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「Workation」 と 「Question」

8月25日日曜日。
鳥取市の小学校は今日が夏休み最終日。
宿題に追われながらも、最後まで遊びきりたい我が家の小学生の娘は、いつもより朝早く起きて、最大限夏休みを楽しみたいと朝から遊びに出かけた午前中に、僕はnoteを書いています。


日本ワーケーション協会 「コンシェルジュアワード2024」

この週末は金・土曜日と京都でした。
金曜日に、日本ワーケーション協会の「コンシェルジュアワード2024」が開催されたため、アワードに現地参加をしてきました。
一般社団法人日本ワーケーション協会では、リモートワークやワーケーションの先にある5年後、10年後の新たなワーク&ライフスタイルに向けて、協会公認の「ワーケーションコンシェルジュ制度」が策定されています。コンシェルジュ制度は、①ワーケーション実践者 ②地域の魅力を訴求できる者 ③ワーケーションに関する専門知識・技術を有する者 という3つのジャンルに分かれています。

僕は、②地域の魅力を訴求できる者として数年前から認定を頂いており、このたびのアワードに応募をし、アワード2024の最終候補者として京都の会場にプレゼンテーションしてきました。

「個人ワーケーションコーディネート部門」の最終候補者でしたが、プレゼンの結果グランプリは獲得できませんでした。
同部門でグランプリを獲得された宮田唯さんは日本ワーケーション協会でも中心的な活躍をされており、懇親会でお話しもさせていただきましたが、拠点である富山への関係人口づくりのために、金沢・福井、そして関西方面での活動を強化されている点などとても参考になりました。また、同部門の最終候補者、木藤利栄子さんは栃木県の日光エリアでコーディネートをされており、「日光東照宮」と「鳥取砂丘」というメガ観光コンテンツのある地域において、”それだけではない”地域の魅力訴求ということについて共通点があるなど気づきが多いアワードとなりました。

盛り上がりに盛り上がった懇親会

アワード修了後は、日本中のコンシェルジュの皆さんと懇親会。
僕は地域の魅力を訴求し、ワーケーターを受け入れる地域コーディネーターとして参加しましたが、参加者の中には、ワーケーション実践者の方も多くいらっしゃり、各自の活動や価値観を共有するとても良い場でした。

ワーケーションとは「場所を変えて豊かに暮らし働く手段」。
ノマドからサラリーマンまで背景は様々ですが、僕も可能な限りきっちりと目的を持って、この手段を使っていきたいと思いますし、自身のミッションとしては、そのような視点で鳥取に関与いただける個人(今後は企業も)を、コーディネートできるように力を磨いていきたいと思います。

共創施設「QUESTION」

今回のアワードの会場は、京都市役所の目の前にある共創施設「QUESTION」でした。京都信用金庫さんが運営するこの施設のことは前から知ってはいましたが、訪問するのは今回が初。その点でも今回の京都訪問を楽しみにしていました。

「QUESTION」は、元々京都信用金庫さんの河原町支店(及び関連会社)でしたが、老朽化に伴う建て替えを機に、地域との共創を目的とする複合施設とし、京都信用金庫さんが運営をされています。
1Fはカフェ&バー、2・3Fはコワーキングスペース、4・7Fは主にイベントスペース、5FはStudents Lab(学生のための場所)、6Fは京都信用金庫(河原町支店)、8Fはコミュニティキッチン(飲食トライアル等)という複合施設になっており、起業・創業や地域産業の活性化に注力し、コンセプトを「コミュニティバンク」とされている京都信用金庫さんの象徴的な事業と言えます。
コンシェルジュアワード修了後に、QUESTIONの施設紹介&見学もしっかりとさせていただきました。案内していただいたのは、コミュニティマネージャーをされている京都信用金庫さんのプロパー職員さんです。お話を伺うと、QUESTIONのコミュニティマネージャーとしてプロパー職員が11名も従事されているとのこと。地域との共創に京都信用金庫さんがどれほど力を入れられているかが窺い知ることができます。案内いただいた職員さんからも仕事に対する「ワクワク」が溢れており、同じ金融機関職員としてとても刺激を受けました。

京都信用金庫さんの振り切り力、すごい

京都信用金庫さんといえば、社内ベンチャー事業から生まれた「京信人材バンク」が有名です。僕より10歳若く「京信人材バンク」の共同代表を務められている新田廉さんとはコロナ禍から複業事業等で知り合いだったのですが、失礼ながらも京都に着いてアワードの最中に連絡させていただいたところ、翌朝「少し会ってお話ししましょう!」と嬉しい返信が!
短時間でしたが色々とお話しができ、大変に有意義な時間となりました。

窓口業務は12時まで、「課題解決型店舗」を40店舗に

新田さんとの主なお話しは2つ。
1つはやはり金融機関に関する話題です。最近のお互いの業務やこれまで取り組んできたことなど情報交換をさせてもらいましたが、その中でも最大の驚きは、京都信用金庫さんでは「1日の半分以上をまちづくりや地域の課題解決に充てる”課題解決特化型店舗”」の運営が始まっており、今後は全店舗の約半数となる40店舗に拡大をしていく方針とのこと。店舗での窓口業務はアプリなどデジタル推進を強化し、営業時間をAM9時〜12時までの3時間に限定。残りの時間は、地域ごとの課題解決をミッションとなります。
多くの金融機関では、デジタル化とセットで「ブランチ in ブランチ」と呼ばれる拠点集約化を通じた経営効率を高める施策が一般的ですが、デジタル化を推進しながらも店舗は減らさず課題解決に注力し、地域の経済を維持向上させるという、まさに「コミュニティバンク」を地でいく経営判断に驚きました。

もう1つの話題は、まちづくりに関すること。
僕の鳥取でのまちづくりの悩みを聞いてもらいながら、新田さん自身も京都で金融機関の仕事とは別にプロボノでまちづくり事業に関与されているとのこと。急遽その現場をご案内いただくなど、短時間ながらも濃密な京都訪問となりました。
新田さんに壁打ちしてもらい、僕自身のまちづくり会社や金融機関職員のミッションも明確になってきたな〜と感じています。
色々な刺激を受けて、今日からまた「まちづくり」も「銀行業」も頑張っていこうと思える2日間を過ごすことができました。
ありがとう、新田さん!!

京信人材バンクの新田さん、本当にありがとうございました!


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