教えることは学ぶこと
11月から、かきかた教室講師として、保育園の年長さんにかきかたを教えています。
わたしは子どもたちにかきかたを教えていますがわたしが子ども達から教わることも多々あります。
今日は12月最後のお稽古で、次回はお正月明けだよと伝えたところ、教室の終りに数人の子がわたしのところにわざわざやってきてくれました。
「いつもかきかた教えてくれてありがとう。」
「またお正月ね。」
「かきかた楽しい。先生、またね。」
まだまだ小さな子たちだけれど、とりあえず年内は最後、しばらくは会えないということにひとつの区切りを感じ、「自分の気持ちをいま伝えなきゃ!」と思ってくれたのでしょう。
真っ直ぐな目と心のこもった温かな言葉。
プライスレスな最高のギフト。
20人の子ども達に教えているので、全体に目が行き届かないところもあり、「ちゃんと伝わっているだろうか?楽しんでくれているだろうか?」と心配になっていた私に、子ども達の言葉が大きなパワーを与えてくれました。
子どもが教えてくれることって、生きていくうえでとっても大切で基本的なこと。わたしもかつてはできていたはずなのに、大人になるにつれて意地や恥じらいをまとってできなくなったことを、「ほら、こうすればいいのよ。」って見せてくれます。
わたしは先生であって、かきかたを教えているわけだけど、先に生きていることも、教えることができることも、子どもより優れているわけでも、上に立っているわけでもないなと思います。
教えることは、学ぶこと。
教える一方で、日々子どもたちから学ばせてもらっていて、彼らはエネルギーを交換しあっている相棒だと思うのです。
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