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さあ、田舎に行こう。
今年のGWは特に大きな旅行の予定は組んでいなかったが、
たまたまタイミングが合い久しぶりに母方の祖母と叔母夫婦と福島県の天栄村に温泉旅行に行くことになった。
祖母の家は福島県会津若松市。車移動ではあるものの、足があまりよくない祖母にとってはちょうどいい距離のプチ旅行となる。
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私自身も東海地方の田舎出身ではあるが、久しぶりの福島県。
そこで地方ならではのコミュニケーションに改めて刺激を受けた。まずは、行く先々で出会った人に必ず話しかける。
これは世代や、個々人の性格も大きく関係していると思うが誇張ではなく、本当に話しかけまくる。お店の店員さんはもちろん、温泉に居合わせた人、観光地ですれ違った人、山で山菜を採っている現地の人…すごい。。叔父が、ぼそっと「永遠に話しかけてる…」と言っていて「いや、それな。」と心の中で全力でうなずいた。
次に、とにかく感動やさん。お昼に立ち寄った道の駅でお蕎麦を食べていた。私自身がお蕎麦が好きでそれなりにこだわりがある故に、SAや道の駅ではあまり食べることはない。その時にお蕎麦を食べていた祖母は「わ~シンプルだけど美味しいね。」と大感動。その感受性の豊かさを目の当たりにして、先入観を持ちすぎるのはよくないなと反省…。
最近は仕事の忙しさもあり、自分のことで精一杯。人とのコミュニケーションややりとりも効率重視に。何かを決める時も、これまでの経験から合理的に判断。日々の生活の中で仕事の比重が高くなるほど、心にゆとりがなくなってくるように感じる。
時には目的地まで遠回りをしてみたり、他人とのたわいのない会話を楽しんだり、目的の点と点の間の空白を楽しめる余裕のある心を持ちたいと思う。
時々、私は一人反省会をすることがある。最近の議題は、「人に優しくできていない。」ことだった。事実だけを見て判断し、相手の気持ちや背景を想像して会話できていなかった。人の優しさに甘えてばかりではなく、一度立ち止まってもっと人の気持ちに寄り添うことを忘れないようにしたい。はああ反省。。
そんな、ゆったりした人とのコミュニケーションと豊かな感受性を持つ人との接点で心のゆとりを思い出させてくれる田舎。疲れた時には、たまに寄り道しに立ち寄ってもいいかもしれない。
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駅になんかいた。笑