頭文字B「破:人生パンチライン」 『うっかり迂闊な大御所億万長者』・・・昇竜
世界的な億万長者や財界の成功者と呼ばれる人達が掲載されるアメリカの経済紙『フォーブス』。このフォーブスにある時、衝撃的な見出しが踊った。
『音楽業界史上最高額の契約成立!』
その時に2人の史上最高なドヤ顔も同時に掲載された。その内1人はジミー・アイオヴィン。現時点で世界最高の音楽流通会社『インタースコープ』のCEOであり、レコーディングエンジニアからこの世界に入った筋金入りの音楽業界人。
もう1人は今回のこのコラムの主人公、アンドレ・ヤング。
またの名をドクター・ドレその人である。
見た目だけで言えばフォーブスよりも週刊実話、もしくは実話ナックルズの方がしっくり来るこの二人が如何に音楽史上最高額の契約成立させたのか?
それまでの軌跡を追ったNetflix制作のドキュメンタリードラマ、『ディファイアント・ワンズ』を観た。そこで筆者が目にしたモノは今や世界一の天才プロデューサーと言われ、触るモノ全てをプラチナに変えるとまで呼ばれたドクター・ドレと言う人物のあまりにも迂闊な行動の数々だった。
作品冒頭、誰かが手持ちのスマホで撮ったと思われる動画が映され、その中で俳優で歌手のタイリースとドクター・ドレが酒瓶を片手に怪気炎を上げながらこう言い放つ。
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