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【企業調査(概要)】クックビズ(東証グロース/6558)
ホタテで有名になった?クックビズさん。本業は飲食業界をコアとした周辺含めた人材紹介等のHR事業。前期に業績下方修正をされ市場からは失望されている株価推移になっています。コロナ禍真っただ中で営業赤字を2期出していた頃と同水準にまで株価は下落しています。そんな中、改めてコーポレートミッションも再策定され、藪ノさんは前を向いて経営されていますね。
さて、1枚紙。
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もうほぼここに書いた以上のことはないんですよね(笑)。
各事業の数値も小さく細かい財務モデルを作るまでいかないですし、流動的過ぎてあまりそういうミクロなモデルを作るのが難しいですね(言い訳)。
PER20倍についてどう捉えるかですね。前期の課題露呈から今期ガイダンスは一定保守性を出しているようにみえます。同社は営業利益率10%の目線を置いている中で、前期のしくじりもあり、営業利益率5%水準でガイダンスをされています。今期に諸々の課題が解決し10%に回帰できるかは正直よくわかりません。今期のアップサイドとしていけるのか、来期以降の回復の中で達成していくのか。いずれにせよ仮にこれが実現するだけで利益は倍増となります。これくらいEPSが動くこともあり、このPER20倍をどう捉えるかは難しいなと感じます。
同社の特徴は元々、勝ち組の優良顧客に強気な価格でサービスを提供していくという中で、記載のあるような特徴の下で展開しています。HR系のサービスはどうしてもその時々の経営状況の影響を受けますからね。一方で禁輸影響はあれど、きゅういちの食品加工業の方が安定があるような気もしますね。
投資戦略もあまりユニークなものはありませんが、足元で大きく業績が踊り場にある中で、EPSとPERが回復する、しかしPERは一定の状況があるので、やはり業績V字回復に期待するというシナリオになると思います。ただ、記載した通り、個人的にはまだ解像度が高くなく、もちろん会社は一生懸命努力されていると思いますが、なかなか判断が難しいなと感じます。
優待はどこかであると思っています。きゅういちで加工品の開発などの暁には、という趣旨の内容を以前見聞きした記憶があり、そういう環境も整ってきているのかなと思います。まぁこれでどこまでPERがあがるのかというのもありますけどね。
そして他社比較をしてみましたが、シンクロ・フードさんは安いですね。まだ何も調査も出来ていませんが、この会社が魅力的に映りました。
株価推移の皮算用としては、少し長い時間軸でEPS推移をみていく必要があると感じました。もちろん、同社の回復を現時点で解像度高く見えている方は投資妙味が高いと思います。
頑張れ、クックビズ!