【十三機兵防衛圏】また今年No.1のゲームに出会っちゃったぜ:Day1
タイトルで今年No.1とは言っているが、プレステ4版の発売は2019年らしい。嘘だろ!?3年もこのゲームを見逃してたって言うのか!?いや待て、まだ慌てるような時間じゃない、今のうちにしれっとnoteを書いておけば全世界70億人がプレイする頃には素晴らしい先見の明がある人物として語り草になるだろう。だからこそ既プレイの人は歴史の目撃者になって欲しいし、未プレイの人はすぐにプレイして欲しい。人類総十三機兵防衛圏プレイヤー計画のための約束だ。出来るだけネタバレなしで書いているが察しのいい人はこれだけでも何か感じ取ってしまうかもしれない。そこは容赦して欲しい。
まず、私がこの作品で非常に気に入っているポイント、それは出てくる人物人物が全員”怪しい”という点だ。特に大人は全員怪しい、大好きだ。黒幕が居る作品にありがちなのが、味方側の善人が実は…というパターンだ。別に嫌いなわけではないのだが、そういった作品に触れすぎて、善人は疑えという土壌が完全に出来上がってしまっている。その点今作は安心だ、全員怪しいので思う存分疑える。そしてそれはプレイアブルな主人公たちも例外ではない。自分が操作しているはずの主人公に何度「お前は何を考えている?」「お前は何者だ?」と語り掛けたくなったことか。
ではストーリーがそれだけ難解なのか?というと実はそうではないと思っている。この作品は確かに多くの謎を含有しているが、その謎の提示の仕方が実に心地よい。謎を大量にバラまくのではなく、謎と解がテンポよく襲ってくるのだ。物語に長く横たわる大きな謎、解がすぐに訪れる小さな謎、既に解を持っている謎、解を得たと思っていたのに再度謎に変化する謎。そしてそれを可能にするのが、複数の時代にまたがるストーリーを13人の主人公の視点で描くという表現技法だ。タイムトラベルものの作品では主人公の時間軸というのが非常に重要となる。ストーリー上の時間軸=主人公の時間軸だからだ。しかし、十三機兵防衛圏ではその主人公が13人もいる。主人公たちが各々の視点で好き勝手に未来に行ったり過去に行ったりする。そうするとプレイしている私たちはストーリー上の時間軸がどんどんあやふやになっていくのだ。この出来事はさっきの出来事の前なのか後なのか、今見ている主人公たちが何を経験していて何を経験していないのか。これらの曖昧さは目の前に吊るされているはずの解という餌をいとも簡単に隠していく。そしてストーリーを進めれば進めるほど、今度はパズルのピースの様に前後関係が判明していく。そうすると目から鱗が落ちるように急に鮮明に真実が近づいてくる気持ち良さに襲われるのだ。なんだ、やっぱり難解じゃないか、と思うかもしれない。しかし安心して欲しい。作品には究明編という名のいわゆるアーカイブモードがあるのだが、ここではすでに見たストーリーが”ストーリー上の時間軸”で並べられている。しかも主人公ごとのアーカイブはその主人公の視点のアーカイブではなく、そのキャラクターが出てくるストーリー全てを時系列順に並べたものなのだから感服するしかない。むしろその位しないと全体を把握できないという製作からのメッセージなのかもしれないが。
と、まあ居丈高に語ったものの、この文を書いている時点でまだストーリーは40%ほどしか進んでいない。正直考えたくもないがこれから物語が尻すぼみになっていく可能性もあるし、今想像している作品の真実がピンズドで当たってしまい、なんか予想通りだったねとなってしまう可能性もある。だからこそゲームを中座してまでこの文を書いているわけだ。ちなみに中座したタイミングはちょうど崩壊編をプレイしないとストーリーが完全に進まなくなる(全員ロックがかかる)タイミングである。
ちなみに私のプレイスタイルを記しておくと
一度主人公を選択したらロックがかかるまでその主人公のストーリーを進める
ロックがかかったら右隣のキャラに移る
その過程で主人公が新規解放されてもとりあえずは飛ばす(チュートリアルでエピローグを開放済みのキャラを優先する)
新規解放されたキャラ以外が全てロックされたら新規解放キャラを開放した順番にプレイする
こんな感じで進めて、ミステリーファイルも崩壊編(戦闘パート)もノータッチで進めていくとだいたい40%あたりで進めなくなった。これからとりあえず崩壊編を進めてストーリーを開放する予定であり、ストーリーを全部見終わったらDay2を書く予定だ。Day2はネタバレガンガンありで、衝撃的だったシーンや、予想が当たったところ、外れたところなどの感想を書いていくつもりなのでぜひ期待していて欲しい。