好きな飲み物の話
私の身体の水分はコーヒーとお酒で占められているのでは?と本気で思う。
もちろん水や麦茶も飲むけれど、身体が欲している!と思って飲むのはコーヒーとお酒。
思えばこの飲み物、母が好きな飲み物だ。
長女な私は母の影響を太陽の光のように浴びまくって育った。
好みが近い。(決して同じではない。服に於いては貴女の趣味はよく分からないと言われる。)
今は離れて住んでいるけれど、たまに会うとコーヒーとお酒を一緒に飲む。
コーヒーは一日に数回。
お酒は夜。
私が明るいうちから飲もうと言うと、母はちょっと笑ってだいたい断る。そこは私と違ってきちんとしている。
そんな母と私の共通のお気に入りがある。
①スープストックトウキョウのアイスコーヒー
2人でよく横浜に買い物に出かけた。母の少しあらたまった場に着ていく服や、着物、ちょっといいアクセサリー(2人ともパール好き)を買う、もしくは見る時にたまに寄った。
濃くて冷たく、後味まで私たち好みのコーヒーで、たくさん歩いて疲れている私たちはそれをゆっくり飲んだ。(スープは決まって2人でオマール海老のビスクを頼む。)
②サイゼリアの赤ワイン
めちゃくちゃお腹が空いたとき、2人でよく近所のサイゼリアに行った。そしてメニューを見て片っ端から頼むのだ。
そこで必ず頼むのが赤ワインだ。味はかなり本格的。当時グラスで100円。
でも一杯で満ち足りる訳はなく、いつからか私たちはデキャンタで頼むようになった。
そしてたっぷり2回おかわりを頼んでいる。
(その間食べるのはだいたい小エビのサラダ、ピリ辛のチキン、ミラノ風ドリア。)
③家で飲む色々
離れて暮らす弟夫婦や妹夫婦と母と集まる盆と正月はなんとなくお酒を持ち寄ることになっている。
母は調理師免許を持っているので、昔から料理を手際よく作ってくれる。
乾杯はビール、途中から赤ワイン、白ワイン、日本酒、果実酒を料理に合わせて各々変える。
母も弟も妹もお酒が強い。
母は日本酒をごくごく飲む。
それを見て私も日本酒をごくごく飲むようになった。
夫に水を飲んでいるようだと言われてしまったので、舌の上で転がし、優雅に少しずつ飲もうとチャレンジしたけれど無理だった。
母から影響を受けたものはたくさんあるけれど、飲めないお酒もある。
ウイスキーとブランデーだ。
母が初めて飲んだお酒はコークハイだったらしい。
神戸でデートして、ピザを食べ、その時飲んだと言っていた。
そんな素敵な思い出は私にあるはずもなく、ウイスキーもブランデーもあまり関わることなく生きてきてしまった。
(コークハイは飲んだが、すぐ酔っ払ってコンビニでアイスを買い、それを抱いたまま寝てしまうという失態をおかした。それ以来、コーラを足しながらちびちび飲んでいる。)
母はいい歳してコークハイをちびちび飲む娘を見て笑い飛ばすだろう。
(母はロックで飲むのが好きらしい)
さて、実家に常にあるウイスキーとブランデー、次母と会う時に飲んでみようかな。
楽しみだ。