諸国を研究している教授に頼らせていただき、ステークホルダーを何名か紹介していただき、それはもう非常に協力していただいて、とても助かりました。感謝してもしきれません。

レポートを書く段階では、グループワークあるあるかもしれませんが、みんなで作業するからファイルがごっちゃになったり、入力したのに消えてたり、文字数調節みんなでやるから消し過ぎたり、データの数字間違ってたり、はちゃめちゃでした。(笑)
最終的に締め切り5分前に、提出したよ、と連絡きた時は、グループワークもうやらね、って思いました。と言いつつ、社会に出るなんてグループワークしに行くようなもんですから、とりあえず提出できたらそれでよし、と思い、この苦い経験もまた1つ学びだなと思います。

week11: final presentation

そんなこんなで無事final reportが提出できた翌週はfinal presentationでした。
これも時差の関係で、火曜夜9時に行いました。まだ朝7時じゃないだけマシです(笑)

final presentationもかなり緊張してましたが、それまでのoffice hourではちょっと厳しめだった担当のコーチも、最後にはよくやった!と言ってくれて、最終的にここまでのものを半年以内で作り上げたことが素晴らしいと評価してくれたのが、やってよかったなあと思えました。
クライアントもかなり満足してくれたようで、gradeはまだ公開されてませんが、とりあえず大きな出来事も揉め事もなく終えれて、とても良い経験になりました。

最初は、どう振る舞えばいいのか、このプロジェクトがどう進むのか、何もわからず、誰もこれやって、って言ってくれないし、でも自分にできることはなんだろうと考えてもわからず、周りに頼ってばっかでどうしようもないなあと不安に思ったり反省することが多かったです。でもプロジェクトが進むにつれて、メンバーみんなのスキルや特性がわかるようになってきたし、逆に自分が貢献できる部分を見つけられたりもしました。例えば、簡単なことでは、グループの連絡をすぐ返したり、ホウレンソウを徹底したり、誰かが何かやってくれたら「ありがとう」を必ず先に言う、とか。基本的だと思いがちですが、周りをみてみるとできてない人も多いし、こういう些細なことが信頼を得たりするんだろうなと思い、続けてました。信頼を得れていたかどうかは分かりませんが(苦笑)、自分の職歴がない分、こういった側面は持続して続けていました。

振り返り① consultancy projectの学び


consultancy projectでは、もちろんデスクリサーチの基本的な方法やリサーチプロセスも学びましたが、個人的にはグループワークのダイナミクスだったり、バランス、自分の立ち位置、など、将来的に日本を出てチャレンジしたいならこう振る舞う必要がある、というnorm?(しっくりくる日本語が浮かびませんでした)みたいなものを学べたのが凄く大きかったです。
これは、プロジェクトに限らず、LSEで日々学ぶにあたり、いろんな人と話すにあたり学んだことでもありますが、特に、自信がなくてもないように相手に見せない、は重要なスキルだなと思いました。

振り返り②「自信」について

教授とのトラブルや最初のコースメイトとの関わり、など、振り返れば私は本当に言葉の節々に相手に伝わるくらい自信がなくて、それが相手に伝わって舐められたこともあったやろうし、自信なさげな子って攻撃しやすい、それにLSEの独特の雰囲気や集まる学生の種類を考えると、あれは何がなんでも隠し通して振る舞うべきだったなと思います。
みんながみんな、留学辛いもんねえ、、って言ってくれる人ばっかりじゃないし、ほとんどの人は高みを目指してここにマスターを取りに来ています。(雰囲気はコースによって大きく違うと思いますが、私が所属するコースは全体的にコンサルや国際機関での就職を目指してたり、ステップアップとしてマスターを取りに来てたり、ハイキャリア思考が目立ちます)
まあ逆に言えば、そういう人が多いと気づいた今では、キャンパスにいると落ち着かず、なんかしんどかったりもします(苦笑)これがいわゆる、最初にお世話になってる学部時代の先生に言われた「LSEの独特な雰囲気」ってことなんだと思います。(悪く言えば、LSEはプライド高めが多い、とも言われているようです。あながち間違ってないかも?)

話は逸れましたが、おそらくLSEでの大学院生活で何を学びましたか?と聞かれれば、(勉強以外では)「自信は纏うもの」と学んだと答えると思います。
まさに転びに転んで立ち上がってから学べたので、将来の不安が募る毎日ですが、そう言う意味ではLSEに来てやはりよかったのかもしれません。

2024年4月現在:essay, examの勉強

タームが無事に終わった現在は、5月のexamに向けて勉強をしています。
essayは2本あったんですが、5月のexamのスケジュールが毎週テストなので、先に書いてしまいました。

やらねば!!と追われて、easter holidayなのにholidayとは?って感じになっていたので、今は適度に休憩したり遊んだりしながらも勉強・復習を進めています。

ちなみに、5月はまず第一週目にrevision sessionという名の振り返りのレクチャーがそれぞれあります。
試験は計3個あり、sit down examが1hと2hそれぞれ、そして部屋で受ける24h examがあります。1hのsit downと24h examは同じ授業からのテストで、24h examだけでよくない?って思うんですが、1h sit down examはshort answer questionsらしく、よく分かりませんが、まあ2種類のテストがあります。
共にキャンパスでテストを受けますが、1h sit down examはまさかの手書き、2hのsit down examはPC持ち込みですがなんのファイルも開けないようにするためにアプリインストールが要求されます。(2h手書きよりはマシです)

書いてて嫌になりますが、テストの間にはdissertation proposalの提出期限があり、A4何枚か、topicやresearch methodsについて書いたものを提出する必要があります。。からの5月終わりから6月初めにかけて、dissertation workshop、さらに6月中旬のSpring termが終わる前にdissertationについて詰めておかないと教授たちが長期休暇に入ってしまうのでoffice hourも必須。心の休まる暇が見当たりません。

と同時に8月末でマスターが終わった後に進路が何も決まってないので、もうそれも不安で不安で仕方なくて。不安なら行動あるのみ、というのも理解してるんですが、今は何よりexamの方が大事で、とりあえず6月から動き出そうと思います。
(海外大学院生の就活については、いろんな情報やアドバイスなどあちこちに散らばってますが、私は無駄に焦るだけなので見るのをやめました。多分この不安はずっと消えないやつ。)

長くなりましたが、今はこんな感じで過ごしてます。笑

またexamが終われば(気が向いたら)どんな感じだったか共有できればと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました^^

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