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【企業調査(概要)】シンクロフード(東証PR/3963)

 ライトに企業を知ろうと続けているこのマガジン記事。
 今日はシンクロフードさん。

 先日クックビズさんの比較先の1社としていたのですが、指標面からみると魅力的ではないかと思いまして調べてみることにしました。

 飲食店向けに、開業から閉業までの全ライフサイクルを円滑に進めるための情報プラットフォームを介してサービスとして提供する会社です。クックビズさんが人材にフォーカスしているのに対して、物件情報を含めたあらゆるフェーズをトータルでサポートする会社さんですね。サービス業ではなく、情報通信セクターとなっていますね。

 一方で年末の公募増資は、その目的も含めて相当のネガティブな声も多かったものと思います。やることが極端ではありますよね。そもそも論もありますし。

 それではサマリから。

 飲食店という開業と廃業が多い不安定な業態に特化したサービスを提供していますね。以下がそのライフサイクルのイメージですが、レッドオーシャンっぽいし、業態も不安定となるとここで儲かるのかな、なんて思いますが、同社は情報通信セクターの会社としてプラットフォーム化したものを提供しており、営利率も30%と優秀な収益率を誇っています。

 しかも時価総額100億であり個人的にはいい規模感に感じます。キャッシュも潤沢で40億超を保持している中で、プラットフォーム事業を手掛けていることからPBRこそそれなりの倍率ですが、実際には安いのではないかと感じます。
 コロナ禍では営業赤字ですが、リーマン時はどうも黒字は確保していたようですね(今とは規模感も全然違うので参考にならないかもしれませんが)。
 現在は飲食店が物価高、人出不足などで明確に勢いが低下しているように感じますし、同社の決算説明資料でも広告マーケティングは踊り場を迎えているようでもあります。それでも進行期は順調に業績推移しております。
 そして需要機会をみて全店舗型情報を扱うようになったり、保険等領域も拡充している姿が見て取れます。農業分野との連携など新たな仕組みもニッチですが取り込もうとされています。

 また同社はプライム市場の形式要件を充足出来ておらず、流通時価総額を高めていく必要があります。このため昨年末にはキャッシュも潤沢な中で、公募増資に踏み切ることをされました。これには賛否があるでしょうね。そもそもプライムを選択しているのが身の丈にあっていないとも思えますから、スタンダードやグロースに再上場する道の方がいいのかなとは思います。
 しかしその後増配も行い、何とか残存するような政策をとろうとしているようです。賛否はともかくとしてそういう政策期待みたいなのはあるかもしれませんね。

 進行期が中計最終となりますので、今後次の中計が出てくるでしょう。2030年の目標も掲げていますので、そこへのプロセスがどうなっていくのか、公募までして、形式条件を充足してきたとして、そののちに、さてどういう成長基軸を示すのでしょうね。

 頑張れ、シンクロフード!

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