破水から4日かかった出産の記録②
こんにちは。
これは、フリーランスとしての独立を目指す、とある丸の内総合職OLの育休記録です。
前回↓記事に続き、今日も、第一子出産時の記憶を綴ってみます。
破水から4日目に突入
いつも通り、7時起床。朝は助産師さんが来てくれて、採血(破水しているので細菌感染が進んでいないか毎朝チェックされる)やら体温やら血圧やらを測定。
その後身支度をしていると、院長先生が病室に来てくれ、「今日もう一日陣痛促進剤投与して陣痛が来るのを待つか、帝王切開でもいいけど、どうしたい?」と。私の場合、破水して4日目に入っているので、今日産まれなかった場合は夜間に緊急帝王切開になる可能性が高いとのこと。自然分娩で産みたい気持ちが強かったため、迷わず、「今日一日陣痛促進剤お願いします!」と答え、今日こそ産むぞと自分に喝を入れる。
8:24 陣痛促進剤投与開始
その後分娩待機室に移動。陣痛が来ますようにと、置いてあったバランスボールでひたすらボインボインしてみたり(破水しているのでスクワットはやめておいた)、おなかの赤ちゃんに「出ておいで~」と話しかけてみたり、トイレまで歩いてみたり、とにかく動く。なんとかお昼までに陣痛よ来ておくれ…!
10:30 ついに!陣痛開始!!
ついに、きました。このとき助産師さんに内診してもらったところ、子宮口5センチ。
恐怖心などは全くなく、陣痛がきてくれたことにホッと一安心。まだお話しできるレベルで、夫に連絡し、産院に来てもらうことに。
11:15 痛みが強まってくる
だんだんと痛みが強まってくる。夫が到着しホッとするのもつかの間、波が襲ってくる。
11:50 子宮口6センチ
陣痛が3分間隔に。とても痛い。
昼食が運ばれてきたが、食べられる状態ではないため、夫に全て食べてもらうことに。夫が食べている間も3分間隔で波がくるため、波がきたら腰をさすってもらう。
私の場合は、ベッドに横たわっているより、床に座ってベッドにしがみつく格好の方が楽だったため、その恰好で痛みに耐え続ける(陣痛待機室が畳の部屋でよかった…!今回はたまたま畳の部屋だったが、次回も畳の部屋をリクエストしようと思いました)。
波が来ている間は、とにかく呼吸を意識する。けれどあまりの痛さに、産院に響き渡る声で「いたああああああああい!!!!」と叫んだこともあり。
13:30 子宮口7センチ
既に汗だく。ここらへんが一番きつかった。波がくるたび、夫や助産師さんに手を握ってもらったり腰をさすってもらったりしてなんとか乗り切る。
でも頭は冷静なので、「今7センチってことはあと2~3時間この痛みに耐えないといけないのか…」などということを考えていました。
もう、とにかく、痛かった・・・・・・・・
14:35 子宮口全開
さきほどの状態から1時間ほど経ち、内診してもらったところ、子宮口9センチに。
助産師さんに「よし、いきんでみて!!」と言われ、「え?いきんでいいの?ここで産むの!?」と思いながら、波に合わせて2回ほどいきむと、子宮口全開に!!
助産師さんに「じゃあ分娩室まで歩くよ~!」と言われ、歩ける状態じゃないよ!!と思いながらも、波の間をぬって移動。
14:45 ひたすら、いきむ
波に合わせて、いきむ。文字にするのは簡単だが、実際はとてつもない痛みに耐えながら、頭の血管切れるんじゃないかと思うくらいの勢いでいきまないといけないので、これまた重労働。
あまりの痛さに、「お願い切ってください(会陰切開)!!」と懇願するほど。「切らなくてもいけそうだよ?頑張ってみ?」と言われましたが、「無理!!切ってええええええええ」と懇願しました(笑)
15:20 先生到着
先生到着。状況を見て、朗らかに「あ、切らなくてもいけそうじゃん~☆」という感じでしたが、私が切ってくれ切ってくれと懇願していたので、「え?切ってほしいの?それじゃあいくよ」バチン!!!!と速攻会陰切開してくれました(笑)
15:26 誕生
誕生。
生まれた瞬間痛みを忘れる、とよく言いますが、そんなことありません。忘れません。
生まれた瞬間は、この痛みから解放される解放感と安堵感でいっぱいでした(笑)
でも、赤ちゃんの元気な産声を聞き、助産師さんから元気な赤ちゃんですよ~!と声をかけられた時は、本当にホッとしましたし心から嬉しかった。
そのあとは、胎盤を出したり会陰切開の縫合をしたりする隣で、赤ちゃんの状態確認やら計測やらをやっておりました(夫が赤ちゃんに付きっ切りで動画を回していてくれたので後日この時間の様子を見ることが出来て良かったです。是非旦那さんには、生まれた直後の赤ちゃんの動画を回してもらうことをお勧めします)。
一通りの処置が終わった後、カンガルーケアをしてもらいました。ずっとお腹の中にいた赤ちゃんを抱っこするのはとても感慨深かった…
16:15 分娩室で休憩
全ての処置が終わり、1時間ほど分娩室で休憩することに。夫と赤ちゃんも一緒です。
朝からほとんど飲まず食わずであったため、とてもお腹がすいてきて、用意しておいたウィダーインゼリーを2つ一気に飲み干しました。また、38.5度の発熱をしてしまったため悪寒がひどく、毛布にくるまり、靴下&レッグウォーマー&ホッカイロ(真夏だったけど、用意しておいてよかった…)を装着し震えながら休憩しました。
17:00 入院室へ移動
車いすで入院室に移動。入院室では改めて赤ちゃんとご対面。この時はだいぶ気持ちも落ち着いていたので、ゆっくり赤ちゃんを堪能することができました。また、実母が面会に来ており、その時の差入れの梨が非常に美味しかった…(発熱していたので、口当たりの良い果物は食べやすく有難かった)。
その後は、痛み止めのロキソニンを飲み、19時ごろには就寝しました。
私の第一子出産記録はこんな感じです。
出産は十人十色と言いますが、ほんとその通りで、予想外なことがたくさんありました。
出産の痛みも、予想を超えるものでしたが、でも、自然分娩を選んだことに後悔は一切ありません。むしろ、この痛みを経験できてよかったと思っています(これ以上痛いものはないでしょう(笑))。
最近は無痛分娩が主流になってきていますが、普通分娩も悪くないですよ。
ということで、出産記録はこれで終わり。
次回からは、育休開始三か月の過ごし方を綴っていきたいと思います。