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ペットは家族だ

昨年、愛犬が老衰により亡くなった。

腎臓病を患ってはいたが元気はあった。
元気が無くなってから、1ヶ月も立たないうちに天国へ行ってしまった。

介護はほとんど必要なかった。

ペットの葬儀場を探して、
お経をあげてもらい火葬をした。

骨壷に骨を入れて持って帰ってきた。

四十九日に、実家の庭に骨を埋葬した。


私は後悔でいっぱいだった。

まわりからは、
十分すぎるくらい大切に可愛がっていて恵まれた犬だったと言ってもらえたけど、
余計なことをしちゃったかもとか、なんで早く気づいてあげられなかったんだろうとか、そういう思いが溢れ出てきて

最期の方は食べたくても食べられなかった愛犬の気持ちを思うと辛くて、

私自身も同じように苦しめばいいんだ、苦しむべきだ、と思うようになった。

お腹が空いても食べず、
2〜3時間ほどしか眠れない日が続いても仕事に行った。

身体がとてもだるくて鉛のように重たかった。

このまま、
食べないまま、
餓死しないかなあ。

そんなことを考えながら起きて、
仕事をして、
帰って泣いて、
布団に入る。

楽しいことはする気になれなくて、

洋服もおしゃれも興味がなくなって。

でも友人と会ったりとか、たまに楽しいことはあって。
だけど、愛犬は亡くなったのに自分は楽しんでいいのか?
もっと自分を苦しめないと。と、そんな気持ちになってしまって。


実家を出て、一人暮らしを始めた。

彼氏が来てくれて、食べないことを怒られて、

亡くなって半年以上経った頃からまともに食事を再開した。


こうすればよかった、とか
こうしなければよかった、とか
後悔がたくさんある。

でも結果論でしかなくて、
そのとき出来ることはやった、とも思う。

亡くなってから2年近く経って
やっと、少し、
楽しかった思い出を振り返ることができるようになった。

ちょっとずつ、自分を大切にしようという気持ちに戻ってきた。


やっぱり、
ペットサービスの自分の事業を持ちたい。

商品も作りたい。

犬は家族、って価値観を持っている人に
犬に負担がかからず一緒に過ごせるサービスを提供したい。

でも最初は、飼っているペットが亡くなってしまった時の
葬儀と飼い主のメンタルのサポートをしたい。

この記事に書いたけど、
私は数字とか経営とかすごく苦手。

これが仕事にできたらどんなに幸せだろう。

でも、どうしたらできるのか
さっぱり分からない。


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