新卒社員と30代のキャリア形成について思ったこと

先日、自社の新卒採用の一環の先輩社員懇談会に参加した。
私が新卒で就職活動をしていたのが約8年前。そこから世の中の動きは大きく変わり、コロナ禍で働き方も変化した。今の大学生たちは何を考えて就職活動を行っているのが、どんな質問がでてくるのか楽しみでもあった。

ただ結論として、私の学生時代と大きく変わった質問はなかった。
仕事をする上で大切にしていること、社風、会社として力を入れていく領域(IR見てくれw)、入社後のギャップ…気になる項目は普遍的なのだと感じた。
その中で私含め先輩社員3人が唯一少し答えに詰まったのは、それぞれのキャリア形成について教えてください、という質問だった。

よく自身の就職活動での面接でも5年後、10年後の理想のキャリアについて答えよ、みたいな質問があったような気がする。
個人的には、よっぽどの独立志向や起業への情熱をもっている訳でなければ、端的にジェネラリストかスペシャリストを目指すかを決めておけばいいと思う。どれだけ理想を固めて入社したとしても、必ずしも希望の部署に配属されるワケでもないし、やりたかった業務がすぐできるとも限らない。その代わり、仕事を通じてどんなビジネスパーソンになりたいのか具体的に心に描いておく必要がある。ひたむきに目の前の仕事に情熱をもって取り組みながら、その願望を声に出し続ければ、必ず道は拓ける。
努力は必ず報われる、なんて綺麗ごとは言わないが(気合入れて徹夜で考えた企画でも他の理由で採用されないなんてこともザラにあるし)、情熱をもって強く願い続け行動すれば自分の足で理想に近づいていくことができると信じている。その理想が自分が希望して入社した会社で叶えば万々歳だが、もしかしたら外の世界で可能性を見出すこともあるかもしれない。そういう意味で高い視座をもって「この会社の中で」ではなく「この社会の中で」どんな自分になりたいかに向き合って考え続けていくべきだと考える。

さて、ではいつの間にか30代中堅社員になってしまった私のキャリア形成だが、私はジェネラリストを目指している。既に他業種1社、同業他社1社の計2回転職を経験している私は、データ分析が得意な訳でもなく企画力に優れたアイディアマンでもない。ただ、浅~く広~く色々なクライアントの案件に携わってきたことで企業業態別の特性や意思決定のフロー、提案のボトルネックになりそうなところはなんとなく知ってるし、交渉ごとのポイントみたいなのはまたなんとなく経験値的に心得ていると思っている。要するになんでもやりまっせの営業が向いていると思っている。
具体的な業務としてはとりあえず今の担当クライアントの仕事を3年本気でやり抜く。3年後までに自分の営業チームを作ってマネジメント経験を積みつつ、売上を上げる。(というか利益上げないと人くれないから鶏が先か卵が先かになるけど)
3年後以降のキャリアは走りながら考える。もしかしたらもうやり切ったからサポート側で働きたいと思うかもしれないし、ステップアップで転職も考えるかもしれないし、ライフスタイルも変わっているかも。世の中も会社も自分も変化し続けるのだから、軌道修正はむしろしていくべきではないだろうか。

まとめると、来世はバリキャリOLの猫になりたい。おわり。

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