深夜4時の風呂掃除
「チョロ、チョロ、チョロ、チョロロ〜」
どこからか水の漏れる音がする。
深夜4時、お風呂に入って湯船に浸かっていた。居間でゲームのswitch(モンスターハンターライズ)をしてたらいつの間にか眠ってしまった。寒さで3時頃、目を覚ましたので、こんな遅い入浴になってしまった。
「どこで音がしてるんだ?」
水道栓やシャワーからは水が漏れていない。
「・・・」
しばらくしたら音が止まった。
「気のせいか?」
安心してそのまま湯船に浸かっていると、また
「チョロ、チョロ、チョロ、チョロロ〜」
音がする。
「はは〜ん、分かったぞ!」
排水溝をの蓋を開けてみると、
「ぎぃやあああーーーーーー!」
排水溝が汚水で溢れている。マニラ湾のように汚れている。排水口に詰まった髪のわずかな隙間から水が徐々に漏れている音だったのだ。垢やらかびやら虫(小バエ)の卵やらで目を背けたくなる。吐き気さえもよおしてきた。でもこのままにはしておけない。深夜の大掃除が始まった。
裸のまま掃除をすること30分、見違えるほど綺麗になった排水溝を見て満足して再び湯船に浸かった。
「びえーっクション」
深夜の風呂掃除の代償は大きかった。